diary

六月

あれよあれよという間に、あっという間に六月になってしまいました。

本当は、息子が一歳になる二月頃からちゃんと更新して行こうと思っていたのに、

それくらいから立って歩き出して、一気に大変さが数倍に!

 

家事をするので精一杯。

赤ん坊が昼寝している間くらいしか描く時間は取れないし、

起きたら画材は荒らすし、絵の具は乾いちゃうし、紙をぐしゃぐしゃにされないか

いつもヒヤヒヤ。

 

保育園にも入れない限り、やはり描けないかあ、と思っていたけど、

数日前にポストカードサイズの紙にペンで描いたら、

短時間でパッと描ける!

これだ、と思いました。

 

これなら描けそうなので、

しばらく続けたいと思います。

 

絵の具にはいつ戻れるか...。

 

 

 

 

 

柳美里さん「まちあわせ」

柳美里さんの「まちあわせ」という文庫本の表紙を描かせて頂きました。
新刊ではなく2012年に発行されたハードカバーの文庫化なので、
新刊コーナーには置かれていませんが、
河出書房コーナーにあります。
同時期に発売された文庫本の中で、
全ての本屋さんが、全部表紙を見えるように置いて下さっているわけではないので
あえてこの本を背表紙でなく表紙をバーンと見えるように
置いてくださってる本屋さんに出くわすと、ちょっと嬉しくなります。
主人公は、自殺志願者をネットで募る女子高生。
読んでいたら、女子高生の頃の風景をちょっと思い出しました。
私はこの本の主人公のような「いわゆる今時の女子高生!」
という人間ではありませんでしたが、(とにかく型にはまるのが嫌だったので)
この世代特有の「なんかもう全部どうにでもなってしまえ」
という気持ちは良くわかります。
この話の続きが気になるところ。
主人公のもねちゃんには、
家族も友人も、全部信頼できない、もう駄目だ、と思ったら
自分が好きだと思う世界に没頭して欲しいな。
自殺仲間を募集するくらいなら。
表紙案は、一度ボツをくらって必死で描き直した9枚の中から
ある意味偶然紛れ込んでしまった「目がないクマ」が採用されてしまい
あえてというよりは「あっそれになってしまったのね!」という気持ちも
無くはないのですが、
まあ前回のツンドラモンスーンよりは自分色が出せているかな、と思います。

 

 

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新年あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

2017年になりました。
ずーっと思うように更新できませんでしたが、
やっと子育ても多少慣れて来たし、
今年は頑張りたいと思います!
昨年末に「あれをしよう、これをしよう」といろいろ考えました。
いつ計画ばかり先走ってしまうのですが、
少しずつでも、形にして行ければ良いな。
今年も一年、どうぞよろしくお願い致します。
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六本木ヒルズキッズガイド

六本木ヒルズのキッズガイドの表紙と中の絵を描きました。

LINEスタンプにもいるうさぎとクマです。

 

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生後三ヶ月

出産して、丁度三ヶ月が経ちました。

三ヶ月とは思えない...

もっと長い時間が経ったように思います。

 

 

今日は久しぶりに自転車に乗りました。

妊娠してから一度も乗らなかったので、

約一年ぶり...。

先週久々に車体を磨いたものの、

今日いざ乗ろうとしたら、タイヤの空気がスカスカ。

完全にぺっちゃんこ。

 

自転車屋さんで空気を入れようとしたら、

日曜は営業してなかった!ショック。

乗れないからそこまで押して歩いたのに...

 

自転車屋さんの隣りが交番だったので、

ダメ元でおまわりさんに相談してみる。

交番の空気入れを貸してくれようとしたけど、

ちょっと特殊な自転車だから普通の空気入れじゃ入れられないんだ...。

 

結局、隣駅の自転車屋さんまで行くしかないなと押して歩いていたら、

なんだか怪しげなバイク屋さんの前をたまたま通りがかった。

店の前ではマリファナでも吸ってそうな両腕にがっつり入れ墨が入ったお兄さん達が

ベンチでぼーっとしている。

 

普段なら通り過ぎると思うけど、

かれこれ20〜30分自転車押して歩いてたのと、

隣駅の自転車屋さんまであと20分以上はあるなという徒労感から、

藁にもすがりたい気持ちで、その人達に

「まさか空気入れ持ってないですよね...」と話しかけてしまった。

 

一件店員なんだか客なんだか分からなかったけど、

どうやら店主と友達か常連客みたいで、

「うーん、あると思うけど店主不在なんだよね〜」

と言っていたけど、奥にいたロン毛のお兄さんが

「あ、俺持ってるよ」といって鞄からごそごそモバイルの

空気入れ(特殊な自転車対応)を出して、尚かつ手動で入れてくれた。

 

ハーレーにでも乗ってそうな人達だったけど、

とても良い人達だったなあ〜

 

 

産みました。

あえてエイプリルフールに更新。

2月8日に男の子を産みました。

十時間半かかりました。

 

姉妹の中で最も子供など産みそうになかった私、

そもそも結婚しそうにないし、

するとしてもアイルランド人とかと結婚するんじゃないか、

と予想されていた私が普通に結婚して普通に赤ちゃん産んでいるから

人生は何が起こるかわからない。

 

あと一週間で二ヶ月です。

いろいろ、そりゃもういろいろあったけど、

なんとかだいぶ慣れて来ました。

 

産んだ日から今日まで、

ひたすら家族や親族にお世話になりました。

おかげでなんとか生きています。

 

とかなんとか言いながら産後三週間目で仕事で絵を描いてました。

結構根性あるよなあ、と思う。

 

二ヶ月近く、いろいろありすぎてとても要約できないなあ、と思う。

毎日、書き残しておきたいなあとは思っていたけど、

親に「産後はとにかく何も読むな、書くな、昔からそう言われているんだ」

と言われた私は、素直にそれを守っていたのでした。

 

頭の中にしか残っていない...

残念...

 

 

何か書くとしたら、なんだろう。

 

赤ちゃんは、いつも手に謎の綿埃を握りしめています。

見ようとするとぎゅーっと握って見せてくれないので、

眠そうな時とかリラックスしてる時にこっそり手を広げてそれを見ます。

 

それが私の日課。

 

妊婦は虫歯になりやすいらしく、

ばっちり虫歯になってしまった私は、

今近所の歯医者さんに通っています。

 

そこの受付のおばあちゃんが強烈で面白い。

初めて行った日から彼女の人生の話をしてくれる、

大変くだけた、人懐っこいおばあちゃんです。

 

そのおばあちゃんが

「赤ちゃんにとっては、あの綿埃は大事な大事なものなのよねえ」と

数日前言っておりました。

 

その大事な大事な綿埃、

そういうのを見るのが本当に楽しい。

 

火事

 

家の近所で家事があった。
夕方、用事で外に出たら、
近くの道路に「回送」と表示の出た無人のバスが数台、連なっている。
その先には、車道に斜めに停めたパトカー数台。
そしてその先には、大量の消防車が停まっている。
路上に人はそんなにいるわけではないが、
歩いている人、自分のように立ち止まって先を見ている人
まるで悪夢のような、完全に異質な光景。
妙に静かなのがまた怖い。
この先で何があったんだろう…
見てはいけないようなものがあるのだろうか、とビクビクする。
誰かに事情を聞きたいが、
ミーハー根性丸出しなのもなあ…と思い気が引ける。
でも、路上の人々は、それぞれあるマンションの上階を見ているようだ、と気付き
自分もそちらを見上げる。
ある一室に照明が当てられている。
あの部屋で何かがあったのだろう。
皆写メを撮っている。
数ヶ月前に、母が電話で
「妊婦が家事を見ると、子供にほくろが増えるっていう話があるわよねえ」と
言っていたのを思い出した。
またいつものスピリチュアルな話か…と思ったら、
日本以外の国でも伝わっている、そこそこ有名な話らしい。
まあ、科学的根拠はないので迷信だけど、おそらくそういった光景を見る事によって
妊婦がショックを受けるのがよくないから、そういう話が昔からあるのではないか、という事らしい。
そうだ、クリーニング済みの服を受け取りに出たんだった、と思い出して
クリーニング屋に入る。
前のお客さんと、お店の人がこの件に関して話していたので、
並びながら聞いていると、
おそらく無人だったマンションの一室から火の手が出ているのに
誰かが気付いて通報したらしい。
というのも、中に人がいるのであれば
もっと火が小さいうちに気付いただろうけど、
ベランダから火がボーボーと燃え上がるまで大きくなってしまってから
発見されたから、随分派手に燃えてはいたそうだ。
まあ、一時間程前の出来事で、すっかり消火作業は終わっているらしい。
そんな事が起こっていたとは気付かなかったなあ。
それにしても、路上を埋め尽くすパトカーや消防車、立ち入り禁止の黄色いテープは、普段そうそう見るものじゃないから、ドキドキした。

植物育成

 

完全にド素人だけど、
半年前からいくつか植物を育て始めた。
じわじわとつぼみから花が咲くのを見ると、楽しい。
(ミニ薔薇は、年間何度も花が咲くのを初めて知った。
アジアンタムは育てるの難しくて枯れてしまい、
アイビーは謎の虫が葉っぱを全部食べてしまった。
しかし根性がある感心なアイビーは回復しつつある。)
近所のスーパーに併設している小さなグリーンショップに、
そのアイビーの事を相談に行ったら、
そこの店員のおばあちゃんが懇切丁寧にいろいろ教えて下さり、
今では私はすっかりその人を信頼している。
たいして高額な物を買うわけでなしに、
「これとこれは家にあるもので代用できるから買わなくていいよ」と
無駄にいろいろ押し付けない。
そして若干昨年亡くなったうちのおばあちゃんに雰囲気が似ている。
もう一個何かを育てたいけど、
どれがオススメですか?と尋ねたら、
「これなんかどうかしら」と、小さい花がポツンと一個だけついた
バコパという地味な植物をおばあちゃんは差し出した。
ものすごく地味だけど、
このおばあちゃんが進めるなら、と即それにした。
さすが、これが良く花が咲く。
しょっちゅう咲いて、毎回30〜50個くらい花開いてる。
最近不思議なのは、
白かったミニ薔薇が赤くなって来た事。
そういう事ってあるんだなあ、と調べたら
環境や肥料が微妙に変わるとそういうこともあるらしい。
たしかにこの間肥料を与えてみたのだった。
なるほど。そういうものなんだ。

年賀状

 

多分これまでの人生で、年賀状を出さなかった年がない。
(は!気付いてしまった...去年おばあちゃん亡くなったから本当は出さないでいるべき年だったんだ!!
おじいちゃんが亡くなった年も親に「別に出していいよ」と言われて出した気がする…。)
それくらい年賀状の文化は私に染み付いている。
物心ついてから、33歳になるまでということは、多分干支2周分は書いてきたのだな。
結構どんな物を描いて来たか覚えてる。
クリスマスが終わったら、さあ後は大掃除と年賀状、という感じ。
紅白見るより蕎麦食べるより、
年賀状を出してこそ、年を越した、って感じがするのかも。
でも、すっかりこの文化は廃れてしまっているなあとひしひし感じる。
周りの人も、出さない人が増えて来た。
自分も周りも年を取ってきたなあと思うけど、
家族の年賀状、というものが大半を占めて来たなあ、と思う。
これは未婚の友達など思う所あるみたいで、
純粋に「年賀状=お正月のオリジナルお祝いカード」として楽しんでいた時代とは
意味が違って来てしまった。
私はまあ、子供の頃から絵を描いたりが好きで
そういう友達も多かったから、
いろんな画風の友達から、趣向を凝らした年賀状を貰えるのが楽しみだったけど、
だんだん皆、描かない、作らない、になって
家族の安否や今年何をしたかを知らせるカードになって来たな、
と思う。
まあそれは年賀状の本来あるべき姿なのかも。
帰ってくるのは、だいたい自分が出した数の半分くらい。
半分ってのは少なすぎると思うので、
多分自分自身が「出さない人に出しすぎる」のだろうなあ。
返事が来そうな人に出したら打率が半分ってことにはならないのだろうけど。
筆無精な友達が多すぎるのだろうか。
私は楽しい文化だと思うから、廃れずにいて欲しいんだけどなあ。

 

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カレンダー

 

以前はあまり興味のなかったカレンダーだが、
二年くらい前から
「よくよく考えたら一年壁にかけて時々見るのだから、
手帳のように、そこそこ気に入ったデザインのものを選ぼう」と思うようになった。
D-brosのカレンダーが毎年ぐっとくるデザインが多くて悩む。
結局おととしに"12ヶ月全ての紙と印刷が違ってズレてる"というめくれるカレンダーと去年は"本体はシンプルだがシールがカラフルで大きい"、というカレンダーにした。
今年もD-brosのどれかにしようかなあと思っていたけど、
年末に本屋さんで見かけたカレンダーがどうしても気になる。
メアリー・ブレアみたいな絵。
ちょっと惜しいなあと思って、すぐには買わなかったけど、
やっぱりその手書きの不思議の国のアリスのイラストのカレンダーが
実用性は低そうだが気になる。
そういう感覚は大事にした方が良いと思い、決意して買いに行くも、
そのカレンダーを売ってるイベントは終了したそうで、
本屋は味もそっけもない対応。
まあそのRIFLE PAPERというアメリカの紙雑貨を取り扱ってるメーカー名を教えてくれたので、
それをたよりに検索して、普段あんまりネットで買い物しないけど、ネットで購入。
(慣れると簡単だなあと、他の物もいくつか買う。
でもやっぱりなんとなくネットでの買い物はあんまり好きになれないのだけど。)
去年は海外の日めくりカレンダーも使ってみたのだった。
("FLOW"という雑誌のone-quote-a-dayというもの。
今年のデザインも見たいな〜と思って調べたが、海外の通販サイトでしか取り扱っておらず、手に入れるのが難しそう...)
毎日めくるのは忘れちゃうので、数日分一気に破ることもしばしばだったけど、
毎日テイストの違うカラフルな絵が見れて、楽しい。
毎ページ可愛くて捨てられないので、小さい封筒にしたり、メモとして使った。
この間買った手帳もそうだけど、
全てのページが統一されてなくて、むしろバラバラなデザインが好きなんだなあ、と気付いた。
ラーメンばっかり食べると飽きるから、
ビュッフェみたいにいろんなのをちょっとずつ食べれるのが楽しい、とか
いろんな色の花が入ってる方が、ブーケは華やかで好き、みたいな感じ。
統一されたものも、それはそれで美しいけど、
変化が無くてちょっと退屈。

三日

三日。
正月の夜に旦那が「一富士二鷹三ナスビ〜」と二回も寝る前の私に呪文を唱えていたのに、
全然夢を見なくて、今朝初めて記憶に残ったのが怖い怖い悪夢。
気味の悪い建物からなかなか出られないという夢だった。
私は、洋風に怖い建物は「可愛い〜❤」と思うけど、
和風におどろおどろしい感じは駄目。本当に怖い。
まあ、意味は考えない事にする。
三社参りってあんまり西日本以外ではポピュラーじゃないらしい、
というのを今年初めて知ったけど、
正月は三が日で三つの神社に行くものだと思ってた。
一社目がうちから徒歩2分の神社、
二社目が川崎大師、
三社目は安産祈願の水天宮に行こうと思っていたが、
駅まで歩いたら、なんかもう腹から生き物が内側から食い破って出て来そうだったので、諦めて全てを旦那に託し、私は本屋や雑貨屋でいくつか買い物だけして帰る事にする。
片付けの魔法の本、一巻は立ち読みでざっと読んで済ましたが、
何故か二巻を買う。(必ず一巻から読んでね、とわざわざ書かれているが、一巻は二巻から推測できそうだな…と思ったので)
これを読んで、捨てる時に躊躇したらこう思おう!と言う部分とたたみ方、しまい方、の部分を活用しようと思う。
なんかエッセイ読みたいな〜と思って探したら銀色夏生さんの新しいのが出ていたので買う。
小説好きな人と、エッセイ好きな人の違いってなんだろう?
森博嗣さんの”ツンドラモンスーン”にも、
「自分は小説はほとんど読まないが、小説の方が売れるから書いている。
基本的には自分が読むのはノンフィクションのみ」と書いていた。
気持ちわかる。
だってノンフィクションの方が面白くないか…?
と思うけど、根本的に違うんだろうな、面白いと思うものが。
まあノンフィクションばかり読むのが続くと、
フィクションも読みたくなるので、
甘いものばかり食べてたら辛いもの食べたい、みたいなそんな感じ。
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二日

二日。

二日の初売りは、思いのほか空いていて助かったけど、
さすが臨月、だんだん腹が張って来て、きつい。
八ヶ月目は呑気に構えて動き回っていたたけど、
九ヶ月目はこれはきついな、と余裕じゃなくなって来た。
買おうか迷っていたPLAZAのド派手な手帳と、
折り畳み傘二本セットだけ買って
時折立ち止まり、腹を支えながら帰って来た。
うーん腹が破れそう。
ちなみに折り畳み傘の二本セットは
隣りで買おうとしてた子が母親に
「傘二本なんてどうすんのよ」と正しく突っ込まれていたけど、
良く失くす人からしたら傘は消耗品なんだよ…と思った。
二本買ったら普通五千円くらいしちゃうけど1500円なんてお得。
有り難いセットです。
家に帰ってスターウォーズのエピソード6を見ながら寝る。
この間エピソード7を映画館で見て、それは面白かった。
しかし人物の相関関係を何度聞いても頭に入らないところから察するに、
あまり興味を持っていないのだな、自分...。
でも雰囲気に圧倒されたのか、とにかくエピソード7は面白かった。
ファンでもないのに3Dしか空席が無かったから、
ズレる眼鏡を抑えながら立体で見た。
鼻が高い人はいいなあ。
帰りがけになんか食べたいかと旦那に聞いたら「ペヤング」だそうで、
私も何故かペヤング食べたかったからコンビニで二個買って帰ったけども、
正月の二日目からペヤングて…
まあいいか。

 

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ツンドラモンスーン

 

10月27日、病院の帰りに銀座の資生堂ギャラリーで展示を見て帰ろうと思って立ち寄ったら、
ギャラリーの目前で誰かから電話。
iPhoneがリュックの底に入っており、すぐに出れなくて、
誰だろうな〜と思いつつ、がさごそとまさぐる。
パッと出たら鈴木成一さんだった。
え??と自体が良く飲み込めない。
「森博嗣さんの文庫本の表紙に絵を借りても良いか」と言っているようなので
「はい、喜んで!」と、慌てながらもとにかく言っておいた。
ノートに言われた事をそのまま路上でメモする。
「原画があるなら送って下さい」と言われ、
「家帰って探してみます」と言って、電話を切る。
全ての絵をきちんと整理しているわけではない私は、
さっさと家に帰って絵を探したいのはやまやまだが、
せっかくたどり着いた資生堂ギャラリーの展示も
たしか「五感に訴えるデザイン」だったか、面白そうな分野の展示だったので
「まあまあ落ち着いて、ここは展示もちゃんと見よう」と自分を落ち着ける。
でもまあ落ち着いて展示が見れるわけもなく、
情報が目には入ってくるが、全然心の中はパニックだった。
結局十分かそこらで諦めて帰る事にする。
家に着いて、すごい勢いでその大分前に書いたパンダやクマの絵を探す。
なんとか出て来た。捨ててなくて良かった。
「ありました!」と事務所に電話するが、
「鈴木はもう帰りました」と言われる。
六時半くらいだったが、定時早いんだな…明日朝一で電話しなきゃと焦る。
朝、電話したら本人に電話つないで貰えて、
「家どこ?バイク便出そうか?」と聞かれる。
最寄り駅名を告げると、「うーん結構遠いなあ、じゃ速達で送ってもらえる?」と言われて、
「じゃあ今から事務所に持って行きます」と告げる。
ばばば〜と準備して、代官山に向かう。
とても良い天気。
意外と地図が読める私だが、
迷ってしまい、どうにもこうにもならなそうなので、
諦めて「迷いました」と電話して、正しいルートを教えてもらう。
なんとかたどり着いた。
渡すのはほんの数分で済んだ。
「あ、こんな小さいしバラバラなんだね。
そしてこれは何の生き物なの?」
「なんでしょう…うさぎの鳥でしょうかね?」
質問返し。
まあ、無事渡せて良かった。
そこから12月15日に実際発売されるまで、
私はあんまり本気にしないようにしていた。
実際発売に至らないケースなんて星の数ほどあるんだろうな、
夢を見させてくれただけでありがとうございます…みたいな感謝の気持ちで諦めて過ごす。
途中、11月に事務所から一度電話があった。
「名前の表記は、漢字にしますか?それともローマ字がいいですか?」
「じゃあ漢字でお願いします。」
それでもまあ本気にしない…というか
心はいつも駄目な場合に備えていた。
本当結構ネガティブなんだよねえ。
で、いよいよ講談社の人からメールが来たり、見本が届いたり、
「これは本当にちゃんと発売になるのかもしれんな...」と思っていたら
12月15日に旦那が忘れ物をして品川までその忘れ物を届けに行った時、
帰りに本屋に立ち寄った時に新刊コーナーを見たら現物が!
ツンドラモンスーンが売ってた!
あわわわ…マジか。
という、本気にしない二ヶ月でした。
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元旦

あけましておめでとうございます。

なかなか更新できないまま、ついに2015年が終わって、
2016年になってしまいました。
すみません。
理由はいくつかあるのですが、
一番大きな理由は今妊婦である事です。
今妊娠九ヶ月目です。
あと一ヶ月で母になる予定です。
大学生の時に読んだ吉本隆明の本の中の一文に
「女の人は出産前一年と産んでからの一年は、何もしない方が良い」というのを読んで、
当時、ふーん、そうなんだあとなんとなく記憶に留めていました。
要するに母親の精神状態が子供に反映されるそうで。
何もしない方が良い、だったかなんだか、
その辺りはどういう風に書かれていたのか忘れてしまったけど、
まあ落ち着いて過ごす事が子供の為に大事、といった内容だったと思います。
七月頃妊娠が判明して、
「そうかあ、じゃあなるべく何もするまい」と思い、
とにかく無理をしないように、
のんびりして過ごそう、と思い実行しました。
まあ実際つわりとか大変だったけど、毎日じゃないので
大分好きな事をして、アクティブっちゃアクティブに過ごしていました。
(そのうち一応書いておこうかなあとは思いますが… )
ほぼ何も記録しなかったのは、
今思えば勿体なかったかなあ、と思いつつも、
まあ、これでいいか、とも思います。
腹の中のどうも男の子であるらしい人間は、
今2キロくらいで毎日ぐりんぐりん腹の中を動き回っています。
それは例えると、
腹の中に生きた猫を移植手術したような感じとでもいうか。
その猫が、寝たり起きたりしながら、好きな時に動き回っている感じ。
まあ無理をしないぞ〜と思いつつも、
このホームページの事もちょくちょく思い出して、
やばいな、なんとかしなきゃ、と思ってました。(言い訳)
とにかく妊娠初期は世間一般的にあんまり人に話さないということも知らず、
(結構オープンな性格だから)
ペラペラ周りの人に喋っていたけど、
あんまり言わないのが普通だと教えられた時に、
そうなんだ、だったらいっそ全部書かないべきだなあとも思いまして。
やれるようになったらやろうと。
それが割と最近です。
話は変わるけど、
今日は元旦だと言う事で、
川崎大師に初詣に行きました。
一昨年、本厄だった時に一人で行って、
今年は妊婦で九州に帰らないから、
だったらまた見に行ってみようと思って行ったけど…、
多分もう二度と元日には行かない。
神社に入るまでに一時間も並ばされるなんて!
ディズニーランドかよ!というくらいの込み具合。
おみくじごときで10分以上は並ばないとひけない。
そしてまたおみくじの内容もネガティブ。
年末ちょっとラッキーな事があった旦那は、
多分ものすごい期待して引いたのだろう、
あからさまにズーンとしばらく凹んでいた。
私は、もう帰りに麩まんじゅう食べれればいいや…と思って
脳内ひたすら麩まんじゅうの事しか考えてなかった。
げっそりと帰って来て、
もう晩ご飯はお茶漬けでいいや…と、
私は本当に梅茶漬けのみ。
(旦那はステーキ重みたいなのを帰りに買って食べていた。そんなの無理。)
明日は明日で、
初売りに行ってみようと思います。
という具合にまあマタニティライフを楽しんでいます。
(どうでもいい情報だけど)
今日はもう遅いのでこの辺りにしておきます。
じわりじわりとまた絵など更新して行こうと思っています。
というわけで、
気長によろしくお願い致します。

シャルロット

全然関係ないけど、
ふっと思い出したから
シャルロットの話。

16歳の時、夏休みに二週間ニュージーランドの一軒家にホームステイしていた。
今思えば母子家庭だったのかな。

立派な一軒家だったけどお父さんいなくて、
詳細は特に知らされなかった。
(しかし一週間後、突如としてトンガから黒人のお父さんが帰国!
その夜突然、白人のホストマザーとともに何故か彼女の友人の日本人の家に行き
しばらく待ってるように言われた。複雑な事情があったのかもしれない。)

その家にはシャルロットという8歳の女の子がいた。

シャルロットは奈良美智の描く女の子ばりに
不機嫌そうな女の子で、普段からしかめっ面。
幼いながら眉間にしわが寄っていた。

何があった、シャルロット…。

ステイ先のお母さんが、私を彼女に紹介するときに
「シャルロットは真理子に会えるのを楽しみにしていたのよ」
と社交辞令を言われたが、彼女のその眉間のしわから
確実に楽しみにしていなかった様子が伺え、
私は彼女にひそかに共感し、彼女を気に入っていた。
(八歳でアジア人の来訪を心待ちにしないだろう。)

すごくよく覚えているのが、
夜、家でチョコミントアイスを一緒に食べていたら、
彼女がテーブルの上に器用にチョコだけ口から出して、
アイス部分だけ食べるのです。
そんで、その口からぺって出したチョコどうすんだろ…と思って見てたら
最後固めて、一つのチョコの固まりにしてから食べたのです。

あの光景、忘れられないな。

そんな彼女も今計算したら26歳か…
どんな大人になっているんだろう。
その習慣、今もやっていたら面白いんだけどなあ。

確実に私の事覚えていないだろうけど、
眉間にしわ寄せたシャルロットにもう一回会いたいなあ。

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切手

日本郵政で切手が作れるということで、
父の誕生日にオリジナル切手を作って見ました。

何がださいって、枠。
あえて雰囲気壊すために入れてるんだろうなあ。

枠とってください、日本郵政さん!
誰の差し金なんだろう、あれ。
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LINEスタンプ続報

この間急に承認がいくつか下りて
まだ未承認のものあるものの、
現在五種類発売中です。

こんな連チャンで出ると、
そうそう何度も何度も友達に広告するのも、
なんか無理矢理買わせるみたいで、
教えるのも申し訳なく、
もうもはや人に言ってないのもある。
(変に気をつかう…というかまあ普通か)


一応ここに説明とともに載っけておきます。

スタンプ名:monochrome bear&bunny
http://line.me/S/sticker/1053045

これは…色をつけなかった事を後悔しているスタンプ。
絵柄が子供っぽかったからちょっとシックにしたいと思ってモノクロにしたのですが…
言葉一切なしで感情表現をする、という課題にチャレンジしたスタンプ。

スタンプ名:bone sticker
http://line.me/S/sticker/1082844

これは割と使いやすいと評判。
敬語にしてみました。
LINEで使うスタンプ、という事を念頭に入れて作りました。

スタンプ名:namazu sticker
http://line.me/S/sticker/1059175

なんでなまずなんだろうね。
自分でも分かりません。
なんせ半年以上前に描いたスタンプだしね…。
当時はこういうテンションだったんだろう。
見る度に恥ずかしいし自分でツッコミを入れたくなる。
そんなスタンプです。

とまあ5種類でているのですが、
最初のやつが一番人気みたいです。
使いにくさはピカイチなんだけど、
他にない感じとカラフルさかな、売りなの。

というわけで、これの第二弾を企画中…。



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岡崎京子展

世田谷文学館で開催中の岡崎京子展を見に行って来ました。

大々的だし、見ておかなきゃ、と思って行ったのですが、
見ててはっと気付いてしまった…
「こういう世界、あんまり好きじゃないや…」
なんかやさぐれてる女の子の世界よく表現出来てると思うけど、
好きかと言われたら好きじゃないや…と。

学生の時読んではいたけど。
リアル過ぎ...なんだよね。
現実的すぎて、
現実の弱肉強食を描いてるから、
見てて気持ちいいものではなかったのです。

私はあんまり現実的すぎるものは好きじゃないんだなあ、と気付いた。
一方、リアルさに欠けてるとそれはそれでまた文句言うんだけど。
さじ加減が微妙だ。

なんだろ、例えるとブランド品?
ヴィトンとか、まあ高いんでしょうね、いいものなんでしょうねと客観的には思うけど、
好きかと言われたらそうでもないや…という感じというか。
持ちたがる人は多いのだろうけど、自分は積極的には持たないだろうなあという。

じゃあ興味ないもの見に行くなよって話なんだけど。

この日は岡崎京子の日にしよう、と前もってトークショーを予約しておいたので、
「そんな好きでもなかった…」とは思いつつ、
芦花公園から代官山に移動。

ちょうどトークショーが始まる時刻ギリギリくらいに着いた。
席がほぼ満席で、空席を探していたら一個空いていたので、
ストンと座ったら、なんと祖父江慎さんが隣りの隣りに座っていた。

なんせ、このトークショーははじめ、てっきり祖父江さんが喋るんだろうと思って予約したのだ。
そしたら、別に祖父江さんが喋るわけではなかった。
でもまあ電話しちゃったから、いいやこのまま予約しちゃえ、という勢いで
この場所にいるのであった。

わ〜…
ど、ど、どうしよう…
と変に焦るが、まあその後はトークショーに集中。

しかし、最初は予定にいなかったけど急遽投入された千秋あってこそのトークショーだった。
千秋は、本当ばりっばりの岡崎京子ファン。
あとの2人は…ぶっちゃけ読んでないんじゃないの?くらいのテンションというか…

しかし、トークショーの最初の方で千秋が
「今日ベレー帽被ってる人は、バリバリの岡崎京子ファンかもしれないから
タイトルとか間違えたらぶち切れるかもよ」とゲストの古市さんに話しかける。
特に何の意味もなく、普段からしょっちゅうベレー帽被ってる私…
内心(わあ〜誤解を招いている〜)とヒヤヒヤ。

こういっては何だけど、まあ割ととりとめのない感じのトークショーだったなあ。
自分がそんなファンじゃない事に気付いてしまったというのもあるけど。


「最後質問ある人!」という恒例行事…
だーれも手を挙げる気配がないので、
何か言わなくちゃ!!と内心かなり葛藤するも、
そんなファンでもない人間が意味ない質問しちゃいかん、
と変に心が抑制。

隣りにいた女の子が
「変な質問ですが岡崎さんは何を食べていたんでしょうか」と聞き
千秋が「いい質問!」と言っていたのは今回のトークショーの私的ハイライトだ。

そしてその後、私の後ろにいたお兄さんが威勢よく
「ハイ!」と手を挙げ「僕は岡崎京子の弟ですが!」と発言。
緊張した面持ちで脇汗びっしょりのオザケンTシャツを着てるのを
見たら「ええ!!」と何か変な声が出て真後ろだったしバッチリ目があった。
(すると「あ、はいそうなんです」と私に向かって返事。いい人だ…)

ラーメンズの片桐に似た感じの風貌で、
なんだかとても良い人そう…
意外な弟さんでありました。


出る時、祖父江さんに思い切って話しかけた。
「あの…祖父江さんのツイッター、いつも読んでます!すごいいい事書かれてて、励まされます」
「あ、そうなの〜ありがとう〜ベレー帽ですね」と言われた。

ああ〜ベレー帽だけどガチファンではないのですが〜...

でもまあそんな感じで終わったトークショーでありました。
千秋がオススメしてたblueblueblueという作品はいつか読もうと思う。


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路上にて

日曜日、買い物帰り、旦那との路上での会話

私:この道の先にさあ、ずらーっと猫の生首並んでたらどうする?
旦那:それはファンタジーだなあ!まあ、喋るよね。
私:!!首が?なんて?
旦那:やってられないにゃ〜、とか
私:(喋る猫の首を想像し、俄然興味が出てくる。)他には?
旦那:わしはもう随分慣れたもんじゃ、とか
私:ああ、老いも若きもいるんだね...
旦那:うん。そんで身体の方は太らないように歩き回ってる
私:身体もあるんだね。何でバラバラになったんだろう。
旦那:そりゃ効率よ。
私:わあ〜効率主義がこんなところにまで!ノルマとかあんのかな...

割と普段こういう会話が主です。
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恵比寿映像祭

恵比寿映像祭を見に行きました。

心に残ったのは
榊原澄人さんの作品です。

音楽とともに絵巻物が左にゆっくりスライドして行く。

ヒエロニムス・ボスの作品が
画面の中で動いてるようなシーンがあり、
じーっとじーっと見ていた。


帰ってご本人にメールしました。
すぐ返事返って来た。
今年の九月に東京で個展するそうで、
楽しみです。
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鈴木成一イラストレーション塾

終わって何週間か経つけど、
なんかすごさに未だにノックアウトされてる感じです。

すごい夢見た、って感じ。

一回目で掴みは良かった(?のだろうか…)
割と印象着いたみたいだったけど、
二回目、自分ぽくない作品にチャレンジして、
これが全くうまくいかず…

最後のチャンスで最後の授業!
もう、無意識でかなりプレッシャーだったのか、
その週の私は暗いのなんの…家事もろくに手につかない。

今日で終わるぞ!という最終日、
急にこざっぱりした気持ちになりました。
そこでプレッシャーに気付いた。

絵を前に出した時、
自分の絵はもっと後で講評されるぐらいに構えていたら、
鈴木さんが一番に私の絵の真ん前に来てじーっと見てる。
いきなりビシビシと絵に対する感想&質問攻めに合う。

ひいい〜
心の準備が何もできてなくて、なんか余裕のある返しが出来なかった。

ラケット持って隅っこでちょっと待ってようと思ったら、
ボールがガンガン自分のとこに投げられる感じですよ。

まあ、ある意味
「こいつ何描いてくるんだろう」と期待されていたのかもしれない。

そして結果はまあ、私の絵は作品の表紙には選ばれなかったのです。
でも、終わったことにほっとしたので、
まだ自分には向いていなかったと思う。

私はこれから方向性決めてどんどんやって行かなくちゃ。

最後、懇親会で今まで描いた他の絵を鈴木さんに見せたら
「君は作家向きだね」と言われました。
ネガティブに捉えると「頼まれると緊張していい線が出せない」
なのだろうけど
ポジティブに捉えると
「オリジナリティのある世界は持ってる」という事なのでしょう。

「空気読んだらダメ」とも言われました。
普段空気、ろくに読めないんだけどね。
読んじゃダメと言われたからにはもう一切読みませんよ、空気なんて。
KYと刺繍したお守り持ってあるこう、くらいの心意気だよ。

さて、どういう絵を描いていくべきか…
終わって今も悩むのですが、
とにかく書き続けるしかないのでしょうね。
鈴木さん曰く、黒っぽい絵が良いそうです。
黒いの描いて行こう。

聞くだけの授業は単純に楽しいけど、
自分の作品が計られる授業は、
なかなかに緊張しちゃうわ。


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一ヶ月経ってる!


気付けばもうトークショーから一ヶ月経っている!

一ヶ月、なんだか精神的に疲れ果てて書いていませんでした…
いろいろあったのよ(涙)

記憶で書いてみる。
その日は大忙しの一日でした。

午前中から、鈴木成一さんの授業、
終われば六本木でトークショーに出演、
南伸坊さん、急に代役で本当に大変だったと思います。

ぶっつけ本番だったのに、
さすがに慣れていて、
いい話をしてくれました。

大人だなあ…(-.-)

私はなんか、いてもいなくてもいい感じでしたわ…
(見ていた人に、私の微妙な焦りと必死さは伝わったようだ...)
自分が何言ったかはよく覚えてないけど、
終わったことはまあいいや。終わった終わった〜!

しんぼうさんは、これからはイラストはいろいろ独自に展開してかなきゃダメだよ、
というような事をおっしゃっていたように思う。思うというか、おっしゃってました!

極端な事言うと、you tube とかコミケとか、
なんか幅広くいろんなサービス?してかないと
これからの時代埋もれちゃうよって。

そうだよね〜
絵を描いてる人多いから。

今年は、雑貨とか漫画とか、
なんとかそういう方向性で自分の絵を加工して行こうかな、
とかそういう事考えています。

と思って描いてみたんだけど、
なんじゃこりゃ…ちょっと人に見せられない感じ。

自分的に納得が行ったら載せようかな…と…。
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こげ

うちで使ってる大中小の3サイズの鍋。
7年くらい前にIKEAで買って、
結構丈夫なもんだからずーっとそのまま使ってる。

昨日、この鍋を見て
「大分こげついてるなあ、そりゃ7年近く使ってるもんなあ」とふと思った。

こげを取るのって、重曹だっけなあ。
そういえば重曹、大分前に袋入りのを買ったけど、
イマイチうまく使えず放置だった…と思って、
掃除道具箱からひっぱりだした。

袋の説明を読むと、こげつきを取るには、
水に重曹を入れて、しばらく沸騰させると書いてあったので、
ふむふむと素直に従い、ぐつぐつ煮てみた。

しばらくして、それをスポンジでこすると…
わーみるみるこげが取れる!!
正直ここまでと思っていなかったので、びっくりした。衝撃。

これ、さらにスポンジじゃなくて劇落ち君にしてみたらどうなるのだ…と思って
試してみたら、もう感動するくらいピカピカになる。

すごいすごいといいながら、
一時間くらいひたすら
大きい鍋に中小の鍋を交互に放り込み、煮だして、
中も外も取手の部分もひたすら磨き続けた。

買った当初とまでは行かないが、
買ってから半年くらいの鍋に、若返った。

夜寝る前に、キッチンで生まれ変わった鍋をじっくりもう一度見て、
改めて感心。

感動ですよ、本当…
感動は身近なところにあります。
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五色の舟

今、マイブームの漫画!!
近藤ようこさんの、五色の舟。
メディア芸術祭で、漫画部門、大賞に輝いた力作。

もともと全然知らなかったけど、
会場に生原稿が4話分まで貼られていて、
食い入るように読んだ。

戦時中の見世物小屋の一行の一人の少年が、主人公。
未来を予言するという、”くだん”という生き物を、
そもそも実在するのかどうかわからないのに、
仲間にくわえようと一行は旅にでる。

現代にこんな漫画があるんだ…
放心状態になります。

早速ビレバンで入手!!
噛み締めるように読みたいが、
すごい勢いで読んでしまう。
ので、読み終わってすぐに連続で二回目を読む。

うーむ、深いなあ…
頭の中の宇宙が広がる感じだ…

ハマるとすぐこうなんだけど、
原作も買って来ました。(津原泰水著"11eleven"という短編集)

もともと津原泰水さんの短編を読んだ近藤ようこさんが、
是非漫画にしたい、というたっての希望で漫画化したらしく、
原作にほとんど手を加えず、そのままをイメージ化しているので、
小説だとさらに詳細知れるのかというと、そういうことはない。
むしろ漫画の方が詳しい。

漫画のクオリティが素晴らしい...。

うーん、くだん…
次元とかね、時間軸とか、そういうSFチックな話でもある。
最近ふとした時についつい"くだん"がいたら...と考えてしまいます。

それはどんな世界なんだろう。


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第一回授業を終えて

鈴木成一さんの装丁イラストレーション塾、
第一回の授業を受けて来ました。

前日はまるで遠足に行くみたいに、
諸々の準備をして寝ました。
でも緊張してなんだかうまく寝付けなかった…(豆腐メンタル...)
授業を受ける事自体が久しぶりでドキドキというか。

会場は下北沢の本屋さんB&B。
何か聞いたことある!と思ったら、
以前ネットで記事を読んだことがある
ビールを飲みながら店内をうろうろできる本屋さんでした。
(授業だからさすがに飲まなかったけど。)

いきなり目の前に鈴木成一さんいて
びっくりしたけど、素知らぬ感じで
授業は相変わらず真正面の最前列で受講。
(一度この場所に慣れると、端でなんて受けれなくなる。)

生徒は全部で28名だそうで、
当然そうだけど、知らない人ばかり。
男女比は女性が7割くらいかな。
年齢は、皆さん30代〜40代前後な感じでした。
絵描いてる人って本当に多いなあ!
でもまあ、絵に年齢関係ないしね。

ランダムに一人ずつ名前を呼ばれ(ひい〜)、
中央の大きなホワイトボードに
自分の課題作品を貼り出される。

どこまで書いていいのかわからないけど、
これから発売予定である課題原稿は3種類。
女性向け翻訳小説(エロいコメディ)、某女流作家のエッセイ(シリアスでストイック)、
哲学系自己啓発本(さらっと読みやすい自伝?)、と方向性が
みーんなバラバラ!かなり対極に位置してます。

この中から選んで、2種類か3種類のイラストを描きます。

それを鈴木成一さんが一つ一つ講評していく、という授業です。

ご本人がポートフォリオ見て選んだという28名の生徒だけど、
みんなすごい個性がバラバラで、
あえていろんな人を選んだんだな〜と思いました。

短い時間ながら、鈴木さんの回答が的確で、
ふむふむなるほど、とメモが進む。

絵を描いてると、どうしても絵と自分の距離が近くなりすぎて、
装画として求められてるものが見えなくなりがちだけど、
装丁家は、あえてそれを俯瞰して見てくれている感じです。

勉強になるわ〜

今回学んだのはこういう事です。

・単なる説明に終始しているのは、挿画であって装画ではない。
・タイトルと絵の間にちょっとズレがあるというか、ひっかかりを持たせて欲しい。
・↑これがありすぎるとそれはそれで違和感
・小説向き/エッセイ/自己啓発本・・・それぞれの雰囲気に合わせないといけない。
・リアルに描きすぎると、あら探ししたくなっちゃう
・装丁は、著者と読者をつなげる郵便屋さんのようなもの。(←うーん、名言!!)

今週末、第二回です。

どきどきわくわく。
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ノロウイルス

今月初め、ノロウイルスにかかりました。
加熱用の牡蠣を生で食べると、
二日後どんな恐ろしいことになるかを
身を以て体験しました。

いやー、加熱用って、本当に加熱用なんですね。。。。(-_-)
(いや、ついつい生で食べたのは数個で、加熱したんだけどなあ...足りなかったらしい。)

次の日はなんともなかったけど、
二日後の朝に、なんかおかしいな…と思っていたけど、気のせいかな〜と外出。


会社で顔色おかしい、と帰され
だんだん電車の中で気分悪くなり、
知らない駅のトイレで嘔吐。
ふらふらだからそのままタクシーで家に帰るも、
そっからの12時間...地獄を見ました。

いやー吐いた吐いた。死ぬかと思った。
水飲んでも瞬時に吐くとは。
胃袋の場所をひしひし実感。

加熱用の牡蠣は、ちゃんと加熱しましょう、と自戒を込めて。
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奈良美智+石川直樹展

昨年末から何故かワタリウム美術館行かなきゃな〜
と思っていて、何やってるんだろうなあ〜、

と低めのテンションでこないだやっと調べたら、

何と週末から奈良美智の展示が始まる、と書いててびっくり!!

テレパシー受信中だわあ、恐ろしい。

そして、本人が初日にスライドショーするんだって〜!!

しかしその数日後のチケット販売は既に終了、

だけども余ってれば売るかも、とホームページに書いてある。


慌てて、ワタリウムに電話。

まだあるらしい。

ぎゃあ〜明日買いに行かねば!!

急にアドレナリンが分泌されて、知恵熱が出る。
しばらく寝そべり脳の粗熱を取る。

次の日、ダッシュでチケットを買いに行く。

受け付けの女の子がなんとも塩すぎる対応だが、

なんとかチケットゲット!

ひひひ、これで日曜日久々の生奈良さんがみれる。ウキウキ。

日曜日、講演見て来ました。
相変わらず可愛い❤️❤️❤️

石川直樹さんのがはるかに若いけど、奈良さんのが数倍可愛い。
何故だろう?石川さんは年相応な感じだが、

奈良さんはあれは50の風格全然なくて、

多分いつまで経っても可愛いまんまなんだな、あの生き物。

我ながらなかなか良い席をゲットしたので
(前から3列目くらい)超近い!
5メートルくらい先で喋ってるわ〜


で、肝心の内容はですね、
石川直樹さんと奈良さんの二人のサハリン旅行記です。

羨ましい〜!

サハリンは、実は奈良さんのある意味ルーツらしい。
母方の祖父がサハリンの炭鉱で働いていたらしく、見に行ってみたかったと。

そして、アイヌ語やアイヌ民族も相当興味あるみたいで、

それがよく伝わってくる講演内容でした。
この言葉の意味はこうで‥ね、面白いでしょ?といちいち聴衆に確認する、

それこそが面白い奈良さん。

何で1人でなく二人で旅立ったかと言うと、

1人じゃ見えて来ない物が、2人だと見えそうだったんだと。
(奈良さんは割にボケ体質なので、若手の突っ込みがいると、空気がちょうど良いみたい。
特に石川さんみたいな、男子校っぽい性格の人が合うんだろうなあ。)

ちょっと後悔したのは、最後質問タイム!

質問ある人ここに3人並んで、と言われ、

これだ!と言う質問がパッと思いつかなかったので、

諦めて並ばなかったんだけど、

並んだ3人の質問が質問マニアの私からしたら何とも味気ないものだった‥
せっかくのチャンスを‥悔しい!

次回、もしこのような事があれば、たとえ思いついてなくてフライングになったとしても、並ぼう。
と固く心に誓った。

 (\_/)
(u_u)     from : marico
/___\

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MJ展無事終了

5日から始まった
MJ展が17日終わりました。
(※以前通ってた峰岸塾というイラストの学校の一年に一回の展示。
今回は初めての百人規模!六本木のギャラリーで開催しました。)

久々にいろんな人に会えて、楽しかった〜。

最終日はたくさんの卒業生や在学生が来ていて、
何人かとは話せたけど、
搬出だから自分も皆さんもバタバタしていて
話せなかった人も多くて残念。
またの機会だなあ。

今回はトークショーで一緒に出演することになった、
土居さんとばかり話してしまった。

その土居さんとは偶然がいくつか重なってびっくりしてます。

トークショーに出演する、
和田誠さんに選ばれた生徒三人が誰かは、
ギリギリまで先生は教えてくれなかったのだけど、
展示のちょっと前にメールの回覧で回って来てメンバーが判明。

私以外の2人は、シーゲルさんと、土居さん。

シーゲルさんは以前一緒にグループ展をしたことがある年上の男性。

土居さんって、どの方だったかなあ?と思ったら、
去年のMJ展で、桜の木がたくさん描かれた
丁寧な色鉛筆画がとても綺麗だったので、
初対面だけど唯一自分から話しかけた、同じ年頃の女性。

仕事がとても丁寧だから、てっきりもうたくさんお仕事されてるのだろうと思ったら、本人は気さくに「いやいや全然売り込み経験もないですよ!」とのこと。

驚いて、絶対もうガンガン仕事できますよ!と話していたのが去年。

昨年、私は自分なりに売り込み方法を考えて、
年賀状の本に載せてもらうことが出来た。
その話を去年彼女に話していたら、
一年ぶりに会った時、
「森永さんのアドバイス通りにやってみたら、私も年賀状の本に載りました!」
との事でした。

去年たまたま話しかけた唯一の相手と、
一年後に和田誠さんと同じステージで話す事になるなんてすごい偶然だなあ〜!

でも2人ともちょっと知ってる人でちょっと安心。

シーゲルさんは、シラフで人前で話すなんて出来ないから、
酒あおって行くわ〜との事でした(^^:;)。
アルコールの力を借りて話すのですね!

搬出後、土居さんにこの後の打ち上げどうするんですか?と聞いたら
旦那が待ってるから帰ります〜とのこと。
さらに帰る方向聞いたら、
なんと我が家の程近く!
隣り駅付近に住んでるそう。

超ご近所さんだったとは!
自転車で多分すぐ行ける距離。

すごい偶然だなあと思って、
打ち上げはやめて一緒に帰る事にした。

帰りの電車はものすごいローカルな話題で盛り上がる。

私はまだここに住んで二年未満だけど、
彼女は子供の頃から家族と一緒にずっと住んでる場所らしい。

私がよく言ってる場所も昔から知ってるそうで、
なんだか不思議な感じ〜。

以前彼女がバイトしてたという、うちの近所の飲食店の話が出て、
食べたくなったので、
電車で別れてから旦那を誘ってそこに食べに行きました。

ステーキ美味しかった(^u^)♪
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最近見た映画

ゴーン・ガールを見て来ました。

怖い・・・とにかく怖かった。
嫁の気の狂い具合が。

(若干ネタバレ注意!)

世に言う”幽霊より生きてる人間の方がよっぽど怖い”という
言葉のまんまだな、と思いました。

あれ、実話じゃないといいな…
調べてないけど、実話じゃないよね?
現実にあったら恐ろしすぎる。

なんかもう、壮大な夫婦喧嘩の映画だな、と思いました。
ちょっと頭に来たからって、あそこまで時間をかけ、
計画的にいろいろしてしまうだろうか…
と一緒に見た旦那に聞いたら、
そういう人案外いるんじゃないの、と結構冷静な回答。

あんな人間が頻繁にいたら、
罪の無い人が何人も死ぬので、
大変だからやめてくれ。


二日には父と継母と福岡で”ホビット”を見ました。

ロード・オブ・リング、そこまで好きじゃないし、
ほとんど興味はなかったが、
何故か父親が見たがっていたので…。

シリーズ物の連作の最終話だったらしいが、
途中のストーリー見てないのに、
いきなり最後見て、ちんぷんかんぷんでした。

一応最初の1とか2くらいまでは映画見てたから、
エルフのオーランド・ブルームとかはわかるけど、
主人公だったイライジャ・ウッドは何故いないのか...それさえわからない。
(多分スター・ウォーズ的に過去の話に遡ってたからっぽい)

ウケたのはエルフの身体能力。
崩れていく橋の上を走りながら戦うって…
ありえなさすぎて、そこだけ爆笑。

他にも大きな怪鳥に足をくわえられ、
逆さに宙づりなのに、
矢でその鳥の目を射るって…
真剣に見るシーンではなく、
笑いどころなのだろう、と解釈して一人ウケていた…

(ちなみに父はロードオブザリング全ての作品を見て来たらしく
真剣に見ているようだったが、継母も私と同じく途中がすっぽ抜けているから
ほとんど寝てたらしい。)


しかしそれより何より驚いたのは観客の少なさ。

北九州の小倉の付近に最近出来たという
映画館と温泉、ゲーセンが一体化した大きな娯楽施設で見たのだけど、
正月明けて二日目とはいえ、
我々以外に五人くらいしかいなかった。

ちゃんと数えてはないけど、
確実に十人以下だったと思う。

東京ではありえない光景だ…。
け、経営大丈夫かな...。
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すすす

やばい、新年から運を使い果たしております。


鈴木成一さんの"鈴木成一装丁イラストレーション塾 2015年東京"

の受講生の選考に受かってしまった!えらいこっちゃ!


誰でもお金払えば受けれる授業とは違い、

鈴木成一さんご本人が受講希望者から送られたポートフォリオ見て

そのおめがねにかなわない人は

バッサリ切り捨てると聞いていたので(思い込み?)

完全にダメ元でポートフォリオを持っていったのが

今週の月曜日...。


結果出るのはやいなあ!!


ま、まさか受かるとは...

あの鈴木成一さんですよ、装丁の生き神様ですよ。

一体今年自分の身に何が起こっているのか...。


宝くじ買いに行こうかな。

(というのは冗談ですが...いや、買っとくべきか?)



今だから書けるけど、

締め切りが13日だったのに、

12日に慌てて20ページ出力しました。


しかも昨年のHDDぶっ壊れ事件の為

(↑あれ、これもしかしてHPに載せてないかな...

HDDが壊れて音楽や絵のデータがぶっ飛んだのです。

業者に相談に行ったら7〜40万とふっかけられて諦めた。泣きそう。)

絵のデータがかなりなくなってしまい、

もうなんとかあるやつをかき集め...

それこそもうゴミ箱漁る勢いでかき集め...、

(しかもところどころはjpegの超画像荒いやつ。信じられない。)

一時間だ!一時間で全部作る!!と

猛然とした勢いで作った

へなちょこポートフォリオだったのです。


例えて言うなら、

冷蔵庫の中にあった残り物で作った、

オリジナルのチャーハンだったのです。


受講希望者は事前にきちんと準備し、

丁寧に下ごしらえした材料で

フルコースを作って召し上がって頂いたんだろうな...と

遠い目の私。


しかも、そのチャーハン的ポートフォリオをですね、

コンビニに持って行って郵送しようとしたら、

切手代金200円くらいかと思ってたら、

レジの人に

「これメール便無理なサイズだからゆうパックで600円以上だよ」

と言われ、えー予想外に高いじゃないか!と諦める変なとこドケチな私。


うーん、祝日だから郵便局やってないし...

祝日営業の郵便局探すか〜

神保町の郵便局がやってるな

ん、この送り先の住所自体神保町じゃん

うーん、いっそ直接持って行ってしまうか

神保町につきました

ふー良かった良かった、駅から割と近かった

ん、住所はこのビルの五階になっているが、どこから入るんだろう?

一階が佐川急便だったので、休憩中らしくスマホいじってた佐川男子に聞く。

佐川男子「あー入り口こっちじゃなくて裏です。

5階のインターホン鳴らして人が出なかったら、

一階のポストに入れるしかないですねえ。」

ピンポーン。

出ない。まあ祝日やしなあ...。

ポストが案外小さい。

佐川男子「折るしかないすね...」私「だね」

封筒ひん曲げる

ぐいぐい

ぐいぐいぐい

私「はみ出てるけど」佐川男子「大丈夫、多分誰も取りませんよ!」私「...だね」

任務完了


そんな舞台裏話でした。


おそらく祝日明けに事務所の方は

ポストからはみ出た切手無しの封筒見て

「昨日一体何が...」と思ったでしょうな。


なんか祝日に無理矢理ポストに入れたっぽい、

画像ところどころ超荒いの混じってるけど、

まあいいか、こいつにしちまえ。

多分そんなんで選ばれてしまったんじゃないかと...

そう予想しています。

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LINEスタンプ第二弾

LINEスタンプの第二弾が承認おりました。


http://line.me/S/sticker/1062318

シンプルなうさぎのスタンプ。

滲んだ感じにしてみました。


実はこっちが一番最初に作ったスタンプです。

(なので一部透過漏れあるし、データが微妙です...)


まあ、最初のはもともと描いてたイラストを

無理矢理スタンプにした感があったので、

感情表現があるこっちのがスタンプらしく、使いやすいと思います。


LINEを使ってない人が案外まだまだ多いけど、

使ってる人は是非見てみてください(^u^)


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LT shop

和田誠さんがトークショー目前にしてインフルエンザに!
結局来月の2/21 土曜日に延期になりました。

体調が心配です〜!
ゆっくり治して下さい、和田さん。

しかし昨日、そんな事になるとはつゆ知らず、
慌てて当日用の服を買いに行きました。

会社の人には派手な格好で行きなよ(笑)、と言われたけど、
派手な格好の割に絵が全然たいしたことない...って格好悪い(いつもそうですが)ので
地味な格好で行きます、と予告。

でも、どこでどんな服を買うかは、
迷わず一択でした。

去年からハマっている、リトアニアの雑貨屋さん、
"LT shop”の服だな…と。

バイト帰りに外苑前に向かいました。

オーナーさんに
こないだ買い逃した”MUKU”のワンピース買いに来ました〜!
明後日和田誠さんと話すことになったので、
その時に来ます!!と話したら、

オーナーさん:ええー!!
イラスト界の神様じゃないですか!!
っていうか自宅が和田誠さんの事務所の二件隣りなので、
お姿たまに拝見しますよ。

私:ええー!!
ご近所さんじゃないですか!!
でも分かってくれて嬉しいです!

などなど話が盛り上がり、
話しながらも数着試着する。

この間逃した服はもう売れてしまってなかったのだけど、
色違いのグレーのロングワンピースを買いました。

シンプルで、素朴!
いい買い物をしたなあ。

この間買ったクロアチアの襟巻きを巻いて行こう。
最近あの辺りのクラフトがブームだわ...。

オーナーさんに
これお祝いです、そんな大事な日の服を迷わず買いに来てくれて嬉しいです、
とリトアニアの板チョコをもらいました。
これ、高いのに。。。ラッキー♪塩キャラメル味。

オーナーさんと2人でペラペラ喋っていたけど、
実はお店にはもう一人、オーナーさんの友達らしき外人の女性が居た。

私がどれを買うか迷っていると、
オーナーさんがその外人さんに英語で
“ねえねえ、このお客さんが、明後日のトークイベントで来て行く服、
迷ってるんだけど、どっちがいいと思う?”
と聞くと、彼女が
”セパレートのタイプだと、下の組み合わせに迷うから、
ワンピースのが迷わず済むからいいんじゃない”と答えてくれた。

彼女は、
GIジェーンみたいな坊主頭でしかもその短い髪を一部青色に染めてる。

作家さんですか?と私が聞くと、

彼女、VIKAはフォトグラファーなんです。
クロアチア人で、作風は商業的というより、芸術寄りです。とのこと。

作品を見せてもらった。

か、かっこいい!!
モノクロで、風景の切り取り方が映画的。空気感!!

っていうか、
クロアチア人で青い坊主頭のフォトグラファーの高身長の女性って…
存在自体が全部格好良すぎだろう。

自分なんて丸顔のしがないジャポネ…対照的すぎるなあ。
多分ジャポネが迷ってる服なんてどうでも良かっただろうなあ〜

しかし、あの店は本当行く度に毎回必ず誰かがいて
不思議に話し込んでしまう。
小さなリトアニアのお店なんだけど。

また次はあれだな、という服が決まってしまった。
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ルンバ

実家の2階でシュシュシュシュ...と何やら音がするなあ、と思って見たら
ルンバが仕事をしていた。

おお、これが例のお掃除ロボットか...

うるせえなあ、可愛くないし。

と言うのが率直な第一印象だが、
カブトガニのようなその様相を傍から伺っていたら、
味も素っ気もない円盤状だが、
黙々と床の綿ぼこりを吸い込んで行く生真面目さに、
案外すぐ馴染めそうだ...と思った。

機械がだんだん生き物に見えてきて、
擬人化するタイプ。

根がネガティブなので、
すぐに壊れるところや捨てるところを想像してしまうが、
廃棄する時、多分泣けるね。ルンバの為に。


ナウシカが子供の頃、
王蟲の幼虫を腹に隠し持って、
大人がそれを離しなさい、と言うけど、
鸚鵡が殺されるの知ってるから、
ナウシカがやめて〜殺さないで!
って懇願するあのシーン、
あんな感じになりそう。

足が一杯でもぞもぞして気色悪いけど、
そこが可愛いよね、王蟲。

まあ身内に壊れたルンバ腹に隠されて、
廃棄しないで〜って言われても、
お前それ単なる機械だぞ、って言うけどね。


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おみくじ


皆様あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

一月一日にひいたおみくじにはこんな事がかかれていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第44番 末吉

もえ出ずる

若葉の色ぞ 美しき

花さき 実る

末も見えつつ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次第次第に運が開けて盛んになります
あまりに一足飛びにとんで事をしようとすると
あやまります

時を見て心ながくのぞみを達しなさい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なるほど、と感心。
と同時にどこかから神に見られているのでは?
と思う程、的確なおみくじで、びっくり。

2014年、たっぷり休養を取った私は、
2015年、既にやりたい事が満載!
でも、いきなり猛ダッシュするんじゃねえぞ、と
天は言っておられる。

急いては事をし損じる。

肝に銘じます。

わわわ


友達の車の助手席に座って移動していたら、
峰岸先生から電話があって(イラスト塾の先生です)

「君ねえ、今何してんの?」
「(どういう意味だろう?と空気読みながら)福岡に帰省してます〜」
まあちゃんと絵を描いてるのか、という探りを入れられているのだな、
そして最近ろくに描いてないぞ、ぎくぎく(-v-;;)、と思い
「元いたぬいぐるみ会社でちょこちょこバイトしながら、
こそこそ自力で自分のグッズつくって、来年は雑貨系で売り込みがんばりま〜す!でへへ(^0^;;)
と言ったら、
「君ねえ、和田誠さんに選ばれたから。トークショー出てね。」
「はあ?」
「あ、ちゃんとチラシ読んでないね。生徒の中から三人選ばれるんだよ」
「え、いや、知ってはいますが…去年の宇野あきらさんの時最前列で聞いてましたし」
「あ、そうだよね。」
「いや他にたくさん仕事してる人いるのに何の実績もない私のような人間が選ばれるわけないと思っておりますが…」
(本当に遊んで過ごしていた。でへへ。)
「まあとにかくそういう感じなので、何も準備しなくていいから、ステージで適当に質問に答えてね。」

ななな...どういうことなんだ。
上記の電話内容はざっくり要約したけど、
まあだいたいそんな感じで現実。

「まあこういうこともあるんだよ」

と最後言われました。
ポカーン。



家帰って家族に話す。

和田誠さんてあの和田誠さんだよな。
昔から父の本棚で良く見るあの絵。


うーん、まあ考えても始まらないので、
とにかく一月十日に六本木のギャラリーで
ド素人が皆の前で祭り上げられて来ます。(混乱)

なんか、あの本の中で私の絵は浮いていたんだと思う。
何故か全部丸いし。
あと、和田さん男性だから、30前後の女子だったら誰でも良かったんじゃないか、とか
まあいろいろ考えている。

なんにせよ恐縮でございます。

継母に
「真理ちゃんの人生のハイライトかもしれないから、あなた最前列で見て来なさい!」
と言われ、父もいそいそと予定を組み始めているようだ...。

え、私の人生もう他にハイライトないのかしら。


なんにせよ恐縮でございます。(2回目)

というわけで今必死で作品集つくってます。

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コースター

MJ展用のコースターを作りました。

業者さんに依頼して、おととい50枚届きました。


なかなかいい感じに仕上がってる(^^)

PRISTAさんありがとうございます。


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タダジュンさん展


私はTwitterとかFacebookとか、
情報がバンバン入ってくるものが苦手で、
そういうのはあまり見ない。

キリが無くて、ありがたみもないなあ、と思ってしまうから。

なんでもさっと受け流せる性格なら気にならないと思うけど、
知り合いだったりすると、きちんと対応しなきゃ、と思ってしまうので。
なんでもほどよくいい加減にするのがベストだと思うけど、
変なところ不器用なので、疲れてしまうのであった...。

それならいっそ知らない方がいいな、と思う。

バイキングみたいで、料理がズラーっと並んで、
お皿に入れちゃったから、無理に食べなきゃいけないかな、
となんか料理を楽しめない。

私は、一つ一つ自分の食べたいものを注文する方が性にあってる。
まあ、たまにはバイキングもテンション上がるけどね。

で、その結果、情報は自分が欲しい時に自分から取りに行くしか無い。
だから、展示終わっちゃってたとか、今日じゃなかった、とか
たまにあっても、まあそれでもいいや、と思っている。

前置きが長くなりましたが、
私は、数人だけたま〜に検索する作家、
写真家、お店、イラストレーターがいる。
(あ、全部1人か2人ずつくらいだな...案外狭い)

昨日ふっとイラストレーターのタダジュンさんのサイトをみました。

2012年の本屋大賞に選ばれた、
フェルディナント・フォン・シーラッハの
「犯罪」と「罪悪」の表紙を描いた、イラストレーターさんです。

その本の内容も表紙も、すごくいいなあと思って感動し、
そのドイツ人弁護士の著者だけでなく、
表紙を描いたタダジュンさんのホームページを見たら、
「小学生日記」という面白いページが!

ご本人の、小学生当時の本物の絵日記みたいなのですが、
とてもうまい!子供目線の世界がなんかほわ〜と癒される。
よく描けてるな〜と普通に感動したので、
勢いでご本人にメールしました。

たまたま見つけましたが、
小学生日記がすごい良かったです、と。

しばらくしたら、
「嬉しいです」と本人からメールがありました。
多分いい人なのだろうなあ。

それが一年前?くらいの出来事でした。

なんとなーくこの間ふっとタダジュンさん検索してみました。

すると、今丁度池袋のギャラリーで展示中、
翌日が最終日、という情報が。

ちょっと遠いけど、明日行ってみよう!
久々に本棚から取り出した「犯罪」を一応鞄に忍ばせる。

クロージングパーティは19:00から、ということだけど、
池袋についたのは18:50。
そのギャラリーポポタムという所は、池袋駅から
徒歩10分程度らしい。
ギリギリだ。

意外と地図は読める方なので、
なんとかギャラリー付近にたどり着くのだが、
住宅街で細々と入り組んだ場所なので、
ここから先は迷う危険があるな。

自力で行くのは諦めて、
通りがかりの人に聞こう。

そこに丁度、たばこを吸いながら自転車に乗った女性が通りがかった。

「あの...この辺にサンクスってありますか?
それか自由学園明日館か」(←ギャラリーの地図で目印になってた)
「サンクスはあるけど...何?どこ行きたいの?」煙草スパー
「ギャラリーポポタムってとこです」
「ああ、知ってるよ。ここからちょっと説明しにくいな...
じゃあ連れて行ってあげるよ」
「えーありがとうございます!」

ラッキー、いい人だった。
彼女は煙草を吸いながら自転車に乗っているので(器用なお方だなあ)
私は小走りでそれについていく。

河原で鬼コーチに必死でついてく運動部員みたい。

私「なんか予定あったんだったらすいません...、
でも聞いたのが場所知ってる人で良かったです!ハアハア」←変態なわけでなく小走りな為
鬼コーチ「まあ、近所に住んでるからいいよ。たまに行くとこだし。
あそこさあ、今何やってんの?」
私「タダジュンさんってイラストレーターの個展ですハアハア」
鬼コーチ「ふーん、どんな絵?」
私「こんなのですハアハア」
鞄から本を出して見せる。
私「これ去年すごい売れたんですハアハア」
鬼コーチ「ふーん、私もちょっと見て帰ろうかな」スパー
私「いいと思いますよ!」

私「あ、でも私ついてないんで...今日やってなかったりしたらすみません」
鬼コーチ「はあ??どーゆうこと??あ、あそこだよ」


ギャラリーに着いたが、電気がついていない。

鬼コーチ「やってないじゃん!」
私「えええ!!!わあ〜すみません〜私がついてないばかりに...!!」
鬼コーチ「ん、いや、ちょっと待って、店の奥でなんか上映会してるっぽい。
だから電気消してんだ」
私「なんだ、そーゆうことか〜良かった〜」
鬼コーチ「映像だったらやめとこうかな、じゃあね」
私「あ、ありがとうございました!」

親切な鬼コーチと別れ、
暗い店内にそろ〜と入って行く。

七時は過ぎてしまったので、
上映会が始まってしまっていたのだ。

ギャラリーの奥の壁に、
ユーリ・ノルシュテインみたいな、
ノスタルジックなモノクロのコマ撮りアニメが
大きく映し出されている。

音声も字幕もないし、ストーリーもよくわからないけど、
キャラクターはライオン、3人のドクロ、
四角いジャングルジムみたいな線の人。

それらがじわじわとゆっくり動く。

その場にいた20人くらいのお客さんと、じっと見る。
最後にタイトル、midnight la la la la。

とても可愛い世界だった。
終わったので電気が付く。

タダさんご本人の挨拶。
赤いニットキャップで、温和そう。

「映像が終わったので、これからクロージングパーティです、
どうぞゆっくりしってってね」、との事でしたが、(ウロ覚え)
お集まりのみなさんは、ほとんどタダさんのお友達とか知り合いみたいで、
私みたいに1人でひょこっと来た人はあまりいないみたい。

電気がついたからやっと全体が見れた展示は
タダさんの新作版画作品と、タダさんの奥さんの詩と版画。
お客さんは皆で酒を飲みだしたので、1人でギャラリー内をじっくり見れた。

じーっと映像を見てたら、
タダさんが「これはね、この人形をちょっとずつ動かして、
このカメラで撮ってるんだよ」と話しかけてくれた。

よく見ると、プロジェクターの横に小さいカメラと
アニメーションに出てきたライオンやドクロがいる!

「え、これで撮ってるんですか?もっと大がかりなものかと...」
(以前ロシアの映像作家、
ユーリ・ノルシュテインの製作風景を見たことあるけど、
滅茶苦茶おおがかりだったので)

何が可愛いって、ライオンのたてがみを梳かす櫛!
針金で自作されたっぽい、小さい小さい櫛なんだけど、
それでライオンのフェイクファーのたてがみをちょいちょいと
梳かすと、あたかも風が吹いたみたいになるのです。

手足の関節の部分も、練り消しでくっつけてるだけなんだ〜と
種明かしして下さり、その度「ええ〜!こうなってたんだ」と
びっくりして変な声が出る私。

そうやって、ちょっとずついろんな位置を変えていって、
コマ録りアニメを一ヶ月で五分程度作るらしい。

映像作品の作り方を優しく丁寧に教えてくれるタダさんの前に、
「実はこれでタダさんを知りまして...」とおずおずと
シーラッハの「犯罪」を取り出す。

私「この本が、中身も装丁もいいな、と思って」
タダさん「ええー!わー嬉しいな!その本いいよねー!!」
私「いいですよねー!」
タダさん「どの話が好きなの?」
私「えーそう言われると迷うなあ、どれも甲乙付け難い...タダさんは?」
タダさん「僕はねーエチオピアの男とーあとタイトル忘れちゃったけど
なんかお姉さんと弟の...」
私「あーチェロですね!チェロもいいですよね...私はハリネズミかな。」
タダさん「どんなんだっけ〜?」
私「悪党一家に産まれた末っ子の天才少年の話です」
タダさん「あーそれね!」
私「でも全体的にどの短編もいいですよね。最初の話のフェーナー氏のもいいし。」
タダさん「うんうん、フェーナー氏もいいね〜。でももう一冊の方よりこっちのが僕も好きだな〜」
私「うん、こっちの方がいいですよね。」(犯罪、と罪悪、の二冊ある)


と、まさかタダさん本人と本の内容についても話せると思っていなかったな〜。

調子に乗って、
ホームページの小学生日記が面白かったから、
感想をメールで送った事あります、と言ったら、
「あー覚えてるよ!ちょっと待って、興味ある人いたら、って持って来たのがあるよ!」とバックヤードの奥で何やらゴソゴソ。
何かを抱えて戻って来た。

小学生日記!!

「良かったらあげるよ〜」

もらってしまった!

犯罪のハードカバージャケットに
ばっちりサインもしてもらいました。


この後、今回の展示作品で好きな作品を伝え、
ご本人はどれが気に入ってるのかなど質問する。

タダさんは、10歳くらい年上だけど、
この絵がいいですね、とか言うと、
わー嬉しいな〜とオープンに喜んでる様子で、
かなり素直なキャラクターだなあ、と思った。

前日たまたまタダさんのホームページ見て、
次の日ふらっと展示見に行けて、
東京にいて良かったな〜と思った。

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米津玄師live


米津玄師のliveに行って来ました。

チケットの発売日当日、電話を片手に力んで何度も電話したのに、
発売開始10分で売り切れて絶望感でいっぱい!!
だったけど、毎日部屋の隅でうなだれて
チケットのサイトを物欲しそうにじーっと見ていたら、
見かねた旦那がヤフオクかなんかで競り落としてくれた…
落ち込んでみるもんです。

結局額は元値の倍以上!
こんなに人気になるとは思っていなかった…。
バブルが弾けそうな人気ぶりだな。

恵比寿のリキッドルームってとこで一人で後ろの方で見てたけど、
米津さんは途中で歌詞忘れたり、声枯れたりしてて、すごいリアルで可愛かったです。

そこまで喋らないんだけど、面白かったMCは
「いやー生きててもそんなに楽しくないですよね(笑)そんないいことないし」
暗いな!!と会場の人達も笑う。

「普段、そんなですけど、今最高に楽しいです」

との事で良かった良かった。

普段live見ててそんなに思う事ではないけど、
あーこのネガティブな人が多分一人で部屋の隅で
作って来た大事な曲なのだなあとしみじみ。

(絵も描く人なんだけど、それも上手。でも最近のよりちょっと前の方がいいと思う。
上手になる前くらいの絵が一番味があるよね。)

これからどんどん大物になって行くのでしょう。

楽しみ!応援中!

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手帳


こないだ、デザイナーって頭がおかしい連中だな、と思った話。

いや、連中と言ったら他人に押し付けているようで失礼だな、
純粋に私の頭がおかしいだけです。

年末、このシーズンになると文房具屋やら雑貨屋やらで、
ずらりと手帳が並ぶ光景は皆さん目にしていると思う。

迷うんだよね、あれ。逆にありすぎて。

海外はああならないんじゃないかな。
日本人はこだわるよねえ、細かいことに。

まあ、形はどうあれ、一年間持ち歩くし、
そこそこ気に入ったものにしたいのは私もわかります。

今年、ピンと来た手帳が、二子玉川の雑貨屋にあった水色の手帳。
皮の白いベルトがあって、中身が使いやすそうだった。
そしてサイズも重要だけど、文庫本サイズ。

これいいな、と思ったけど、その時ぱっと買わずに、
一応渋谷LOFTの気が狂ったみたいに世の中全ての手帳があるみたいなコーナーを
見ておこう、と思って見に行く。

まあそこで劇的に気に入ったのあったら困るし。
あそこにない手帳はないだろうと。

で、一応くまなく見て、
「やっぱ二子玉川の水色のだな」と思った。(ちなみにLOFTにはそれはなかった。)

買いに戻ったら、もうその水色の手帳は売り切れていた。
簡単に諦めない私は、店員さんに業者に電話してもらい、在庫を調べてもらうのだが、もうオレンジか白しかないらしい。

ショック…これが欠点なんだよなあ、東京は。
気に入った時に買わないと、すぐ誰かに取られてしまう。

で、結局、バイト初日だったのかなあと思わせるような
店員さんの初々しい対応に良心を揺るがされ、
オレンジ色のを買って帰る。

まあ使ってたらだんだんこの色気に入るかもしれないし、と思って。


しかし、夜、風呂上がりにその手帳を見たら、
どうしてもそのオレンジ色に納得がいかない。
使う気になれない。

ふと見ると、机の上に数ヶ月前代官山tsutayaで気に入って買った、紙の文庫本カバーが目に入った。

これ、ぴったりじゃね?

と被せてみる。

うむ。ぴったり。
白いベルトの部分は、カッターで穴を開けて出せば良い。

髪も乾いてないまま、
カッターを出してその紙の文庫本カバー(ピンクと水色と黄色のチェック柄)に
切り込み、ちょうど良いサイズの穴を開けていく。

よしよし、よりぴったり。


深夜にオレンジ色が納得行かなくて
別の用途のカバーを無理矢理に着せてしまうなんて、
そういうことはしょっちゅうするわけではないのだけど、
デザイナーなんて所詮オレンジ色一つも許して上げられない狭量な気の狂った連中なんだ、と思って満足感とかやり遂げた感より、
ああ、気が狂ってるな、という気持ちでいっぱい。

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二億

忘年会シーズンですね。

今もう会社にフルタイムで勤めていないので、
一般的な会社の忘年会は無いけれども、
九州でいくつか友人と忘年会のような集まり。

暴飲暴食の限りを尽くす。

ごめんよ、胃袋。時節柄仕方が無いので、
消化液の分泌に精を出してくれ。

皆30歳くらいなので、
今年一年の話などしながら、
仕事の愚痴などになる。

私は、相変わらず、ほどほどに頑張っちゃいるけど、
頑張れば頑張るほど一方で意図せず人にむかつかれる、と言ったら
一緒に焼き肉頬張ってた友人にこう言われる。

友人Y「まあ、お前は二億積まれてもむかつく人にはむかつかれるだろう」
私「ええー!!二億積んだらさすがに許してよ」
友人S「そうだよ、二億は許すんじゃない」
友人Y「いや、二億もらってもむかつくもんはむかつく」

ひどいな…二億だぜ?

まあ逆に考えたら今も友人でいてくれる人々に感謝をしなければならない、ということだろう。

二億積まれても何か妙に一部の人間にとって頭に来るらしいのに
二億積んでないのにむかつかないでいてくれてありがとう友人たちよ!!
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16光年先

数日前のニュース。

地球から16光年先に、地球によく似た少し大きめの星が見つかったそう。

ロマン〜!!

どんな生き物が住んでるのでしょう、と
テレビ局が専門家の長沼毅さんに聞いたところ、
「たぶん、海が広いから海の中に知的生命体がいて、
エイとかくらげとか、ひらひらふわふわした感じだろう」とのこと。

高まる期待だわ〜

長沼先生の本は、去年の夏に読んで(父の本棚から拝借)、
非常に面白く胸熱だったので、他の本も読みたい!!

父に他に無いか聞いたところ、
これしかなかったが、と
屋根裏の書庫から一冊掘り出して来てくれた。

前書きでのコメントの一部↓

「生にこだわるから悶々と生きるのであって、
もっと飄々と生きて飄々と死ねばいいのに」

↓↓↓
今長沼先生が私のアイドル確定です。
(いつだって専門職のおじさんに弱いな)
講演会があったら最前列のど真ん中で聞いて、
終わったら質問をいくつかぶつけたいと思う。

もう、本なんて前書きだけで十分なんじゃないかと思う。
飄々と生きて飄々と死のう。
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あと四日

今年も残すところ四日だそうです。
というわけで北九州に帰省しています。

久々に海と山に囲まれてる。

数日前まで姉の家に滞在していたのだが、
出る時に家の鍵をポストに入れてねと言われて(姉夫婦は仕事に、私は門司の実家へ向かう)、
指示通り、鍵を閉めたあとするりとドアのポストに入れて、
ふ〜ミッション終了、と思っていたら
夜、姉の旦那から
「お姉ちゃんが家にいない、ポストに鍵も無い」
というミステリー開始な連絡が!

誘拐されたのかしら、身代金ないぞと思って、
わたわたと思索を巡らせていたら、
なんのことはない、
ポストの認識違いが原因だったのでした。

姉の言うポスト→一階のポスト
私が思い込んだのは、ドアのポスト。

そう、よくよく考えたら、私はわざわざ自分で密室を作り上げていたのでした。

ドアのポストに鍵を入れられたら、その中に入れるわけがない。

また、不運なことに姉のスマホの電池が切れており、
帰宅が数時間遅い姉の旦那が帰って来るまで、
姉は近所のドラッグストアにいたそうです。

すまねえ!!

慌てて謝りの電話を入れましたが、
「もううちに来るんじゃねえ!!」と怒鳴られ(まあしょうがない)
出入り禁止をくらってしまいました。

鍵関係のトラブルは、これまでにありすぎて枚挙にいとまが無いので、
他の家族はまたか...という冷たい視線でした。

もう、どうしてこうなのかしら...とも思わないレベル。

私には鍵を預けない方が良い、と我ながらひしひし思う、北九州の年末。
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らくがき交換

日曜日、
あてもなく旦那と渋谷をフラフラと散歩。

年末商戦で人がごった返してる。
どの店も超混雑。
アベノミクス!
物が売れるといいね。

普段行かないけど、
宇田川町の辺りをうろうろする。

ふーん、アップリンクって映画館こんなところにあったんだ、と思う。
好みっぽい映画のチラシがちらほら…今度見に来よう。


食事休憩に入った時に、(どこも満員で何軒もはしごしてやっと空席を見つけた)
「こないだのインターステラー本当に良かったよね」という話になり、
テーブルにあったアンケート用紙とペンで
「インターステラーの絵描いて」と旦那にむちゃぶりされる。

む…難しいな!!
全体像が大きすぎて、
一カ所抜き出して描け、というのが難しい。

「わかるよ…!本当に絵が描きたいならこういうお題にも答えなきゃならないんだよね!」と私。

なかなか抜き出すシーンが思いつかなかったので、
CMにもなっていた、帰って来ないかもしれない宇宙旅行に出る父親に娘が怒るところと、それに対して娘に父親が謝るシーンなど、テキトーな線で描く。

ひどいもんだったが、旦那は「ここが印象に残ったんだね」とウケていた。

次は旦那に描かせた。
旦那は未来のロボットのデザインが気に入ったみたいでそれを描いていた。
(基本板状なのに、用途に合わせて人のようにも、馬のようにも変化する。
↑すごい奇抜なアイデアだよね!)

私は次は宇宙服を着た科学者が裏切るシーンを書き、
旦那は遠くから見た宇宙ステーション。
男は機械の形状に目がいきがちなのだな。

紙が埋まるまでしばらく交互に紙を回しては下手くそな絵を交換して
料理が出て来るまでの時間をつぶす。

その紙、机に置きっぱで出て来ちゃったんだけど、
結構面白かったから持って帰れば良かったなあ。

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平井堅のインドPVがいい。

↑このタイトルで全てです。
以上。

j-POPで聞くアーティストはすごく限られてるのだが、
たまたま見たこのPVはさすがにウケた。

you tubeで何回も繰り返して見た映像、久しぶり。

この人は面白い人なんだなあ…。
インドで恥も外聞もかなぐり捨てて
思いのままに踊ってる感じが、
好感が持てます。


音楽といえば、
docomoのd−ヒッツというアプリに、
iphoneに変えた瞬間から加入していて、
しばらく試しに使っていたのだが、
邦楽はマニアックなものしか聞かないし、
ちょっと趣味が違うなあ...
たまーに最新洋楽聞く時に使うくらいだから、
そろそろ解約するか、と思った今月、
このアプリがサービス内容をガラッと変えて来た。

保存出来る曲が月3曲だったのが10曲になり、
煩わしかったスキップ制限システム、
曲のスキップは一日3曲まで、というのが、
完全にフリーになって飛ばし放題に。
(これまでは、プログラム内のスキップ回数に制限があるから、
聞きたい曲のために、プログラム内の全然聞きたくない曲も聞かなくては
本来聞きたい曲にたどり着かないシステムだった)

急にたくさん曲が保存が出来るみたいだったから
最初バグったのかなあと心配になったのだが、
こうなったらなったで、
「じゃあ何故最初からそうしなかったんだ」と思って、
ありがたがるどころか
「もともと出来たのにしなかったのだな」と逆にちょっと頭に来る。
サービス増えてるのに逆に怒るなんて、
人間の心理って複雑。


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重複

やってしまった…
人生で二回目のミス。

すでに持ってる本を買ってしまった。

わーい新刊だ、と思い込み
今日買った本を寝る前ベッドで読んでたら、
あれ、なんかこのエピソード知ってる…もしや...
と思い本棚を探したら、同じものがあった。

ガーン。今年の3月に出てたやつだったんだ。

銀色夏生のつれづれノート25巻...

ショック。

前回重複して買ってしまったのは、
数年前のアイアムアヒーローの、たしか3巻だったかな…
販売の間隔がすごくあく本は、平置きされるとうっかり新刊かと間違えてしまう。

ちくしょう…。

間隔がすごくあく本といえば
岩明均の”ヒストリエ"だから、
これは次回間違えないように注意しなければならない。

さくさく新刊出してよ〜とも思う。


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ぼっちバースデイ☆

今年の誕生日はほぼ半日、ぼっちでした。
孤独をとくと味わう…。

理由は誕生日当日の三日のレストラン予約が全て埋まっていたので、
前日の二日に表参道の”俺のフレンチ”で旦那に祝ってもらったので
(だから文句は言えない)、三日は仕事あるししゃーないよね、という事で落ち着き、
私も、誕生日に一人で今六本木ヒルズでやってるtim burton展じっくり見るのも
いいかもしれんな、と思ったので。
(あと最近ラジオで大宮エリーもしょっちゅうぼっちバースデイを送りがち、というのを聞いて興味があった、というのもある。)

しかし、tim burton展じっくり見れたのは良かったけど、
帰りに小腹が空いたから、ギャラリー併設のカフェで
tim burton風のぐるぐるソーセージバーガーみたいのを注文してかぶりついたら、
ぼたぼたっとケチャップが溢れ出て、
灰色のコートがケチャップまみれに・・・!

ヒルズの53階で眼下に東京の地平線を拝みながら
人生のこれまでとこれからをじっくり一人でしみじみ考えようと思っていたが、
(誕生日は割とそういうの考えます(-.-))、
これは我ながら可哀想な光景… 。しかも一人で突っ込む人もいないのがまた...凹む…。

朝、というか昼頃目覚めた時も口の周りがチョコまみれで、
これが32歳の初日かよ…と鏡を見て自分自身に対する失望を隠せなかったが、
なんともいろんな物にまみれたバースデイだったことよ。

(前日の”俺のフレンチ”のデザートの絶品チョコレートのジェラートを食べながら帰り、家に着いたらあまりの眠気にそのまま爆睡した結果だったらしい。
[※余談ですが表参道の”俺のフレンチ”の”フォアグラとレバーのパテ”は美味しすぎる!!今回リピート注文!あれで680円とは...!皆さん是非食べて見てください。目の前で生jazz演奏も見れるよ。]

そしてベランダに干しっぱだった洗濯物が強風にあおられて、ベランダに散乱していたのも、この日見た何とも言えない光景のひとつ。
いやー夜中眠気で動けなかったけど、
カンカンカンカンうるさいなあとは思っていたら、ほとんど地面に落ちてた。
でもそのベランダのカオスっぷりに反して燦々とした素晴らしい快晴でした。)

メールやLINEで離れた場所から家族友人知人におめでとうメッセージをもらいながら(皆様ありがとう!)、
返信していたが、ついに電池も切れてしまい、冬の六本木で完全に陸の孤島状態に。
へ、平気だもんね…。


25歳の頃から、誕生日に自分に花束を買う事にしてる。
(↑自分で、てとこがちょっと虚しいのではあるが)

25からしばらくは、その年齢の本数買ってたんだけど、
さすがに30本以上は多いな。。。と思って、まあ今年は小さくまとめたのでいいか、と花屋で作る事にする。

本当は五反田駅の花屋が店員さんも感じ良くて、
お気に入りなんだけど、携帯の充電まで切れたら完全ぼっちで
さすがに寂しかったので、はやく家で携帯充電したいから
もうわざわざ五反田行かなくてもここでいいや、と
六本木の入った事ない花屋にふらっと入る。

値段がついてないから、一本が四桁だったらどうしよう、六本木だし、
とびくびくし、店員さんにその都度これはいくらなんですか、と聞く。
(一本¥300〜¥600とかだった。)

そこの店員さんは、見た目が安西水丸さん(ご冥福お祈りします)ぽくて、
喋り方が”聖者の行進”の石田壱成みたいな感じで、ちょっと独特。

じっくり時間をかけて花を選んでいたのだが、
「決まったら声かけてくださいね〜」と優しい。

あれとーこれとーこれも可愛いな、と全体のバランスを見ないで
ひょいひょい各々の見た目で選んでいたら、なんともまとまりのない感じに!
「なんかまとまりないですね...どうしたらいいでしょうか」と水丸先生に素直に相談したら
「好みだからなんでもいいんですよ〜」とやはり優しい。(いや、どうでも良かっただけか?)

「紙とかリボンとか、選べるんですか」(←たまに選べないとこあるんだけど、悲しいよ)
「はい、この中から選べますよ〜」
「わーどれにしようかな〜(迷いに迷う女子)
うーんうーん、じゃあ紙がうすい緑かな。
リボンが青で…やっぱ紙はこっちのピンクにします」
「はい、じゃあブーケにするんで、そっちの椅子に座ってて下さい〜」
と着席を促されるのだが、本当はそういうの、どういう風に作るのか、
いちいち見たいんだよね…でも空気を読んで着席。多動児かよ!

座ってても、することないからキョロキョロと店内を見回す。

ところ狭しと並んだ花、カラフルなリボンや包装紙、
すごい華やかなのだが、そういうの見てると、
何故だかこの店の閉店後のシーンとした光景を想像して、
逆に悲しくなってしまう、相変わらず何だかよくわからない精神構造の自分だ。

いっその事目の前の職人の手の動きに集中していたい。
でも座ってろと水丸先生に言われてるからな…

視界の端でひょいひょいと飾りリボンを作り上げる水丸先生。
何十年もほぼ毎日この形を作り続けて来てるんだろうな。
目をつぶっていても作れるに違いない。
縁日で綿飴を目の前で作ってもらう子供のような気持ちになりました。

出来上がった自分用花束を受け取って、電車に乗る。
へへ…このブーケもらったんじゃなくて、
誕生日に自分で自分の為に作ってんだぜ…と
周りの人に思う。
まあ誰もわからないとおもうけど。

帰宅するも、仕事が忙しい旦那がいつまで経ってもかえってきやしない。
もう誕生日はあと30分、というところでシャンパンだけ持って帰って来たので、
しゃぶしゃぶのホットプレートと私の区別がつかない、というコントを
私が飽きるまで執拗に何回も何回もさせて爆笑して、32歳初日、終わり。

あ、tim burtonの展覧会は、
2010年にわざわざ海超えてアメリカまで見に行き、
まあそれとおんなじなんだろうな〜と思ってたけど、
案が手が加えられてて、東京は東京で違う感じに仕上がっており、
なかなか素晴らしかったです。

最初の部屋の、レストランとかの紙ナフキンに書かれた
ラクガキが素晴らしく良かった!!

やっぱ天才だな…。


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怪奇現象

怪奇現象と言う程のものか分からないけど、
身近にたまに起こる、理由がよくわからない現象。
あ、ちなみに霊感なぞは持っていません。いないはず。

怪奇現象① ワンコール
誕生日の深夜、三時頃自宅の電話のベルが一回だけ鳴った。
携帯ではなく、自宅の電話。
ほとんど使わないので自分でも番号を覚えていない。
知っている人間も片手で数えられるくらいの数人しかいないはず。

今回初めてというわけでなく、
ふとした時にワンコールだけ鳴ることがある。
数ヶ月に一回、夕方とか。
今までに合計五回くらいあったかな。

電話機自体が、
インターネット取り付けの時にj-comがとりつけた
簡易的な電話な為、履歴は残らず、
どこからかかってきたのか皆目わからない。

そしていつも私が部屋に一人の時に鳴るので、
おそらく私しか知らない現象。

インターステラー的意味があるなら
(映画のネタバレになるから言わないけども)
早くその意味に気付きたいのだが…。
機械の不具合なのか、未だわからず。
一体なんなのでしょうか?

また、誕生日だったというのが、なんか意味ありげでちょっと気になってる。
すっかり忘れた数ヶ月後に、またふいに鳴るんだろうな。

怪奇現象② 死神の吐息?
寝入る前、たまに、顔にふーっと冷気なようなものがかかる。
最近はないけど、夏頃の眠れない夜とか数日に一回だったり、
連続して数日間だったり、ちょくちょくあった。

同じような現象が起こってる人いるかな?と思って何回か調べてみたけど、
なかなかそれらしいのがヒットしない。うーむ。

一回、「あーまたこの辺り(顔の右前くらいの空間)冷たいなあ」と思って、
旦那に「ねえねえ、この辺り、冷たいよね?」と確認させた。

「うん」と言ったから、一番近い窓のカーテンを持ち上げて、
「ほら、窓閉まってるんだよ」と見せたら、
「……。さっきのはやっぱなし。疲れてるんだな。精神科にでも行きなさい」
と取り合ってくれない。
「窓見せる前、素直にうんって言ったやんけ!!」と文句ブーブーな私。
精神科でそんなん言ったら薬だしときますね、と言われるのがオチだろうし。

友達に話したら
「まりりん、それあかんやつや。」と言われる。
うーん、だよねえ(^^:;)。
死神的なやつなのか…?

最近はあまりないけど、
たまーに寝る前、頭の前の辺りの空間をくるくる触ってる私がいたら、
それは死神確認中の私です。

うまく言えないけど、
そこだけ空間がひんやりしている感じなのです。

なんなんだろうなあ。

怪奇現象③ 謎の靴下
夏に姉夫婦の家に泊まった時、
「あんた前回泊まった時、靴下忘れたでしょ」と姉に言われ、
そうだっけー?と見たら自信満々で全然知らない靴下を渡される。

私「え、こんなの本気で知らないよ。まちこ(姉の旦那だ)のじゃないの?」
まちこ「いやーその丈は女性ものでしょ?」
私「いやこれメンズでしょ。絶対に私のじゃないよ」
姉「うちらのでもないから、絶対あんたのでしょ」
私「ええー本当知らんて!!」
→結果、押し付けられる。全く知らない靴下を。
姉というものは理不尽だ…。

えんじ色に白い小さい水玉模様のハイソックスだけど、
私にはメンズに見えるがなあ…。
(ちなみにきちんと左右ペアで揃ってる。数回使用した感はある。)

寮でもなく、近所のコインランドリー使ってるとかでもなく、
普通に自宅の洗濯機を使ってて、
誰かの洗濯物が紛れるなんてこと、そうそうあるだろうか?

(大学生の時、学生寮に住んでいた時、
共有のコインランドリーで洗濯物を乾燥機にかけ、
取り出して部屋で洗濯をたたんでいたら
全く知らない男性物のトランクスが入っていたことはある。
多分同じ棟の誰かのだったんだろうね。

当時仲の良かった死体愛好家の麻衣ちゃん(強烈な紹介文句ですが)に
メールで教えたら
「ピンクちゃん、そんなもの触っちゃダメよ!」
とわざわざうちまで来て、まるで放射性汚染物質をクレーンで除去するかのように
割り箸で慎重に拾って捨ててくれた。
それくらい大丈夫だよ...。
紛れたばかりに下着を勝手に捨てられたどこぞの男子学生、すまない。

この話の本当に気持ち悪いところは、
その靴下が誰の物なのか依然として分からないのに、
たまに私が平気でそれを履いているところである。

うーん、もったいないし、
逆に誰のか分からないから面白いしいいかなって…。
(↑面白いと何でもアリな性格。)

この無神経さを大事にしたい。


怪奇現象[続編] 

この間、インターステラーの感想を書いた時、
最後の方ちょろっと以前身の回りに起こった怪奇現象を書いた。
実家に一人でいた時、急にテレビがついて映画”コンタクト”が
最初から始まった、という話。

4,5年前だったが、当時その話を家族の誰にもしなかったのだが、
(中学生の時近所で露出狂に遭遇した時も言えませんでした。
大なり小なり心理的ショックを受けるとおいそれと人に言えない性格..。)

今回インターステラー見てそれを思い出したので、
父親に電話した時ついでに聞いてみた。

それは起こりうる現象なのか、と。

最初ざっくりと聞く。
私「録画が始まったら、それと同時にテレビがつくことある?うちのテレビ」
父「いや、ないよ。何で」
→事情を話す。

父「ふーん、今のテレビなら多分ないけど、
4.5年前のテレビだったら、そういうの起こったかもね。」
なんだか機械の機能の説明をしていたが、
30年以上生きて実は未だに録画ができない私は、よくわからなかった。

まあ、そういうこともあるのかもしれないということでお互い納得したが、
父はたまにうまい事私を理論で納得させ黙らせて、
その実自分では「本当にそんな事あんのかな…?」と思ってる節があることを
私は知っている。ごまかされんぞ!

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サムゲタン

サムゲタンって響き、聞いた事はあったけど、
食べた事はなかった。

人って、案外おなじみの物ばっかり食べる傾向にあるよね。
味が予想出来て安心というか。
しかもサムゲタンって、なんか味の想像が全然出来ない語感だし。

この間孤独のグルメでちらっと出て来たから、
ああこういう物なのか、と思ったけど、
全く知識ないまま「サムゲタンってなんでしょう?」と
フリップに書かされたら、全く未知の料理を想像で書くしかなかったと思う。
いや、下手したら料理だかなんなんだか知らないまま死んでたかもなあ。

昨日人生で初めて韓国料理屋でサムゲタンに挑戦してみました。

どんなのかと言うと、韓国風七面鳥の丸焼きスープ、というか。
鶏の体内に餅米、ニンニク、高麗人参、ナツメなど、
あんまりなじみ深くないような食材を詰めて、
丸ごとスープにぶっ込んでみました、的な料理。

食べ慣れないものって、結構注意深く食べるから印象に残る。

まあとにかく美味しかったです。

もうすぐ産まれて32年になるけど、
まだまだ経験してない事はたくさんあるなあ、という話。
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盗難

人って信じられないな、という話。

数日前、知人のお願いで、ほとんど何も知らないアイドルのイベントに出かけ、
ファンでもないのに、代理でサインも受け取って来た。
まあそうそう見られるものでもないだろうから、
それ自体はいい経験だったと思う。

すぐ失くすから、失くさないうちにサインはもう郵送しようと思って、
丈夫な封筒にその色紙を入れて自宅プリンターの上に準備。

どこか出かける時に、ついでに郵便局かコンビニで
出してしまおうと頭の中にメモしておいた。

数日前用事があったので、丁度良いからそれをついでに出そうと思い、
封筒に住所などを書いて準備し、家を出る。
道中、所用で別な人物に電話をかけながら、
最寄り駅まで歩く。

すぐに話に夢中になるのが私の欠点なのだが、
駅までの道のりでやっぱり話に夢中になりながら、
改札まで着く。

そのまま話しながら改札抜けようと思ったが、
pasmoのチャージが足りなくて、ピンポーン、と自動改札のドアが閉まってしまう。
それでもなお話しながら、
器用に電話を持たない方の手で鞄をさぐり、
財布を取り出し、チャージし、改札を抜けてホームに入る。

そのまま30分程電車に乗って用事の場所に向かう。

しかし、目的地についたところで、
はた、とサインが入った封筒を持っていない事に気付く。

わーやってしまった…どうして電話で話しながら駅まで歩いてしまったんだろう、と後悔。
そんな事したら何かを忘れる性格だということは百も承知なのに…!

多分、駅の券売機のところだな、
片手でチャージしたあの時だろうな、と見当をつける。

まあ駅に電話すればすぐに出て来るだろう。
まだ一時間も経ってないし。

とタカをくくっていたが、いざ駅に電話すると
そんな物は見当たらないと言う。

いやいや、そんなはずはない!
ということは、チャージの後も一応持っていたのだろうな。
そういや改札の中に情報紙が詰め込まれたマガジンラックがあったな、
電話しながらそのラックの前で財布を鞄に入れた気がする。
多分そこだな、と再び電話する。

「ないですけどねえ…」と相手も困惑気味だ。

むむむ、本格的にやばいな、とじわじわ焦り始める。
ばっちりサインを送る約束をしてしまった。
相当に感謝もされ、「失くさないように気をつけてね」
とわざわざ言われているのに、失くしてしまったなんて、
何て言い訳したらいいんだろう…。あわわわ。

うーんうーん。。。。

数分後、ひらめく。

サインを、上手に捏造してしまおう!!
もらった時写真を撮ったからどんなのか残っているし、
本人は本物を見ていないのだから、気付かないだろう。

ふう、私も悪知恵が働くようになったものだな…
しかしこの手しかあるまい、と思って、
用事を済ませ、駅に戻る。

でも実際のところ、この段階ではサイン捏造作戦は、
脳裏でうっすら考えながらも、
「いやいや、あんなもん誰も持って行かないだろうから、
駅員の探し方が不十分なだけで、多分駅に戻って自ら探せば見つけられるはずだ」と思っていた。

ないんですよ、これが。

嘘だ〜!絶対あるはずだって、と駅員に食い下がるのだが、
そんなもん無いよの一点ばり。

ど、どうしたもんか。
思ったよりうちの近辺は治安が良くなかったのか。
サイン、本当に捏造するしかないのだろうか…。
うーん、これはいっその事、美術品修復家とか怪盗にでもなった気分で
無邪気に楽しんでやるしかないな。
文房具屋で色紙買って帰るか…と真剣に考え始める。

しかし電話で探してもらった時に、
なんとなくひっかかった言葉があった。

「封をしていたんですね?」

なんだかその辺りの記憶が曖昧だ。
封は、したようなしてないような…

もやもやしながら、家に帰ると、
ほんの少しだけ予想していた、悪い予感が的中。

封筒は、プリンターの上に置いてあった。

住所は書いていたが、
封は、していなかった。
何の非も無い白い封筒を見ると、
もう本当笑うしかないなあ、と思う。

今後とも一番信用ならないのは、
自分の記憶だな、と思う。
心から。
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スマホ、落っこちる

私の人生は、
自分のせいで何か困る事が起きて、
誰かが助けてくれて事無きを得る、
ひたすらその繰り返しだなあと思う。

数日前、電車の中でドア付近に立っていた時、
駅に着いてドアが開いた瞬間に
なんとなくポケットからスマホを取り出したら、
うっかり手が滑って、
いわゆる”電車とホームの隙間”にスマホを落としてしまった。

「へ。嘘!?わー!!!」

と慌ててギャーギャー騒ぎ、
目的地の一駅前だったが、
閉まりかけのドアからホームにぴょんと飛び降りる。

車体の隙間から、線路上にある
私の蛍光ピンクのiPhoneの背中が見える。

タイヤのそば。
電車はまだ出発してないけど、
出た瞬間踏みつぶされそうな、
微妙な位置だ。ハラハラ。

どうなるんだろう、私のスマホ。
一分前に全く予想もしなかったが、
目の前で粉々になるのだろうか?

なんだかそれはそれで見物な気もするが、
(↑この感覚…。)
やっぱり出発は控えて欲しいな...。

どうしたらいいんだろう…
とパニクるだけパニクっていたら、
ホームにいた綺麗なお姉さんが、
至極冷静に近づいて来て、
「駅員さん呼んできます。大丈夫ですよ。」と
素早く駅員がいる改札に向かい、呼んで来てくれた。

すぐに電車は動き出したが、
タイヤスレスレのスマホは、
ギリギリ目の前で粉砕される事はなかった。

お姉さんが戻って来て、
「もうすぐ駅員さん来ます。マジックハンドでつかんで取ってくれますよ。
次の電車は六分後だし、もう大丈夫。」

立て続けの、驚き→不安→一抹の好奇心→安堵で
脳の容量がオーバーして
なんといえばいいか分からないが、
とりあえず彼女に何回か御礼を言う。

マジックハンドを持った駅員が小走りで我々のところに着いた時、
お姉さんは「じゃあ私はこれで」と、拾われる所までは見ないまま、
スマートに去って行った。

いやーあれは惚れますわ。


彼女に比べたら動きがもさもさした駅員が
(拾ってもらっておいてひどい言われようだが)
マジックハンドでなんとか線路のスマホを拾いあげ、
ほぼ無傷の状態でスマホは私の両手の中に戻って来た。

カイロのようにぎゅーっと握りしめる。

彼女がいなかったら、
電車が出た後、多分私の性格上、
あっさり線路にぴょんと飛び降りて
自らの手でスマホを拾っただろうな。
六分以内にホームによじ上ってミッションクリア出来そうだが、
万が一の事を考えると、危ない。

大井町線等々力駅でえんじ色のコートに身を包んだ
綺麗なストレートのロングヘアの美人を見かけることがあったら、
おそらくそれは私と私のスマホの恩人です。
大変感謝しています!!
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当選


私がほぼ唯一定期的に買う雑誌、
装苑の読者プレゼントが、また当たってしまった。

夏に当たったカードに加え、今度は指輪とネックレス。
どんどん高額に...!ビクビク。

まさか同じ年に二回も当たるとは…全く予想していなかった。

数日前、友達に貰った手作りネックレスを失くしてしまってしょげていたのだが、
我ながら転んでもタダでは起きないなあ、と思う。
物を失くすと、大抵、何か別な形になって、必ず帰ってくるようだ。
(いやまあさすがに全部ってことはないですよ。)

誕生日も近いし、やったーラッキーとは思うが、
別な側面から見ると、
お前は運の使い方を間違えているぞ、
と自分に対して思う。

イラストの賞とかに応募しろよ…と。
...来年がんばろうっと。


しかし、本当にまさか当たるとは思ってなかったなあ。
しかも、ピンクの三つ目のドクロなんて、
たまたまにしては私っぽいなあ。

前回は、初めての応募でビギナーズラック的な当選かな、とびっくりし、
でも嬉しかったので、その後はなんか御礼の気持ちで
アンケートハガキを気が向いた時に送っていたのだけど。

そもそも、全体の応募総数が少ないのだろうか??
最近は皆スマホやパソコンでメールに慣れてるから、
この従来の"雑誌の巻末のハガキを切り取り、52円切手を貼って出す”、
というアナログなやり方が時代にそぐわないのかも..

でもそのせいか、期せずして当たるから、皆も是非送るといいよ!

今回の封筒には「いつも読んでくれてありがとう」と言った事が書かれていたので、
あ、ちゃんと時々出している人物だという事を知っているのだな〜と思った。
(それとも全てにそう書いているのかな??)
九月の分が送付遅れてごめんね〜的な事もかかれていたのだが、
そのおかげで運よく?誕生日直前で届いたのだった。

そして箱の値段の部分がマジックで黒く塗りつぶされていたが、
アクセサリーのもともとの金額はうっすら透けて見え、
それは今まで私が買って来た装苑の合計金額とほぼ同額くらいだと思う。
今回の当たりで多分チャラになってしまった。

こんな事があるんだな〜。
また御礼の意味でアンケートたまに出し続けよう…。
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修理して使う

物を修理して使うって、いい事なのは知ってるけど、

なんとなく今までやった事なかった。


でも、このたび腕時計と自転車を修理して使おうと心に決める。


結果→なんだかやってよかった。


日本経済の発展の為には

物が壊れたりぼろぼろになったりしたら

新しい物を買い替えた方がいいのかもしれないけど。

修理の方が高くなる場合もあるしね。


でも今後も靴とか鞄とか、修理出来るものはなるべく修理して

使おうと思う。



何が面白いって、修理の人って

大抵なんだか面白い感じのおじさんな事が多いのです。

うまく表現出来ないけど、不器用で嘘がつけない感じ。


時計本体、ゼンマイ、ベルト、自転車のストッパーだとか、

深い知識があるので、なんかふむふむ、とじっくり話を聞いてしまう。


あと、その物に対する愛情が感じられるよね。

彼らは、おそらく人間より物が好きなんじゃないかと思われる。


今私の中で修理がブーム。



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LINE スタンプ

五月に申請したLINEスタンプが、
やっとのことで今月上旬認可が降りて、
こないだ発売され、現在販売されています。

ランキングとかで人気になってばんばん売れまくってるスタンプとは違い、
広告とかも知人にしかしてないから、
完全に自己満足な趣味になってしまっているのが実情だけど、
使ってみるとものすごく面白いです。

いろいろ審査に出しているなか
「え、これが通ったの!?」という独特に変なスタンプが
第一号になってしまったのですが、
使ってみるとなかなか楽しく、
もっとこんなの作ろうかな〜とか、
いろいろ次のスタンプのアイデア練ってます。

また別な楽しみがあり、それは何かというと、
制作者しか見れないページだけど、
何日にいくつ売れた、というグラフ以外に、
どこで送受信されたか、というページがとてもおもしろい。

インドネシアやシンガポールで、ちょろちょろっと
使われているそうなのです。

誰が、どのスタンプを…とめちゃくちゃ気になるのですが、
さすがにそこまでは見れません。
ただ、どの国で、何個送られ、何個受信されたのか、が見れるだけ。

でもそういう妙な面白さがあるので、
今後もじわじわと作っていこうと思います。

https://store.line.me/stickershop/product/1012513/ja
↑一応貼っておく
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インターステラー

数ヶ月ぶりに久々に記事書きたくなったのは、

このインターステラーが良すぎたので

それがどれだけ良かったのかを書いておきたくなったのも一つの要因です。


数日前、SF映画のインターステラーを見に行きました。

素晴らし過ぎて、後半は完全に涙腺が崩壊…。
あんなに最後三十分涙が流れっぱなしの映画、そうそう見た事ないかも。
100点満点で、700点くらいかな、と思いました。
(1000点の間違いではない。)

もともと、ロバート・ゼメキスのコンタクトが大好きだし、
その中で出ていたマシュー・マコノヒーが主演だし、
ノーラン作品だし、好きな要素は多そうだな…と思いつつも、
過度な期待はせぬように、ほとんど下調べをしないままに、
渋谷の映画館で初日に最前列(そこしか空きがなかった)で見ました。

もう、見終わってただ呆然としてしまうくらい良かった。

なんと言っていいか…
こんなに希望のある話があるのか、とも思ったし、
こんなの見てしまったら明日死んでしまうんじゃないか、
と思う程(何故だかそこまで思った)、感動。

ざっくりあらすじを説明すると、
舞台は未来の地球で、そこではもう雨が降らなくなって、
結果食料不足に陥いり、人類は絶滅の危機。

宇宙飛行士のエンジニアだったマシュー・マコノヒーは、
食べるために、現在田舎で農家を営んでる。

嫁には先立たれたけど、娘と息子と仲良く暮らしている。
でも、もともとの経験を買われ、
ひょんなことからNASAのチームに、
ある重要な任務をまかされる。

それは、ロケットで宇宙に行き、
地球人が暮らせる星を探すこと。
(途方もない話に思えるが、すっごくリアリティがある。)

帰れるかどうかわからない危険なミッション故、
娘は猛反対するが、自分にしかできないことだ、と
泣く泣く決意を固めて宇宙に行く。

ただ、時空を超えるから地球と時間の進み方も違う。
自分がもし生きて地球に戻れても、
娘や息子の方が年を取っているかもしれない…

悩みながらも、早くミッションを終わらせようと、
仲間やロボットと奮闘する。

そういう話なのですが、
もう、リアリティがすごい!!
こういう話って嘘っぽいな〜とご都合主義だなあとか、
一瞬でも思っちゃったら興ざめなのですが、
この映画、約三時間近くあるのに、
もうひたすらリアルリアル。

怒濤のストーリー展開も涙の結末も、
全く非の打ち所がない。

いやー、目と耳があって、
映画というものが見れて良かった。
感謝。


ただ、この映画は誰が見ても素晴らしいと思うに違いないとは思うけど、
私は人一倍感動していたと思う。あの劇場で一番感動してたんじゃないかと思う。

それには理由があって、
多分、皆人生で特別な意味を持つ映画が一つくらいあるんじゃないかと思う。

話が好き、俳優が好き、デザインが好き、なんでもいいけど、
なんかこの映画は特別かもしれない、と思う映画…。

私の場合、それがコンタクトなんではないかと思っている。

もともと中学生の時に映画館で家族で見て感動した覚えはあるのだが、
もっと深い意味があるのかもしれないと思ったのは、
数年前、こんな不思議な事があったせいだ。

体調不良で会社を辞め、北九州の自宅にしばらく戻っていたとき、
昼頃目覚めて一階に降りたら、家族は誰もいなかった。

リビングで一人でぼうっとしていたら、
それまで真っ暗だったテレビが急につき、
リモコンに触れてもいないのに、
コンタクトが、最初から急に始まった。

冒頭のシーンは真っ暗な宇宙で、
それからだんだんと主人公エリーの
瞳のクローズアップになる。

な、なんで急に始まったのだろう、と思いつつ、
慌てず騒がず何も食べず(パニックになりやすいが妙に落ち着いている時がある)、
最初から最後まで丹念にじっくりと見た。

おかげでエリーが無線の送受信の際に使う番号とアルファベットを今も覚えている。

同じ映画を何度も見るという人は周りに結構いるけど、
私はそういうタイプではないので、
何度も何度も見る映画は、そうない。
(最近でこそ、割と一度見たものを敢えて見ることは多くなったが、
もともと一度見たら二度は見ない主義だ。)


三年前入院したとき、
強烈な薬を飲みだしてしばらく、
眠る前にまるで宇宙の中に落ちていく感じがあったのだが、
それはやっぱりコンタクトの影響が多分にあると思う。

宇宙を外から眺めたことはないはずだから、
あの映画の冒頭シーンで見た映像が再現されているんだろうな…と。

インターステラーについては、
細かく書くとネタバレになるから書かないけど、
もう、本当に希望に満ちあふれた映画です。

そして、普段奇妙な出来事が起こりがちな人に特にオススメ。
全ては、深い意味があることなのかもしれないから…。


それと驚くべきことがもう一つ!
映画を見ていたら、結末に向けた展開で
機体が長い間がくがくと揺れているシーンがあるのだけど、
不思議に実際椅子がすごく揺れていた。
あれ、そういう劇場じゃなかったはずなのにな...?
感動のあまり映画内部の揺れがこんな実際のリアルな揺れに感じてしまうなんて、
感動しすぎたなあ〜と思っていたら、
帰ってニュースみたらその時間、
本当に長野で震度6の揺れが起こっていたんですね。
(11/22十時頃)

いやーいい具合にいいシーンで揺れていたので、
普段地震はびくっとするけど、
あれは効果抜群の地震でした。



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長らく放置してしまいました。

すみません。

さぼって自由きままに過ごしてしまいました。

 

まあ夏も秋もいろいろな出来事があるにはあったのですが、

しばらく思った事を書かない、を試してみたかったのもある。

 

ところでこの間、ベランダの排水溝の丸い穴から、

綺麗な黄緑色の芽が生えていました。

もちろん種など植えてないけど、

どこかから飛んで来た種に

うまい具合に栄養と光があって生えたのだろう。。

 

こんなところで、偶然の要素が重なると

芽が生えてくるんだなあと、感慨深い。

 

生命ってすごいなあ、と思う。

 

枯れ葉に囲まれて、

新芽はぴょこんと生えていた。

 

そういうの見てると、

あ、そうそうホームページ更新しなきゃ...と思ったので更新再開します。

 

とりあえず今日も元気に生きてます。

 

 

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久々に

昨日今日で、絵を一気に描いた。

 

ついつい映画や読書漬けの日々だったので、

アウトプットもしなきゃいけないなあと思い。

 

 

しかし、思いつくままにセーブしないでどんどん描いたら、

我ながら相変わらず多重人格なんじゃないかと思うような、

バラバラ具合だ。統一性がないなあ。

 

でも浮かべてはならない花なんてないはずなんだ、と思い載せる。

 

数日後になんじゃこりゃと思ったら消そう...。

 

いろいろ描いてたら本当思うけど、

絵を描き続けている人、特にいろいろな方向を模索している人は

無条件に尊敬するなあ。

 

だって楽しいばかりじゃないものね、絵描くのって。

なんじゃこれ、と思う事は本当に多いです。

 

昨日は、家中の資料をいろいろひっくり返して、

「どのような絵の、どのような点がいいと思うのか」を研究しました。

 

でも、人の絵だとどういうところがいいなあとかわかるけど、

自分の絵となると全然わからなくなる。

自分の絵を見る目がないのが最大で最悪の欠点。

 

ただまあ、一つ言えるのは、大きい紙に綺麗な色のインクを垂らすと楽しい、

と言う事ぐらい。

 

でも綺麗な色ってついつい使いたくなるけど、

広い面積は地味な色を使っている絵の方が素敵だなあと

昨日の研究結果でわかったので、綺麗な色はちょっとの方がいい。

 

音楽と一緒なんだな。

冴えないABメロを通して、サビの良さが効いて来るわけです。

 

というわけで背景はシンプルな方が良い。

 

明日また研究しよっと...。

 

 

 

 

to kill a mockingbird

寝る前とかにwikiを見出すとどんどんページをジャンプして止まらないことがある。

 

トルーマン・カポーティの項目を何気なく見たら、

彼の幼なじみのハーパー・リーという作家の唯一の自伝的長編小説の中で、

ディルという少年として登場しているらしく、

1962年のその映画を見たくなって近所のレンタルショップで借りて見た。

 

あまりに古いから無いかなあと心配したが、

超名作みたいでクラシックコーナーに二本あった。良かった。

 

つまんなかったら寝ちゃうかなあとか思ってたけど、

めちゃくちゃ面白かった...!ここ最近で一番集中して見た。

 

タイトルは”to kill a mockingbird"なんだけど、邦題だと”アラバマ物語”。

原題の方がはるかにセンスがいい。

どうしてアラバマ物語にしちゃったの。

(単純に訳すと”モノマネ鳥を殺すには”だけど、to kill a mockingbirdでいいじゃないか...。)

 

産まれる前の映画で全然知らなかったけれども、

もともとこの小説はとんでもないベストセラー(一千万部以上!)らしい。

 

本も映画も輝かしい賞をいくつも取り、

ものすごい荒稼ぎしたようだ。

 

内容は黒人差別がテーマ。

白人の婦女暴行事件の犯人として仕立て上げられた

黒人の冤罪を弁護する白人の弁護士の娘の目線で描かれている。

 

このグレゴリーペック演ずるお父さんの弁護士、アティカスが素晴らしい。

 

"2003年アメリカ映画協会が選んだアメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100では、アティカスがインディ・ジョーンズジェームズ・ボンドといったスーパーヒーローを抑えヒーロー部門第1位を獲得、再び脚光を浴びた。" 

 

とwikiに載っていたが、納得。普通の弁護士なのに...。

当時、黒人を弁護するなんて相当に勇気のいる行為であったらしい。

 

ちなみにカポーティの少年時代であるディルは別に目覚ましい活躍もなく、

単なるスネ夫みたいな自慢しいのはなたれ小僧です。

 

でもこのディルとハーパー・リーであるスカウトとお兄ちゃんのジェムが

実に子供らしい子供達なので、なんかそういうの久々に見たかも...と思った。

 

名作ってやっぱ年月経っても名作なのねえ。

 

 

 

カウブックス

夏ということで読書三昧。

外は暑いしねえ。日夜本の虫やってます。

 

でも本屋にはついつい行っちゃうんだけど。

 

何ヶ月か前、松浦弥太郎さんの本を

二子玉川駅の本屋で立ち読みした。

そこには「全ての人間の行動は”不安”と”孤独”の恐怖感に基づいている。

=それらがなければ人は行動しないだろう」

といったような事が書かれていて、

「ええ〜極論やなあ!」と思ってすぐには同意しかねたが

「果たしてどうなのだろうか」とそれについて度々考えるようになった。

 

「ああなったら嫌だ、こうなったら寂しい」ということで

本当に全員行動してるのだろうか。うむむ....。

楽しいしやりたいから行動して欲しいものだが、

まあ皆が皆そんな風に生きてちゃ世の中回らないのだろう。

 

でもなんだかんだ弥太郎さんの本って立ち読みで大筋を掴んだら買いはしない、みたいなポジションだったんだけど(すみません!!)

今急激にぶり返したよしもとばななブームにより、初めて買いました。

彼女のエッセイの中で松浦弥太郎さんのカウブックスの事が書かれていて、

それまで”暮らしの手帖”の編集長っていう事は知ってたんだけど、そんな素敵古本屋の経営までしてるなんて知らなかったから、

早速次の日見に行ってみました(暇人の行動力)。

 

本に書かれていた通り、目黒川沿いに歩いて行くとありました。

素敵本屋。

入り口のところの文庫本が、著者の名前順じゃなくて、

背表紙の色順に並べられていて、グラデーションが美しい!!

画材みたい。

 

中も素敵な世界でした...

あれは本じゃなくて宝石。

 

客が私一人しかいなくて、

本屋というより完全に美術館とかギャラリー的雰囲気で集中して楽しめた。

作品に触っていいのだろうか...おそるおそる触れるという感じ。

 

ばななブームだったのでばなな本が買いたかったのだが、

お店の人に聞いた所「うちは古い本しか扱ってないので新しい人のはちょっと...」とのことでした。

 

どれにしようとうーんと悩む。今ハマってるレイモンド・カーヴァーの初版、大橋歩さんのすごい綺麗なイラストエッセイ本もいいが、

弥太郎さんの友人の家の玄関の写真のポストカードセットも何かいい。

 

挙げ句、レジ付近にある弥太郎さんの本が目に入り、

「あ、これだな」とすんなり決まった。

彼の生活の基本、100。

ようするに大事にしている信条、みたいなもの。

 

自己啓発本コーナーってほとんど近寄らないけど

こういうのだけは結構好きなのです。

 

弥太郎さんだけじゃなくて、

きっと皆あるであろう、信条。

知りたいなあ。

 

一気に読んだので、自分の信条も書き連ねて見ることにした。

 

一番最初に出て来たのは「ほどよくテキトーに」

だったので、多分弥太郎さんに怒られるな...と思った。

 

他にレインボーの色鉛筆も買った。

描いてるとだんだん色が変わるの。

弥太郎さんがサインするときに使うらしい。

それ使ってると見た人がにこっとするからだって。

そういうのいいよね...、とそのエピソードが良くて買った。

 

彼の本とか信条読んでるとくそ真面目で堅物っぽいけど、

随所に人へのかわいいサービス精神があって、

そこが良いと思う。

 

さーて帰って読むか〜と思ってたら、

怪しげだった雲行きがもうあからさまに派手な雷雨になっていて、

思いつきでふらーっと傘も持たずにやってきた私は立ち往生。

 

店員さんに「まあしばらくゆっくりしてってください」と勧められ、

コーヒーを飲んでゆっくり過ごす。

丈夫な傘も貸して下さった。

 

返却は別にいいですよ、と言われたけどまたそのうち遊びに行こうと思う。

カウブックス、オススメです。

 

プール

家の裏に中学校があって、

夜、一般公開してるらしい。

 

結構夏バテしていて日中ぐったりして食欲も湧かないが、

家の近所のパン屋にチキンカツサンドを買いに行った時に

その看板が眼に入った。

 

とりあえず、何がいるのか聞いておこう、と思い中学校の中に入り、

受付を探す。

 

 

あれだな、と思い受付に近づいたところ、

中からおばちゃんが出て来て

「ごめんね夜からなの〜!今はまだやってないのよお」

 

60代くらいだと思うけど、マスカラバシバシだ。

眼力にやられて、彼女が何を言ってるのかよく理解できない。

 

時間とか、曜日やらいろいろ説明してくれているようだ。

私はもう上と下のマスカラしか見てなかった。

 

あと、人って、こっちが聞いてからならすっと入ってくるけど、

順番が逆になって聞く前にぐいぐい教えてくれても、

なかなか入って来ないのねえ。

 

せっかく説明してくれてるのに

「全然わかりませんでした」じゃ失礼だなあと思い、

なんとか説明事項が書かれたチラシをもらった。

今もあの眼が焼き付いて離れない...。

 

夜六時かららしく、その日に行ってみた。

さっきのおばちゃんはいなかったが別のおばちゃんが

「初めて?」と券売機やロッカーを案内してくれた。

 

その時に

「あなた中学生?高校生?」と聞かれ、これには爆笑してしまった。

「へ??31です...」

15、6に見えたのか...三十路なんだが...。

しかし調子に乗って中学生ですと言いはれば(ありえないけど)

入場料がなんと80円だったのだが。惜しい事をした。

 

しかしこないだも学生割引のあるそば屋で勝手に学生価格になっていた。

以前からたまに学生かと聞かれていつも良心が咎めて断るが、

その時は聞かれずに断定されたようだ。

うーん、髪を切ったからかなあ。

ラッキーだと思っておこう。

 

でもいつもそんな風に見られるわけじゃなくて、

イラスト描いてる女の人ってたまに20代にしか見えない40代の人とかざらにいるので、そういうとこだとむしろ老けて見られることもある。

 

以前イラストレーターの飲み会で、

同じテーブルになったみなさん35〜40前後の女性だったのだが、

年齢の話になり

であなたは?と聞かれ、その当時は30だったので

「30です」と答えたら

「30いくつなの?」と聞かれ

「30丁度です...」と答えたら

「大丈夫大丈夫!(←何が?)」とフォローされた。

 

上にも下にも見えるということか。

ティファニーで朝食をのホリー・ゴライトリーを思い出すなあ。

(さっき家の本で確認したら彼女は16〜30に見える19歳とのことだった。)

 

で、プールでボケーっと泳いでたら、二十代くらいの女の子に話しかけられた。

「初めてなんですか?私もなんです。ここ、地下で分かりにくいですよね」

「へっ(なんで初めてってわかったんだろう...)」

 

その後もその子にちょいちょい話しかけられ、世間話をする。

なんだか最近世田谷の若い女子に良く話しかけられるような...。

(↑ちょっと前に路上でゴキブリ退治を初対面の子にお願いされただけだが。)

 

まあ、超近いし体を動かすには十分でした。

外人や子供や知らない人がいっぱいいてなんか面白いし。

 

サンキャッチャー

サンキャッチャーを窓から落としてしまった。

 

サンキャッチャーって何だかご存知だろうか。

 

紐で吊るされたクリスタルのようなもので、

太陽の光を反射してキラキラ光るのである。

 

前からちょっと欲しくて、

こないだ二子玉川のおしゃれ雑貨屋で購入した。

(※ショックな情報...おしゃれ雑貨屋では数千円で売っているのだが、

最近足繁く通っているtokyu handsで全く同じパーツが何百円かで売ってるのを

見てしまった...何て商売してんだ!)

 

しかし、最初カーテンレールのとこにぶら下げようかと思ってたけど、

予想外に日光がもろに入らなくてキラキラしないんだな、これが。

 

で、迷った末、うちにあったスマホの三脚(めっちゃごついやつ)に

針金をぐるぐるに巻き付けて先端を釣り竿みたいに伸ばして、

その先にプラーンとサンキャッチャーさんを吊るし、

午前中など、窓から日光が入る時間帯に置いてみるということを試してみた。

更に下に使わなくなった鏡を置いて

めちゃくちゃに光を乱反射させては一人で楽しんでいた。

 

んで、先日天気が良かったから窓も開け放して窓枠のとこにおいていたら、

しばらくして見たら、こつ然と姿が無い。

 

窓から身を乗り出して下を見ると、

あー一階の人の敷地の雑草のとこに、

三脚の無骨な脚が見える!!

 

 

うーん、最初さっさと一階の人に相談しようと思ったんだけど、

通常おしゃれなはずのサンキャッチャーさんだが、

私の試行錯誤のせいで完全に怪しげな物体になってしまっていることにはたと気付いた。

 

初見では何の器具なのか絶対にわかるまい。

 

「おもちゃを落としてしまって...」と言ったら

「このおもちゃ、一体なんに使うんだ」と絶対しばらく一階の人の記憶に残ってしまうだろう...。

(こないだベランダの方で枕を落としたら、

非常に感じの良い娘さんが持って来てくれたばかりだし...。)

 

太陽の光をキラキラさせて...ただそれだけですって...

説明がめんどくさい!

 

 

以前、住んでいた部屋に前の部屋の住人のカタログが届いた事があるのだが、

「六次元の水晶(高額)」って...一体どんな人がここに住んでたの???

ということがあったので、ちょっと嫌だ。

 

別に怪しいものじゃないんだけど、

怪しいものじゃないものを別に怪しくないと言い張るときほど、

怪しさ倍増なことはない。

 

しばらく悩みました。

 

数日後、一階の駐輪場から一階の人の家の柵にぐぐーっと腕を突っ込んだら、

難なく取れた。ふう焦った。

 

 

 

 

夏、読書

晩御飯にカレーを食べていたら、
急にエラリー・クイーンの
推理小説が読みたくなってきた。

夏はなんだかダークな名作小説が読みたくなるなあ。

近所のBOOKOFFの閉店時間まであと30分。
あれだけメジャーな本だ。おそらくあるだろう。

食べかけの食卓をそのままに、
皮のサンダルをつっかけて徒歩3分くらいの場所にある
小規模な中古書店に向かう。

ついでになんだか悲惨らしい、
浅野いにおのおやすみプンプンのラストも立ち読みしておこう...
と思ったけどそっちはなかった。
ちょっと前まで人気だったはずなのに、
流行りはころころ変わるなあ。
局地的人気の清野とおるの赤羽の漫画は、勿論ない。


高校生の時読んでた、京極夏彦の「魍魎の箱」があった。
懐かしい。手に取る。

16歳の時、初めての海外旅行でありホームステイである、
ニュージーランドでこれを読んでいた。

ステイ先のお母さんが、天気の良い休日、
「今日はとっても天気がいいわ。真理子も皆と一緒にテラスで日向ぼっこしましょうよ」と私を誘う。

断る術を知らない私は、一応参加してはいたが、
この表紙から明らかに薄気味悪く、
タウンページ並みに超分厚い、
妖怪推理小説を小脇に携えていた。

完全に日陰の人間...。


更に痛いことに当時マイブームだった悪魔の角が生えた帽子を被っていた。

16歳だったので許して下さい。


思いつきで来たブックオフだが、

スティーブン・キングのランゴリアーズも、
レイモンド・カーヴァーの短編集も100円コーナーだったので

手元にガシガシ積み上げた。


家に帰って、面白かったのは、
エミリ・ブロンテの"嵐が丘"(ブロンテ三姉妹の本をいい加減に読んでおこうと思った)の中に挟まれていた紙片。
開いたら、はらっと1994年の名刺サイズカレンダーが挟まれていた。
scotia bankと書かれている。聞いた事無い。早速調べる。

ほほう。カナダの銀行でした。


21年前、どんな人物が人物がこの本を読んでいたんだろう。
俄然興味をそっちに持って行かれる。

そんなちょっとしたストーリーがあるので、
古本屋で本を買うのも結構好きだ。

あ、ちなみにエラリー・クイーンもちゃんとあったので、
今枕元に全て平積み。全体的にぶ厚い本ばっか。

 

読んでいると予想外に面白いのはレイモンド・カーヴァーだ。

("carver's dozen"。)

春樹の脚注が巧いよね。あるとないとで大分違う。

関連でチェーホフにも興味が湧いて来た...。

収容病棟

久しぶりに、どうしても見たい映画があって、
先日一人で見に行った。
 
中国人のワン・ビン監督の”収容病棟”。
 
中国の精神病院のドキュメンタリーで、
全編後編合わせて四時間もあるという。
 
この監督の昨年公開された映画
”雲南の娘”がめちゃくちゃ見たかったのに、
見逃してしまい、ずっと後悔していたのだ…。
 
数日前から楽しみにしていたのに、
渋谷のシアターイメージフォーラムが、
あまりに久しぶりだった為、道に迷ってしまい、
15分程遅刻してしまった。
 
どうしよう…次の回からにするか
それとも最初の15分は諦めるか、店員さんと話し合い、
「じゃあ諦めて今から見ます」と言ったものの、
見出したらなんだか全然話についていけなさそうだったので、
「すみません、やっぱ四時間後にまた来ていいですか」と謝って
再入場を許してもらった。
 
で、どんなだったかというと…
うーん、すごい。
 
結局この日は前編だけ見たので(後編は別の日に見る事にした)
前編だけの感想になるけど…
 
見ていて思ったのは、精神病院って、なんだか動物園みたい。
言葉を喋れる人間のはずなんだけど、
檻の中の(実際檻なんだけどね)クマや猿みたい。
 
映されてる人達が監督の事全然気にしないで、
全て隠さず、ありのままに生きてる。
(たしかアシスタントと2人でずっと撮影していたとか。)
 
演技でもなんでもなくありのままの生活って、
なかなか見れないんだよね。
 
通常の精神の人間だったらカメラって意識してしまうと思うんだけど、
精神を患っているからか、またよっぽど監督が気配を消すのがうまいのか…
 
見ていてふっと思い出したのは、松本大洋の”鉄コン筋クリート”のシロ。
シロみたいに無害な患者が主だけど、
たまにクロみたいな暴力的なキャラクターもいる。
あの美醜が混沌とした世界に似てる。
 
ワン・ビンが映したいのは、
きらびやかな作り物の世界じゃなくて、
現実に生きている人達の、ぱっと見汚くて無駄で価値のない
本当の人間なんだろうな。
 
あの場所で彼らをずっと撮り続けるなんて、すごい。
多分彼らに対するものすごく深い興味と愛情がなければ、
きっと数日で逃げ出してしまうであろうに。
 
ただ、欲を言えば、
いつからどんな風にして彼らが狂ってしまったのか、
理由や背景もちょっと知りたかった。
 
名前や収容年数はテロップでちょっと出るけど、
情報はそれだけ。
 
あとはひたすら、彼らのありのままの毎日が画面に映し出される。
急に走り出したり、独り言を言い続けたり、
食事、着替え、排泄(スカトロシーン多かったな!股間もモザイク無しです。一度ならず数回。)、
眠る前の儀式みたいな動作、その他もろもろ、あらゆる生活のシーン。
 
こういうドキュメンタリーに抱く感想って難しい。
 
面白がらせようとしているエンターテイメントでもなく、
怖がらせようというホラーなどは、観客にどう思わせたいか明確だけど、
そういうのと違って....、
でも悲しくさせるわけでもない。
 
ただ、ああ、現実なんだな…という感じ。
すごくリアリティはある。
 
絶対に自分が踏み込めない場所の、
現実の毎日。
彼らは今現在もあそこで、
ベッドを蹴り壊したり、
お菓子を独り占めしたり、してるんだろうな。
 
見かけは私たちと何も変わらない普通の人間。
でも何が決定的に違うというんだろう。
まだわからないものを見た。
 

ゴキブリ退治

旦那と普段あんまり歩かない近所の道を歩いていたら、
あるマンションの前で、部屋着を来た若い女の子が駆け寄って来た。

「通りすがりの人に突然こんな事を頼むのは申し訳ないんですが、
部屋に出て来たゴキブリを殺して貰えないでしょうか」

私「いいですよ」←あっさり(こういう時あまり躊躇しない)
旦那「ええっ」(躊躇しまくる)

若い女の子「本当スミマセン〜もし殺せなくても、部屋のスマホ取ってもらえるだけでもいいです。彼氏に救援頼むので。」
私「私ゴキブリは大丈夫なんです。芋虫はダメだけど。」

3人でオートロックのマンションの一階に入って行く。
旦那「突然こんな事...あるんだなあ」

女の子「引っ越したばかりで散らかっててスミマセン...あ、こんな物あります」
ゴキブリ用のスプレーを差し出される。
私「あ、こういうの便利だよね。最近良く虫殺してるんで慣れてます。
で、どこですか」
女の子「今はどこにいるかわかりませんが、さっきはこっちの部屋にいたはず...」

発見。リビングの天井にでかいのが張り付いていた。

私「あ、あそこにいますね」
女の子「わー!わーっ!」

ふふふ可愛いのう。
全然びびらない俺。

至極冷静にゴキブリの真下に立ち、
借りたスプレーを向けてしばらく長押し。
ゴキブリは抵抗もせずたちまちフローリングの床にぽてっと落ちた。
mono消しゴムくらいのサイズ。
まあまあでかい方の部類だろう。
別に怖くもなんとも無い。

芋虫だったら三件隣の部屋にまで響き渡る悲鳴をあげるんだけど。

落ちて来て気絶してるっぽいゴキブリ君に致命傷を与えるべく、
更にスプレーを浴びせる。
女の子に要らない雑誌とか紙、ティッシュ、ゴミ袋を持って来て貰う。
さながら看護婦に「メス!」とテキパキ指示を出す執刀医のように。
無抵抗のゴキブリ君を、筒状に丸めた紙の封筒でバシバシ叩いて撲殺。
ティッシュでつまんでコンビニレジ袋に入れる。
袋の口を二重三重に縛る。

私「はい」
女の子「たくましい...」

何で皆ゴキブリ怖いのかな。
私にとっちゃてんとう虫とかとあまりかわらない。
まあ私も芋虫は得体の知れない恐怖感があるから、
私はたまたまその対象がゴキブリじゃ無くて芋虫なんだろうな。

1人でちゃっちゃか退治したので、
女の子と旦那は後ろでぽけーっと見ているだけだった。

女の子「本当にありがとうございます...なんとお礼していいか。
あ、グレープフルーツとか好きですか?」
ゴミ箱の上に乗ってた二つのグレープフルーツを差し出された。
さっきゴキブリを入れた袋を放り込んだプラスチックのゴミ箱の上に乗ってたやつですね。
私「困った時はお互い様ですからね。あ、食べます。」
気分は水戸黄門。

くじら

くじらって、
心臓が一トンあって、
大動脈は人間が通れるくらいの太さらしい。
 
そして産まれた赤ちゃんは、一日に90kgも大きくなるらしい。
 
なんて壮大なんだ…!
ロマンあふれるなあ。
 
こういうことだけ細かい数字もすぐ覚える。
 
人間が通れるくらいの大動脈を想像してたら、
ふと、「人間の大動脈ってどれくらいの直径なんだろう」と気になり、調べた。
 
だいたい25mmくらいらしいです。
意外と太い。
指が通るくらいだったのか。
 
なるほどねえ、何がなるほどだか分からないけど、
何かに感心。

唇みたいな葉っぱ

道に落ちていたので、

自転車から降りて撮りました。

 

目も探そうかな〜と思ったけど、やめました。

わたしと野菜の美味しい生活

こないだテレビをたまたまつけていたら、

NHKの料理番組、”わたしと野菜の美味しい関係”というのが始まった。

YOUと博多華丸大吉の大吉先生の番組。

 

簡単で面白そうなので、作ってみた。

第一回のトマトスープが非常に気に入り、

何回もリピートして作ってる。

 

それ以来、スーパーでトマト見かけちゃ、

買って作ってる。

 

毎週録画して、

本屋でテキスト本も買って来て、

そのレシピでちょくちょく作ってすっかりはまってる。

 

まあ、メニューには時々、当たり外れがある。

(というか、私が火加減とかの調節をうまくできてないんだろうなあ)

 

でもいくつか作って思ったけど

「ニンニクを入れると大概うまい」という事。

ニンニクを入れると、シンプルで簡単なのに、

十中八九美味しい。

 

ニンニクの一人勝ち。

素晴らしい食材だなあ。

 

作れるもの全部作ろう、くらいの勢いで

いろいろ野菜買っているのだが、

先週放送の”ゴーヤーとバナナの豆乳スムージー”も作ろうと思っていたら、

旦那が「ゴーヤー入れない方が普通に美味しいと思うのだが、ゴーヤーは入れる必要があるのだろうか」としれっと正論を。

「栄養価が違うんじゃん?」と答えつつも、

「ぐぐ...正論ぬかしおって...」と思いました。

 

「普通にゴーヤチャンプルとか当たり前のメニューに入れた方が美味しいでしょ」

それはそうなんだけども、

まあ美味しいのに当たるかもだし、

作ったことないもの作ってみたいじゃないか。

 

LINEスタンプ結果

ちょっと前に登録して審査してもらっていた

LINEスタンプだが、数日前、不可判定が出てしまった。

 

理由はいくつかのスタンプに"過激な表現”が含まれる為らしい。

 

 

首がもげてるだけなのになあ、残念。

 

もうちょっとソフトな表現で作りなおそうと思う。

2014折り返し地点

六月も最終日、

2014年が半分終わってしまった。

 

というわけで半分大掃除気分でいろいろな所を掃除した。

 

ふう、すっきり。

 

今週はひたすら何やってるかと言うと、

髪をばっさり切ってボブにしたら、

チョーカーが欲しくなって、

でもどこにも欲しい感じの物が売ってなかったので、

自分で作り始めたら止まらなくなってしまい、

ガンガンとリメイクアクセサリーを作ってしまった。

 

使わなくなったアクセサリーが生まれ変わった。

捨てなくてよかった...。

 

他にもちっさいぬいぐるみやらシールセットやら

ちまちま作っていて、

いろいろ作りたい放題の毎日。

 

でもさっき、知人からポストカードが届いたので、

作りかけていた物を放り投げて、

返事の暑中見舞い作りに没頭する。

 

その合間にテディベア、コースター、プラバン作りも同時進行。

 

後先考えずに全部同時にやるのがミソです。

go betweens 展

六本木ヒルズの森美術館での展示、最近子供特集だな〜と思う。

"こども展"しかり、今展示中の"go betweens展"も。


この展示のテーマは

「海外に移住した移民の親子の子供が、
新しい国の言葉が喋れない親に変わって、

周囲の環境とその間をとりもつ存在"=between"としてのーこども。」


というわけで、海外のみだけでなく、精神世界、夢とか地獄とか
現実世界でない場所まで含めて、その間をとりもつ存在として
子供の世界に焦点をあてています。

まあ、実は奈良美智の作品が三枚あるんですよ。

(うち一枚は本邦初公開。)

それを見れただけでファンとしては満足です。

奈良さんも「子供」っていうモチーフでいろいろ表現してますが、
他のアーティストの方々も「子供の、簡単じゃない深い世界」を見せてくれて、
なかなかに興味深い展示だった。



私がいいと思った物は
サンテリ・トゥオリの"赤いTシャツ"という映像作品。
単純に綺麗。

子供が赤いTシャツを脱ぎ着するのをスローモーションで見るだけ。

一切の無駄がないなあと。とても輝かしい一瞬。


爆笑の作品は山本高之さんの"どんな地獄へ行くのかな"。
実はこれをラジオで聞いて実際の作品を見たかったのだ。

子供達が頭の中で描いた地獄を実際に工作で作り上げてプレゼンする。
実に様々な怖くて面白い地獄があります。
そして、それらは恐ろしいのにとっても可愛くもあるのです。

ラブリーな地獄が15個くらいあったかな。

イメージで多かったのは”血”、”目玉”、”凶器”、”鬼”。

みんなそういうのが怖いのね。

廊下を走ると落ちる”曲がり角地獄”

ゲームをしすぎると落ちる"ゲーム地獄"

 



テリーサ・ハーバードとアレクサンダー・ビルヒラーの共作、

"エイト"という映像作品もなんだか心に残った。

八歳の女の子が一人、自分の誕生日パーティーのケーキを
庭で雨に打たれながら、ケーキを切るだけ。

彼女はあの映像の中で一切笑って無かったな。

誕生日なのに、ずっと悲しそう。

なんだかじーっと見てしまった。

タイトル”エイト(8)”は、"無限大(∞)"を横にしたものでもあるという。



リネカ・ダイレクトラの"女の人が泣いてます"も良かった。
ピカソの泣く女を見せて、子供達に何で泣いてるのかを
想像させるという映像。

真剣にいろんな理由を考えてて、
本気なので面白い。最後のコーナーは絵本がめちゃくちゃあるのだが、

ありすぎて一冊もみれなかった。

 

この展示はこどもに焦点あててるけど、

”かわいくて笑ってる無邪気なこども”のような

一般的なこどものイメージはなかったな。

 

世界に適応するのになんとか必死で生きてる、

弱くて強いこども、って感じの展示だった。

music japan観覧

音楽番組、music japanの収録を渋谷のNHKホールに見に行った。
四月に一度行ったので、今回で二回目。
ミーハーな旦那がどこぞからチケットを入手してくるのである。
 
 
席は、当日に適当に割り振られるので、
行ってみるまで分からないのだが、
今回は一階の右側で、前回の二階の真ん中より、
出演者が近く、彼らまでだいたい20メートル程の距離だった。
 
約10組くらい最近人気っぽいアーティストが出てくるのだが、
半分くらい知らない...。
いや半分どころかきゃりーぱみゅぱみゅと木村カエラと神聖かまってちゃんと
司会のperfumeとユースケサンタマリアぐらいしかわからない。
 
ちょっとテンション上がったのはレキシぐらいかな...。
 
前半は、へえ〜あんな人やこんな人が、と割と楽しく見ていたのだが、
最後の方は、アイドルファンの尋常じゃない白熱ぷりにちょっと引いてしまった。
 
彼らは音楽聞きに来てるというより、
アイドルを生で見てキャーキャー言いに来たんだろう。
 
次は本当に好きな音楽家のライブに、じっくり音楽聞きに行きたいな...と思った。(じゃあもう同僚と行くよ!と旦那が気を悪くしていたが、仕方ない!)
 
で、一昨日くらいにその日の回の放送があった。
なんかちょっと変な感じだった。
 
でも、やっぱり本当にいいと思って聞いてた曲じゃないから、
途中でテレビを消してしまった。
(ミーハーなくせに冷静にテレビ見てたら相当ダメだししまくる旦那。
でもお前あのステージで同じ事できねーだろ!と突っ込む。)
 
music japanって言ってるけど、
アイドル、声優がメインなんだろな...と思う。
 
 
否定はしませんが...。

女子会

久々に女子会に行って来た。

帰ってから話してた時間を計算すると
大体九時間はぶっ通しで喋っていたことになる。


よくもまあそんだけ話す事があるもんだよ。


この日の飲食費はハンパない。

食って、喋る。
それが女子というものだ。

ちなみに、この日のホットなトピックと言ったら
主にムカデ、ヤスデについて。

ムカデ、ヤスデの古代のまじないについて話し出したら
「あー蠱毒ね」ってさも常識みたいに!

あつりん流石やな〜。

一方で虫が大量に発生し、
一方が虫を使った呪術方法なんて知ってるから、
話が九時間も続いてしまうんだな...。

食ってばかり!

 

テラス席が楽しい季節です。

手芸屋

手芸屋はなかなか楽しい場所だ。
手芸屋のみに限ったことでなく、
いろんな物の原材料や素材を売っている店などは、
「これであれが作れるのか!」となんだかワクワクする。

ワクワクするだけじゃなくてほとんど過呼吸というか、
脳がオーバーヒートして死ぬ前みたいになってしまうから
ある意味危険な場所だけど、
楽しいのでついつい行ってしまいます。


先日、花のリボンテープを、
何に使うあてがあるわけでもないが、
形状や色が可愛かったので衝動買い。

何に使うかは、後で考えよう、とレジに並んだら、
目の前にいた妙齢の女性が
「あなたのネックレスは、このキットで作ったの?」
と話しかけられた。

その日、私がしていた布のネックレスは、確か8年前くらいに
原宿駅前のコムサの奥のほうの雑貨屋で買った物で、
いい加減古いから捨てようとしばらく自分の中の
「捨てる候補の物」の箱に入れていたのだが、
いざ捨てる段階になるとなかなか捨てられなかったので、
うーん、気に入っているのだな、ならば使っていよう、
と超久々に首から下げていたのだった。

「いえ、これはそれで作ったわけじゃないです...」
「えっそうなの!?」
相当似てると思ったのだろう、ジロジロと見るので、
「あー見ていいですよ」と作りを見せた。
そして私が手に持っていた花のリボンテープを見て
「あっそれ私も買おうと思ってた」とびっくりしてた。

なんだか友情が育まれそうだった...。


だってリボンテープなんて数百種類店内にあるのに、
同じのに目が行くなんて、この人と大分趣味が似てるよ...!!


まあ、あのネックレスやっぱ捨てなくてよかったな。

パピエラボ

前から行きたかったパピエラボというお店に行って来た。
パピエラボっていうのは、紙の印刷物の専門店。
原宿駅から徒歩10分くらいのところにお店があった。

好きな雑誌でここの商品が毎月一個ずつ紹介されているので
前から生で見たかったのです。

いや〜ストーカーかってくらい舐め回すように商品見たわ。

店員さんからしたらキモかったと思うけど、
「装苑でいつも見てます...!」と言ったら嬉しがってくれた。

うんうん、いいもの見たわ〜(^∇^)。


雑誌に載ってたカードとか、
素敵なケース、一目惚れペンなど買った。

へへへ...。

でもすごく見たかったのは、売り物じゃないこの店の紙封筒です。
今月号で紹介されてたのがそれだったので。

商品買ったらくれました。

うんうん、いいもの見たわ〜(二回目)。

 

 

http://papierlabo.com

最近の漫画

嫌なことがあると
「よっしゃーこんだけ嫌なことがあったんだから
あれ買おう」と、目を向ける方向をちょっとずらす。


今回、HDDぶっ壊れとヤスデ大発生を理由に
前から読みたかった漫画を買いに新宿へ。

清野とおるのエグい漫画。
ここならあるだろ、と思ってたけど、
ねーでやんの!!
人気がないんかな。(局地的人気らしい。本当いろんなとこ見に行って調べるけどなかなかない。かといってネットで買うより本屋で買いたい。)

彼の著書全てはなかったけど、
数冊あったので「東京都北区赤羽以外の話」を買った。

買う時に伊藤潤二の「よんむー」(ホラー漫画家の飼い猫コミックエッセイです)が
近くに置いてあったから立ち読みしたけど、
数ページ目で盛大に吹いた。

やっぱ潤二すげえなあ...なんで自宅での普通の会話なのに
目玉が上向いてるんだろう...。

自宅だったらひーひー笑いながら読めるけど、
流石にここで転げ回るのは自制心が働いた。

清野とおるの漫画も、数日前から読みたかったので、
買って即に一階のタリーズでビリビリ開けて読む。

前の席の人は若干引いていたとは思うけど、
これは吹き出すだろう...。

なんとしても全巻読みたい!
なんとか手を打たねば...。

 

お祓い

ヤスデが家に大量出現し、HDDがぶっ壊れた私は、
実は本厄真っ最中である。

厄年の威力をひしひしと感じていたが、
なんだか年々信心深くなっているような旦那が
「いい加減にお祓いに行かないと、この先もっと不運な事が訪れるであろう」
とマレフィセントばりの予言をするので、既に厄年半年過ぎちゃったけど、
今更ながらお祓いに行って来ました。


そもそも厄年ってなんよ、と調べたら、
まあ女性や男性の身体のバランスの変わり目で、
なんだか社会的にも責任や負担がかかる時だから、
調子崩しちゃう人も多いらしく、完全なる迷信とも言えんらしい。

関東の有名な厄払いの三大神社も載っていたので、

家から一時間程の川崎大師に行ってみることにした。

 

うーん、1万円で20-30分お坊さん達が五人くらいで

なんだかむにゃむにゃ言ってくれます。

何考えてたらいいのかよくわからないので、とりあえずぼんやりとする。

 

人気というか有名な神社なのだろう、一日に何度かお祓いタイムがあるけど、

この時一緒になったのは20人くらい。

 

皆、厄を背負ってるのかしら。

 

しばらくしたら全員一列になって奥の方に案内される。

賽銭箱が3個あった。

え、さっき万札出したのにまだ吸い取るのか!

お祓いビジネス!

 

まあ、一列に並んで皆が順々に入れてたらついお金入れてしまう日本人...

暗くて財布の中も良く見えないけどとりあえず穴の開いてる硬貨を探す。

 

そして、それが終わったら名前を呼ばれて、

50センチくらいのそこそこ大きい木のお札を渡される。

トップバッターだったのでびくっとした。

 

おまけでもらった紅白の落雁と、有り難いお言葉が書かれたメモ帳(一筆箋)の

使い道が悩ましいところだ。

 

HDDがぶっ壊れた

誰に言ってもバカにされるのが落ちで、
自分としてもバカだよなあと思うけど、
ここ10年分くらいの
音楽、写真、イラストのデータを貯めていたHDDがぶっ壊れた。

全てを一台のHDD(外付けハードディスク)に貯めていたのだ。
スペアはない。

そんで、それを常時ノートパソコンにつなげて、
データの出し入れをしていた。

多分5年くらい使ってたんじゃないかなあ...

2テラもあるので、まだ全然余裕じゃわいとか思ってたら、
(全体で150GBくらいしか使ってなかった。)
先日いきなり接続されなくなったのである。

呆然...(O_O)
十年が吹っ飛んだ。

泣いても暴れてもどうにもならんなあ。とほほ。

数日間は「またまた〜壊れたフリなんだろ??」
と様子を見ていたが、どうやらマジだ。

新しいHDDを買いに行き、
移し替える準備もしていたのだが、
ギリギリ救急車が到着する前に事切れたようだ。南無三。

その新しいHDDの箱の中に、
「データ復旧率No.1!」という頼もしい宣伝文句が書かれた、
そういうのを生業にしている業者のチラシが入ってる。
まあ、皆、ぶっ壊れて慌てて買いに行くんだな。

そりゃあそうでしょうとも。

で、ゴキブリホイホイに捕まるゴキブリのごとく
その業者に電話して、さっくり幾らぐらいかかるのか聞いて見た。

「見て見ないとわからないけど、最低でも85000円からです。」

たけえ〜!!足元みやがって〜!!
まあいろんな壊れ方があることはわかった。


電話を切ってから、果たしてそもそもこの個人的なデータに
約十万の価値があるのかどうか考えた。

20〜30歳の写真と絵。
数千曲の音楽。


うーんうーん、もうちょっと考えよ...。


で、数日間考えて、「こんなもん、他人からすりゃどうせゴミよ〜(泣)」と、
諦めて吹っ切れる事にした。

そんで、パソコンの容量自体パンパンになってきてるのも
問題の一つだ、ガンガンデータ断捨離して行こうと思って
(内実そんなにあっさり出来ない性格なのだが)
いろいろ消していたら、何故だかパソコンのマイファイルってとこに
なんか一杯写真が入ってた。

なんだかよくわからないけど助かった!

人生、諦めずにダメもとで生きようと何度も思う。

ムカデはムカデじゃなかった

先々週大発生したムカデ、実は百足じゃなくてヤスデという虫だったらしい。
ムカデより小さくて、無害な生き物らしい。

なーんだ。

無益な殺生は好まないけど、
あんまり家を闊歩されても困るし、
以前としてちらちら湧いて来るので、
冷淡に着実に一匹一匹殺し続ける毎日。

朝起きて一殺し、夜寝る前に一殺し。


最初こそまともに見れなかった肢体だが、
だんだんと慣れ、殺す前にじっくり観察できるようになった。

割と適応するなあ、自分。

よーく見ると、身体の色、模様、足の長さ、動きの速さ、
それぞれ全然違って、とても個性豊かなのです。

名前つけてしまいそう。

今まであんまり、虫観察したことないけど、
蝿や蚊も実は結構個性あるんだろうなあ。


そして、いつまで湧き続けるんだろうなあ...

このガチャガチャ、買おうか迷ってしまった...。

リアルでいいなあ!

ムカデ戦争

早朝五時。
昨晩一睡もせず、眩しい朝日の中、虫コロリを片手にフラフラと住宅街を彷徨い、

これから自宅のベッドで眠る直前だが、これまでの経緯を書いておくことにする。

ここ数日間のムカデとの戦いに、ようやく光が見えて来た。

思いおこせば先週の金曜の夕方、うちの壁についていた何十匹の小さいムカデから、こんなことになろうとは思いもしなかった。

いつものように、無用に長い日記になりそうなので、
要点をまとめることにする。

(すいませんまとめようと思ったけど、後半全然長い。)

全ての原因はうちにあった。
つまり、うちの米びつから発生していたのである。

あの数百匹のムカデファミリーは。

先月、米がなくなり、実家に電話して、無農薬栽培の米を送って貰った。

継母の知人である広島の農家のお米が、去年送って貰って美味しかったから。
当然去年はこのようなことは起きていなかった。

しかしその軽い気持ちで頼んだ米こそが、全ての発端だった。

よもやあのうまい米からこのような凄惨な現場が関わってくることに
なろうとは農家の皆さんも知る由もないだろう。

※ここから書く話は、軽く夏のホラーなので、
虫嫌いの方、また食事中の方などは避けて下さい。



6/6(金)雨
夕方、自宅の壁に大量の小さなムカデを発見する。
何故か二階のうちの壁だけなのを不思議がる。
ぞっとし、恐怖に震えるが何も出来ない。

6/7(土)雨
夢だと信じたかったが、血も涙もない現実だと諦め、不動産に電話。
素早く不動産のおじさんが来て神器、"虫コロリ"を無償でくれる。
電話してみるもんや〜、とちょっと安心する。

しかしその後、ムカデの発生場所が、玄関側だけでなく、
ベランダ側の壁にも広がっていて、
思わず涙ちょちょぎれそうになる。

6/7(日)雨
虫コロリの威力すごい!
万能感に酔いしれる。
昨日まであんなに怯えていたのに、あっという間に「ひーっひっひ死ね死ね〜」とムカデをガンガン殺しまくるように。
無垢な少女が数時間でえげつない大人になる瞬間を、自分の中に見た。

みるみる地面が凄惨な殺戮現場に。まさに殲滅。
アウシュビッツも真っ青。
溜まりゆく骸を掃いて片そうかとも思うが、
「いやいやムカデがこの仲間の死骸を見てショック死するくらいがいいのかもしれん」。放っておくことにする。

死骸はくるくると丸まり、小さいペロペロキャンディーのようである。

この頃になると、お隣の壁にもムカデが大量に発生していたので、
「うちだけじゃないんだな」と妙に安心し、神の兵器"虫コロリ"の事を教えて上げた方がいいんじゃないかと、変に悩む。

(虫コロリのキャッチコピー"名前の分からない虫にも!"の素晴らしい安心感。)


旦那には「今日から私の事はムカデハンターまりこと呼んでくれ」
と宣言するが、「さっきからそれを何遍言ってんだ」と冷たくあしらわれる。

6/8(月)雨
連日のムカデ殺しの祟りか、体調が悪くなる。
どうも熱っぽく、関節も痛いようだ。
このところの連日の雨による夏風邪かもしれないが、
ムカデハンターは今日はお休みして、寝ることにする。

6/9(火)晴
全ての謎が暴かれた日である。
つまりホラーはここからなのだ。
今までのは序章だ。


前日の旦那の看病のおかげもあり、
昼過ぎまで寝ていたらだいぶ熱っぽかったのも治まって来た。
昨日出来なかった買い物などの用事を済ませる。

晩御飯の支度をしようと、
いつものように炊飯器の釜に、流し台の下の米びつから2合、米を掬って入れる。

救った時、なんで今日の米は繋がってるんだろう?
と不思議に思う。
米って普通パラパラしてるよね?
納豆でもないのに、さっきからなんで繋がっているのかな...。

水を入れて、洗う。
なんかプカプカ浮いて来た...次から次に...。

数秒後、ここ数日間のことが一気に合点がいった。
推理ものの映画のクライマックスのような気分だ。

あいつら全部、ここで孵化して、排水溝から流れ出て、壁に這い上がって来たんだ...。

意外と、一言も叫ばなかった。
瞬時に全てを理解して、完全に無表情で真顔だったと思う。

落ち着け...落ち着くんだ。

一旦一呼吸置くための、旦那とのLINEのやりとり↓
私「ムカデの原因、うちの米びつだったお。無農薬の米から湧いてるお」
旦那「ひいたお^_^」

落ち着いて、ムカデを流し終わったら、
もともと作るはずだった"炊飯器で作れる簡単トマトピラフ"を
その米で作った。ムカデハンターは大分サバイバルな脳になっている。

しかし帰ってきた旦那は米びつを覗いて、
「それ...食べるの?僕はあんまり食べたくないなあ...」
とあくまでやんわり断った。
私は、一口食べて捨てた。
混ぜ込んだ材料の黒胡椒が...なんだかそれに見える。

うちのせいとあってはご近所にご迷惑おかけして申し訳ない!

さっきまで同じムカデ被害者だと思っていたけど、

ご近所さんになんの非も無く全てうちの責任とあらば、

知られないうちに必殺仕事人として一匹残らず殲滅させるのが

ムカデハンターの役目だ。


前日寝まくったせいもあって、夜全然眠くならない!
眠れないなあと数時間布団で寝返りを打っていたら、

ついに空が白んで来たので、夜明けと共にムカデの虐殺開始。

しかしこいつら...あっという間にでかくなるなあ。
数日前湧出したばかりなのに、でかいのはもうそれなりの太さ。

 

虫コロリが効かなくなったら、どうしようもない。
小さいうちに、やらねば。

朝日の中でムカデを殺しまくって、気分は
「自分の不手際で世にゾンビをはびこらせてしまった科学者が、
罪滅ぼしにゾンビを根絶やしにしようと戦うが、いろいろと危機を乗り越えて
朝日の中最後の一匹を倒す」そんな感じ。

成仏してください、ムカデくん達。

(※冒頭部分で虫コロリ持って住宅街をうろついてる理由は、

「やっぱどこを見渡してもあんなにムカデがいる壁なんつーのはないんだな...」と確認する為です。)

百足

雨の昨日、一気に日記を更新し終わって、
さーて買い物に行こうと外に出たら、
思わずのけぞった。

玄関の外壁に、
朝はいなかったはずの黒くて細長い
幼虫のような生き物がびっしりついているのだ!!

瞬間叫びそうになったので、
慌てて両手で口を抑えた。

ガクガクブルブル。
ななな...なんだこれは!!!


ご近所さんを見渡してみる。
うちの棟は四室あるのだが、
うちの他の三室の壁には、一匹もついてない。
うちは階段を上がった二階なのだが、
わざわざ一階も見に行って確認した。

完全にうちだけ。
20匹はいる。

何でうちだけ、何でうちだけと思いながら
雨の中とぼとぼと買い物に行く。

昨日日記に書いた事の逆のパターンだ。
鎌倉のおばさんは、見えない力で庭の木に変な虫がつかないよう
バリアを張ってると言ってた。

うちは、何故かうちだけ虫が集まって来てる(泣)
うわーん、バリアの方法を教えて下さい...。
逆に知らぬ間に口寄せの術をしてしまっているのだろうか。

買い物を終えて帰って見たら、
やっぱりうじゃうじゃいる。
結構早いスピードで移動してる。
気絶しそう。

インターホンの隣にいた奴が、
全然違う場所に移動してる。
それでも、うちの壁だけ居座ってる。

恐る恐るよーく見たら、
小さいムカデだった。
細い体に足がいっぱい!!

数時間後、
残業を終えた旦那が深夜に帰って来たので、
「叫ばないようにね...」
と半泣きでムカデの壁を見せる。

私「なんでうちの壁だけにいるんだろう...。
庭がついている一階だけとかならまだしも。」
旦那「真理子が住んでいるからだろう」

あああ〜あながち冗談とも思えない。
というか理由が思いつかない。
やっぱ呪われてんのかな、不思議なこと多いし。
と思って、深夜に結構深刻に「呪い ムカデ」でググって見た。

古代のまじないとか、蠱毒とかいろいろ興味深い物が出て来て、
ふむふむ、と読んでしまう。ほうほうなかなか面白いなあ〜。

またいらん知識が増えてしまった。

でもまあ、ムカデは基本的に梅雨時期に孵化するそうです。
いろいろ条件が揃ってしまったんだろうな。
と、無理やり納得するしか無い。

噛まれると腫れるし毒もあるけど、
一方で「足がたくさんある=客足がたくさんつく」と言って、
いい意味に取られる事もあるそうです。


部屋の中にも一匹いて、私がギャーギャー騒いでいたら
旦那がティッシュの上から潰して殺し、淡々とゴミ箱に捨てた。


朝になって、煙のように消えてたらいいな...
と思って期待を込めてそうっとドアを開けたけど、
完全に現実だった。うようよ。増えてないだけましか。(ポジティヴ!)

はあ〜。。。

今日、不動産に電話しました。
「ムカデ〜?」って感じだったけど、
おじさんがすぐに来てくれた。
ありがたい。

やっぱり壁を見るなりギョッとして、
「たくさんいますね!結構虫の駆除はするんですが、
こんなのは初めてです」と言ってた。
長年やってる人にそう言われると、
謎は深まるばかりだ...。

殺虫剤を買って来てくれていて、
一匹一匹にシューシューとスプレーしてくれた。
コロコロと壁から剥がれ、丸まって落ちていく子ムカデ達。
断末魔は聞こえないが。
しぶとくへばりついているのはおじさんが傘の先で潰す。

全て終わり、おじさんも「一階もないのになんでここだけ...
よっぽど美味しそうな匂いがするのかなあ」と首を捻っていた。

殺虫剤の残りを上げますので、
しばらくはそれで様子を見て下さい、とスプレーを渡された。

うーん、推理は大好きなんだけど、
この件は本当に理由が思いつかない。

ただ、ムカデは匂いに敏感らしい。
ヒノキの匂いが苦手とか、
仲間が潰されたら匂いで寄ってくるとか、
ネットでいろんな事が書かれていた。
ムカデに悩まされてる人って意外と多いみたい。

私は家で1日数回無印良品のアロマディフューザーを使ってる。
主にハーブ系とか柑橘系の香り。
その匂いが外に漏れたのかな。

だとしても、玄関側にディフューザーがあるわけでは無い。
そもそもそんなに漏れ出るものだろうか。
でも、部屋で出た2匹はどちらもたまたまディフューザー付近だった。

うーん、今度ヒノキの香りのアロマオイル買おうっと...。

いきのこり●ぼくら

https://www.youtube.com/watch?v=byvta9LHo2o

 

なんかこの曲聞いてたらつい涙ぐんでしまう。

いつも。

なんでだろう。

(千と千尋の神隠しのエンディングテーマ"いつも何度でも"もそうだけど、

弦楽器と女性ボーカルのランランルンルン...みたいな感じ、

なんか魂とか深い部分にギュっと来る。)

 

you tubeだと一部しか聞けないけど、本当は6:46ある長い曲。

歌詞の内容も、映像も、説明しすぎてないので

いろいろ分からない点は多いけど、そこがいいと思う。

 

本当に好きなものやいいと思うものに出くわしたら

人に言わないで自分の心の中だけに留めておこうと思ってるけど(ケチ)、

これは...出血大サービスでここに書いておこうと思う。

(あ、ちなみにyou tube見れない人は青葉市子さんの”いきのこり●ぼくら”という曲です...)

ei

そんなに驚くべきものじゃないのかもしれないけど、

こないだ一人で東京湾付近でぼーっとしてたら

エイが泳いでました。ひらひらと。

(画面中央よりちょっと斜め右上の物体。)

 

エイ泳いでんだ...この辺、としばらく追跡。

迷い込んだのかな。

 

あまり見慣れない生き物でした。

野良エイ。小さいサイズだったしきっと子供エイ。

 

もともと海付近で育ってるので、

水面でぷかぷかしてる生き物って言ったら、

クラゲなイメージ。

でもクラゲは一匹もいなかった。

散歩して妙な動植物に出会ったらたまに写真に納めてる。

↑これも最近近所で見たなんだか見慣れない植物。

とげとげしくてちょっと怖い。

なんなんだろうなあ。

 

 

わざわざ図鑑等で調べた事ないけど、

結構身近に変な動植物ってあふれてるなあと思う。

ものづくり

相変わらずまあ家でちまちまといろいろ作ってます。。。

 

上が作成中ポートフォリオで下はシール。

(途中段階)

 

失敗してる部分こそ味わい深い。

あさりを買ったら小さい蟹がいた。

パック内を元気に走り回っていた。

写真を撮った後、あさり共々味噌汁に入れた。

 

非情。

名刺作り

前々から作ろうと思ってたけど、
本腰を入れて名刺を作ることにしました。

 

今まで家でプリントしてたんだけど、
現在のプリンターが名刺サイズの紙にプリントできないので、
かと言って名刺サイズにちぎれるA4の紙にプリントすると、
端がギザギザになるので...業者に印刷注文しなきゃなあ、と。

今までやったことなかったんだけど、
まあなんとか自力で調べてデザインして入稿しました。
数日後、手元に届く。
なかなかに愛着が湧いています。

業者とのやりとりや微妙な失敗部分も含めて改めて勉強になった。
物事は経験ですな。

ちなみに勉強になった部分とは、
表に絵、裏に文字で印刷するより、
表に字、裏が絵にした方がズレが少ない、という点です。

ちなみに使った業者さんを紹介しておくと

型抜き名刺は北海道の型抜き名刺.comさん。

 

http://katanuki-insatsu.com/

 

四角い方は

マヒトデザインってとこです。

 

http://mhtdesign.net/

 

どちらも早いし対応も丁寧でオススメです。

 

ジュンパ・ラヒリ

久々に素晴らしい短編小説が読みたくなり、
本屋で物色。

結構権威に弱いというか、まあ確実なので、
ピューリッツァー賞など数々の文学賞をを総なめにしたという
ジュンパ・ラヒリの"停電の夜に"にした。

彼女は在米のインド人作家。
アメリカに住むインド人のリアルな視点が描かれてる。

九編の短編が入っていて、八割型読んだけど、
後味がちょっと惜しいな...という印象。
「ああ〜ここで終わるんだ。もうちょっと続きがあってもいいな」と思う話が多くて。

でもキャラクター設定や状況の選別が上手だな、と思う。

 

終わらせ方は、カナダ人のアリス・マンローか
中国人のイーユン・リーのが好みだな。

老いも若きも、金持ちも貧乏も様々な状況のインド人が出てくるけど、
思っている事は、どこの国も同じ。

数年前、福岡から東京までの新幹線で隣にインド人のおじさんが座って来た時、やたらクッキーやジュースをくれて

「御礼なら僕じゃなく神様にしてくれ」と天を指差して言っていたが、

この小説を読んでいる限り、”お菓子を用意する”のはインド人の

当たり前の作法らしい。

 

いろんなシチュエーションでお菓子をあげるインド人っていうのが出て来るから。インドは人とのつながりが密なんだろうな。

 

日本人は人との距離感を大事にする民族だから、その日本に来たインド人は寂しかったんだろうな...と思う。

名古屋を過ぎたあたりから会話の内容がだんだん下ネタセクハラ方面になってきたので嫌になってインド人のイメージが低下してしまったんだけど。

タケオペーパーショー

私が原研哉さんの本を初めて見たのは、
たしか中学生の時。
父親が買ってくるオールジャンルの無尽蔵な本の中から、
ややこしそうな本は手に取りもしないけど、
面白そうで分かりやすそうで綺麗な本は勝手に持って行って読んでいた。

その中でも原さんのリ・デザインという本が、なんだかとても気に入った。
身近なプロダクト、例えばティッシュとかマッチとか紅茶のティーパック、
そういうのをデザインし直すというテーマの本。

わー本当にこういうのが売っていればいいのに何故売ってないのだろうと思ってた。

大学生の時も原さんのHAPTICという触覚を感じさせるプロダクトデザインの本に
かなり影響を受けて、卒業制作にも使わせてもらった。

私の絵からは微塵も原さんっぽさは無いと思うけど、
ああいうシンプルで根本的なところから視点を変えるようなデザインが
実は大好物なのです。

で、その原研哉さんが十年ぶりに手がけたタケオペーパーショーに、
この間行って来ました。

 

いろいろ凝視しすぎて鼻血出そう...!

目からウロコ、口からヨダレも出そうって感じ。

 

基本的に紙を使ったデザイン物の展示なんだけど、今回のテーマは

"subtle"と言って微妙なニュアンスの繊細なものばかりが

会場にずらり揃った展示でした。


中でも「これが良かったです!」と言うよりは、
全部良かったです。うーん、素晴らしいなあ。

すっかり堪能。
会期が短く辺鄙な場所だったけど、トークショーも豪華な顔ぶれだったので

何度か見に行きました。

デザイナーと言うより職人芸!
とにかく良かったです。

梅雨

急な猛暑が来て、その次は大雨。
厳しい天候が続くと
「こりゃこれで何人か死んだな...」とか思っちゃう。

エアコン入れて何とか生きてます、六月。

気温差激しいと誰でもぐったりしちゃうよね。
やる気もなくなる。

そういう時はとりあえず封筒作り。

正月に準備したおしゃれすぎて書き込めないカレンダーを
思い切って切り取り、今年の1月〜5月を封筒にしちゃいました。

鎌倉

父親が若い頃世話になっていた人の家に挨拶に行くというので、
私も数年ぶりにその鎌倉のお宅に着いて行った。

なんだか人間離れしたご家族で、
こういう人達も現実にいるんだなあと思って、
いつも大変興味深い。

ハーフの美しい子が家をうろちょろして、
バレリーナとかフランス人とかパティシエなど、横文字のオンパレード。
いつもリアルに異次元に彷徨いこんだ気持ちになります。

頭にスカーフを巻いて絵になる60代の女性が
日本人にもいるんだなあ...。

今回最もすごいなあと思ったのは、
庭の桜の木の虫駆除対策。

お庭に色とりどりの木々や植物が生えていてとても綺麗なんだけど、
虫が寄って来て大変じゃ無いですかと聞いたらさらりと、
「大丈夫よ、バリアを張っているもの」と返された。
「バリア?」
「そう、こうやって。」と掌を木にかざす。
ハンドパワーか気の力で、変な虫がつかないようにしているそうだ。

うーん、彼女がそうすると
素直に信じちゃうんだよね。

あの家で不思議なことを言われても大抵信じてしまいそうだなあ、
と思う。

忘れ物2014

最近あまり物を忘れる事がないなあ感心感心と思っていたら、
(単に外出が減っているだけだな)
久々にやってしまった。

電車内で音楽に気を取られて、
ドア付近に引っ掛けていた日傘がないのに気づいたのは、
恵比寿駅で改札を抜け、地上までの階段を登っている時だ。

結構気に入ってる傘だったので、
急いで改札に戻る。
地下鉄の改札のベン・スティラーみたいなおじさんに、
何故か超ギロっと睨まれた。
こ、怖い...。

ベンは無愛想ながらも(愛想無いってレベルじゃなくて、怖いんだけどさあ)
忘れ物の際の駅事務室を教えてくれてそこに向かう。

事務室には2人いて、なんか市原隼人みたいな若い兄ちゃんと
壮年のロマンスグレーのおじさまだ。

どういう傘をどこに忘れたのか、市原に聞かれる。
さっきなくしたばかりで、結構正確に細かく伝えた。
市原は「おそらく現在霞が関辺りを通過中の電車の中でしょう、
電話して確認してみます」との事だ。

忙しいのに仕事を増やしてすまない、市原...!
と心の中で謝りつつ、事務室の丸椅子でしばし待機を命じられ、従う。

暇だ...キョロキョロと、つい習性の観察をしてしまう。

この隣の空間は、泥酔の人間が寝るところか...。
市原もおじさまも普段人間のろくでもない部分と
轢死体などを見慣れているのだろうか。
恵比寿、多いって言うからな。

火事でもないのによく消防車が停まってるらしい...。
大変やな...。

などなど思っていると、
電話のコール音が事務室に鳴り響く。(そこそこ広い部屋である。)

その瞬間、二人とも受話器に手を延ばすが、
市原がロマンスグレーに向かって「あざーっす!」と言って、
電話をパッと取る。

そん時、びびったね私は。
つまり、ロマンスグレーが電話に手を延ばした事に対して、
市原は労いの言葉をかけているわけだ。
「自分が取るべき電話に、手を延ばして頂いてありがとうございます。
しかし、ここは拙僧が電話を取らせて頂きます」という意味で。
サムライジャパン...!

このやりとりわずか一秒以下。
す、すげえ...俺にゃあ無理だわ。

で、内心ほげぇとか思っていたのだけど、
市原が当りをつけた霞が関付近にはどうやら傘はなかったそうだ。
市原に謝られる。
いやいや、君は悪くない。

で、そういう場合の連絡先が書かれたチラシを渡される。
はい、自分で電話かけます。

事務室を出る時、別な女性が入ってきた。
彼女は携帯を落としたらしい。
市原は、あらゆる応対に慣れている。

ベン・スティラーは、私が改札出る時もギロっと睨んでいた。
まあ、ああ見えていい奴だったりするんだよな...。


で、この話は長いんだが、まだ続きがある。

数日後、市原の言う連絡先に電話をかけた。
同日、同時刻の似たような傘の落し物は7件あるそうだ。
運賃は出すから、上野の遺失物センターまで直接見に来て下さいと言う。

運賃を出してくれるらしい、と旦那に話したら
「それは今時ホワイト企業だな」と言っていた。
うん、確かにそう思う。貰えれば...(意味深)。

天気の良い日曜日、上野に向かい、市原の地図通りその事務室に行くと、
今度はここではずらっと大勢のおじさんたちが働いていた。
忘れ物をしている人もぞくぞく来る。
盛況盛況、という感じ。ダメ同士の集い...!

日傘は多いから、直接確かめて下さい、と言われ奥の部屋に通される。
職員室っぽい事務室のおじさん達の椅子の後ろをくぐり抜けて行くと、
その先に学校の図書室にあるような無骨な鉄の本棚があり、
何百本もの傘がぎゅうぎゅうに水平に刺さってて柄だけずらっとはみ出てる。

それらに一本一本、手書きで収得場所が書かれた白い紙タグがついている。

私の落とした傘の柄にそっくりの、ベージュで籐の編み込みみたいなのも
何本も突き出ていて、なるほどこれは本人に見せるべきだな、と意味がわかった。
あ、これ似てる、と思って引っこ抜くと、全然違う傘。

似た傘って多いんだなあ。

でも何本か引っ張り出してたら、あった!私の傘。
これこれ〜とちょっと感動。

タグを見たら、全く知らない駅。
小竹向原だったかな、私が行った事ない場所にはるばる旅をして来たのね。
私が乗っていた路線と、全く違う線だったので謎な点も多いが...、

まあ絶対これなので、見つかってよかった。

 

めでたしめでたし。

と思いきや、
しかし、なんだか妙に損をした気持ちになった出来事が。

行きがけ、上野までっていつもJRを使うので
メトロでなくJRを使ったら運賃は帰ってこなかった。
「そりゃあそうだろう」と旦那に言われる。うぐぐ...。

帰りも、帰りの分をその遺失物の係りのおじさんが
手書きで切符を書いてくれるのだけど、これまたついJRを使ってしまった。
そしたら、その紙は使えなかった。
(よくわかんなかったから乗るときちゃんとJR上野駅の駅員さんに聞いたのに...
降車駅で「これメトロ用じゃん!」って怒られた。ぐすん。)



市原に事務室の丸椅子で待機するように言われた時間考えたこと。
身の回りの落としそうな物に発信機つけたいところだけど、
あまり現実的じゃ無いよなあと思い、閃きました。

写真撮っとこう。
そしたらどんな物を落としたのか聞かれた時に確実!
ナイス・アイディア( ̄▽ ̄)

まあ、落とさないのが1番なのは、
知ってはいるんですよ。
落とさない人はわからないだろうけど...。

 

先週の日曜日、私は偽名を使って、汐留にある高級ホテル、
コンラッド東京の35階にあるスイートルームに泊まっていた。

72㎡。
テレビもトイレも二個ずつ(風呂のテレビも入れると3つ)。
風呂にはゴム製のおもちゃのあひるちゃんまで、
全て揃ってる。
眼下には浜離宮庭園と東京湾、レインボーブリッジ。

かなりセレブな空間だ。

部屋に備え付けのフリスクは600円、スニッカーズが500円。
戦争に負けてインフレが起こってるかのような値段設定で
目玉飛び出そう。

とまあ何故私のような一般人が
偽名を使いこんなところにいるのかと言うと、
何の事は無い、ゴージャスなお友達が急遽その部屋をキャンセルすることになったので、勿体無いからとプレゼントされたのだった。
どうもありがとう!
(確かに代金を全額払いながらも泊まらないのは勿体無い空間だった。)


都内に住んでいるのに、
都内の高級ホテルに泊まる事なんて、そうそうない。
貴重で面白い時間だった。


他人になり切るのもなかなか面白いじゃないかと、
彼女の名を借りてチェックインしたのだが、
(テスト前の高校生のように、直前でスラスラと書けるように
住所も電話番号も丸暗記していた。)
フロント嬢の「クレジットカードを見せていただけますか?」
に器用な嘘がつけず、しどろもどろになり、
やすやすと正体をバラしてしまう。

つくづく嘘をつけない性分だ。
長所であり、欠点でもある。

フロント嬢は「そういうことだったのですか」と笑顔になり、
「それは羨ましいですね。私も都内に住んでいますが、そうそう都内のホテルに泊まる機会はないですものね。勉強の為に泊まってみたいとは思うのですが。」と感じが良い。

友人が、スイートルームに泊まるとついてくるコンラッドベアという

ぬいぐるみを楽しみにしていたことを告げると、
「ではそのご友人の分も準備しましょう」と嬉しいサービスを!

コンラッドのサービスには終始感心しっぱなしであった。

特に驚いたサービスは下記の3つだ。
・エレベーターに乗っているとき、
最後に乗ってきた恰幅のいい外人さん2人が入ろうとして、
おそらく定員オーバーだったのだが、ブザーがならないように
設定されていたのだろう、「ドアが閉まらない」
というやや回りくどい表現で定員オーバーを教えていた。
おくゆかしい!

・朝食のフルーツが変わった形状だったので、
なんだろうこの形は...と不思議に思っていたら、
食べる時に分かりました。
ものすごい食べやすい形にカットされていたのですな!
ここは魔法の国なんだ...
と窓の外を見てぼーっとなった。

勿論朝食の豪華ぶりは半端ではない。


・最上階の37階にラウンジがあるようだったので、
まあこういう機会もそうそうあるまい、
いっちょカクテルでも飲むかと夜一人で見に行った。

(旦那はこんなとこまで来て、コンビニで買ったハーゲンダッツを貪り、
靴下を窓枠に置いてテレビ見てパズドラをしていたので
「家にいるのと同じじゃん!」と叱責しておいた。
しかしゴルゴ13、スナイパーごっこにはなかなかのセンスを感じた。
だてにいつもネットゲームで銃かまえてないな...。)

するとそのラウンジはどうやらVIP専用の空間であるらしかった。
当然VIPでもなんでもないので、諦めて帰ろうとしたのだが、
「十時までならよろしいですよ」と席を勧めてくれた。

大きなマグカップに紅茶、クッキーやチョコレートまで持って来てくれた。
ああ、今ここにいるべきじゃない人間が紛れ込んでるよ、
と思いながら、持ってきたクマと紅茶を飲み干した。(いろいろと痛い。)


今まで泊まったホテルで1番ひどかったのは、
名前は伏せるけど福岡のホテルで、
そこのひどさと言ったら、これまた笑っちゃうレベルなんだけど、
(壁当然うすい、冷蔵庫が嵌ってない、時計ぶっ壊れてる。etc)
この部屋との落差が面白〜い!

人生、経験だからいいものも悪いものも色々と経験して
楽しむのって大事かもね。

と、35階のスイートルームから見えていた
浜離宮庭園を翌日のんびり散歩しながら思った。


line stamp

昨日から猛烈な勢いでラインのスタンプを作った。

2種類。

白黒とカラーのと。

 

40種類必要なので、

結構大変。ネタも尽きる。

 

審査に時間がかかるらしいので、

すぐには販売出来ないし...、

っていうかそもそも審査で落ちたら販売もできないけど。

 

どんなもんかお試し...という感じです。

ちょっと使ってみたい。

お茶

ちょっと前だけど、

友達が東京に遊びに来たので、

一緒に表参道のお茶の専門店に行きました。

 

ごはんもお茶も美味しかった。

 

そこで出されたお茶は、うちのおばあちゃんが丁寧に淹れてくれた

美味しいお茶の味がして懐かしかった。

 

おばあちゃん、今年のはじめに会いに行ったら、

ニコニコしてたけど、ついに孫の顔が認識出来なくなってた。

 

「ああ...ついにだなあ」と思ってうんうん話し聞いてたら

隣でお母さんが「真理ちゃん、泣くのもうやめなさい」と言う。

ひたすら涙が出ていた。

でもおばあちゃんが元気ならまあいいかと思った。

 

で、そのお茶は買わなかったのだけど、(めっちゃ高いから)

近所のスーパーで割と高額な緑茶を思い切って買った。

友達の旦那さんが「高いお茶はどんな風に淹れても美味しい」と言っていたので。

 

でも、あの味に近づけない!!

淹れ方多少工夫してみたんだけど...

 

どうやったらあのおばあちゃんのお茶の味が出るんだろうなあ。

 

 

 

 

地震

今朝、東京で結構大きな地震がありました。

このへんは4度くらいだったのかな。

結構大きく長く揺れました。

 

朝の5時18分だったので、まだ布団の中にいたけど、

結構激しい揺れにびっくりして飛び起きました。

 

ぱっと窓を開けて外を見たら、

外には誰もいないけど、電柱がギシギシと揺れていたので

”大地が揺れている”感じ。

 

テレビでインタビュー受けていた人は「横揺れ」って言ってたけども、

私の実感としては大型トラックが一階で飛び跳ねているような、

トランポリンみたいな縦揺れに感じたけどなあ...

ズンズンズンズンと不思議にリズミカルでした。

 

まあ、久々の大きな地震でした。

ゴールデンウィーク中、大体天気も良く、

良い日和だったのに、今朝は雨だし地震だし、

なんだかねえ...

 

 

ウォルト・ディズニーの約束

本当はアカデミー賞作品賞の”それでも夜は明ける”を見ようと思っていたのだけど、本編が開始して20分経っていたので、入場できず、

タイミングの良かった”ウォルト・ディズニーの約束”を見た。

 

案外重い話だったので、見終わってロビーに出ようとした時、

近くに座っていたギャルが、隣の彼らしき人に「暗かったねー!」と言っているのが聞こえてくるくらいでした。

 

「ディズニーだから、ファンタジックな話なんだろう」と思って見たら、

そういう風な感想になっちゃうかも。

 

私はというと終始泣きっぱなし。

もう、オープニングのヤシの木と空のシーンから。

(↑ここで泣くのはさすがにおかしいのだが。)

 

現実的すぎる...。

 

でも夢や空想、ファンタジーが産まれるのって、

絶対背景にそういう辛い出来事があるんだよなあ、

ある意味、必要不可欠なんだよねえ、と思った。

 

映画の内容は、

メリー・ポピンズの原作者である気難しい女性に

ウォルト・ディズニーがなんとかして一緒に”メリー・ポピンズ”を作りたいって平身低頭お願いするのだけど、もうその女性は頑として周囲と歩調を合わせないので、映画作りは難航して...という話。

 

どれぐらい気難しいかって、ディズニーが彼女を喜ばせようとぬいぐるみとかをホテルの部屋中に飾っても「こんなもの嫌いよ!」ってさっさと捨てちゃうくらい。いっそ清々しいかも。アニメも大嫌い!怒ってばっかり。

 

 

その現在の話に平行して、彼女の子供時代の父親との思い出のシーンが

細かく描かれます。

空想好きの父と楽しく遊んだ幼少期。

でもお父さんは娘には優しいんだけど、仕事の方はうまくいかず、だんだんと酒浸りになり、ついには病気になってしまう。

 

そんな父を見てお母さんもだんだん弱ってきて、

自殺未遂に走ってしまって、それを発見、食い止めようとする幼少時代の原作者。

 

そんな危機的な状況の家を救うべく家に現れたのが、

メリー・ポピンズのモデルになる家政婦さん。

(まあ登場シーンはほんのちょっとだけど)

 

ウォルト・ディズニーの方も幼少期にいろいろと辛い思いを抱えて生きて来たそうで、「一日も思い出さない日はない」と、映画完成直前、2人がいろいろと分かり合うシーンは感動です。

 

現実が辛い分、夢のある世界が思い描けるんだよなあ、と。

 

ただまあ、残念なのは私が未だメリー・ポピンズを見てないこと。

見なくては...。

 

コサージュ

前述の本を見て作ってるコサージュ。

布は家にあったやつ(捨てる服など)。

裏っかわのパーツはネットで激安購入。

一個50円とか。

元手がほとんどかかってない。

 

先月お姉ちゃんの家にしばらく泊まってたら、

お姉ちゃんもなんかミシンでいろいろ作っているようだった。

 

子供の頃から割と手芸好きの姉妹でした。

出来上がった時が楽しいんだよね。

 

お姉ちゃんと私の違いは、

お姉ちゃんは、道具を一気にごそっと買うので、

初期投資がすごそう。

はじめる前に関連本を買うらしいのは、

多分父の影響である。

 

図書館

ここんところ、日々いろんな所に行ったり人に会ったり

物を作ったりしていた割に更新をしていなかった...。

絵も全然描いてなかった。いかんいかん。

これからがんばりまーす。

 

ところで今、本が全然売れないらしいですね。

理由の一つに、「図書館の利用者が増えているから」があるらしい。

 

うんうん、図書館便利だからね。

買うか買わないか迷うような本は図書館で借りたらいいと思うし。

 

あと意外と本屋で見ないような本とかが置いてあったりして、面白い。

こないだ久しぶりに近所の図書館に行ったので、

面白そうなのひょいひょい手元に重ねてたら

気がついたら手に15冊くらい山盛りに持ってて、

自分でびっくりしました。

 

何冊まで借りれるんですか?って職員さんに聞いたら、

5冊と言われたので、泣く泣く削りました。

 

席に座って、パラ読みなのに号泣したりして

相変わらず不審者だけども、なんとか借りて帰る本を決めた。

 

●世界の奇妙な生き物図鑑(サー・ピルキントン・スマイズ著)

お、面白い...!

文体もアメリカンジョーク満載でいちいちくまなく面白いし、

(深夜のテンションだと思う。日中書いてる文なのかなあ?)

本の作り自体凝ってる。

地球にはいろんな生物がいるんだなあ、と感動します。

 

●死体はみんな生きている(メアリー・ローチ著)

ミステリーっぽいタイトルだけど、別にそういうわけでなく、

死体を生かした様々な実験の本。ジャンル的には科学かな?

タブーっぽい内容で興味深い。

ギロチンで切り落とした人間の頭での実験とかね。

大概こういうのは表紙の雰囲気が小説っぽくていい感じだったりして

手に取ります。

 

●お友達からお願いします(三浦しをん著)

久々のしをんエッセイだ〜わくわく。と思って借りたら、

なんかすっかり人気作家になったせい?なのか、

やけに本が汚い...!何で本をこんなに汚しちゃうわけよ!

と思うくらいわざわざ誰かが毎ページ汚している。

なんかの種みたいなのも挟み込まれてて、

そっちが気になって読書に集中できないじゃないか...。

 

内容は、今までのエッセイよりもちょっと真面目なページが多い。

以前からのくだらない爆笑系エッセイが好きだけど、

まあすっかり有名になってしまい、

新聞等に載せたエッセイらしいのでしゃーないか。

でも相変わらずやっぱり彼女の日常の考え過ぎ具合、マニアック具合は愉快。

 

小説っぽいのは図書館でばば〜っと読んでその場で満喫したので、

あと二冊はおうちでハンドメイドする為に借りた物作りの本。

 

●村上千歳の手縫い雑貨(村上千歳著)

この本を見て、今コサージュ作りにはまって、

じゃんじゃん作ってしまっています。

簡単で、超ど級に不器用な私でもなんとか作れる。

難しそうなページは、無視。

 

●はかりいらずの混ぜて焼くだけおやつ(飯塚有紀子著)

うちにはかりがないのと、そろそろ食べなきゃやばそうなバナナがあったので、マフィンにでもしようと借りました。

うーん、イマイチのし上がり...多分分量きちっとしなかったからだなあ。

というわけで、やっぱり計りは必要だな、と買うことにしました。

 

無料で世界が広がる図書館はとても便利なのだけど、

まあ本が売れないのは、あんまりいい事でもないよね。

本が売れないと、新しくその分野にお金かけなくなっちゃうのが

悲しいよね〜。

 

まあ、これまで通り本気で読みたいやつは定期的に本屋で買おう。

ブックオフも図書館も、今後も利用していくけども。

 

 

 

女のいない男たち

そろそろ発売されるなあ、
村上春樹の新刊。
と思って二三日前から微妙にそわそわしていたのだ。
(ミーハーだなあ。)

で、さっき買って来ました。わーい。

私は、村上春樹は長編より短編派なのです。

ゆっくり読もうと思ってるけど、
待ちきれず、帰り道のドトールで一話目を読んで来ちゃった。

面白かった。
今回の短編集のテーマは、
タイトル通りの「女のいない男たち」だそうです。

どんな気持ちで読んでるかと言うと、
子供の頃の、”世にも奇妙な物語”を心待ちにしていたような
気分でその世界を味わってるかなあ。

春樹さんの小説って、
どこかしらなんか不思議な人物や設定、小物が出てくるじゃないですか。
ちょっとバラバラな組み合わせ。
でもなんかリアリティがあると言うか。

月並みな表現ですが、
いろんな物事や人を、
黙ってじっくり観察しているのだなあ、
と思う。

で、まあじっくり読もうと思います。
(パーっと読まないようにしなきゃ。)

最近見に行った映画

”ゼロ・グラヴィティ”

話題だったので、一応3Dで。
うーん、怖面白かった~!!

新感覚パニックアクションではないか?と思うような、
見ている間中、ハラハラドキドキ盛りだくさん。
映画だから生きてるけど、
現実だったら絶対死んどるわ...
宇宙飛行士になれそうもなくて良かった。

子供の頃見てたらトラウマになっていたかもしれない。
真っ暗闇、酸素が無くなって行く、破片が降ってくる....

主人公が女性ってとこも、うまい。


”アナと雪の女王”

ミーハーな映画しか最近見てないなあ。
しかしものすごいヒットしてるみたいですね。

字幕で見たんだけど、
吹き替えの3D見ればよかったかなあ...

何と言っても秀逸なのが、
氷と雪の表現!
CGの進化はどこまで進むのだ。

ミュージカルだから、
意味不明に登場人物たちが突然歌い出して
ちょっとギョッとするし、
展開早すぎて二時間にストーリー
凝縮させてる感もあるけど、
綺麗で面白いよ。

特にCMでも使われる
レリゴー♪のシーン、
良かった。

真面目でストイックなお姉ちゃんが、
魔法がバレないように城でひっそりと
暮らしているんだけど、
この曲の時、いろいろ吹っ切れるのです。

銀世界が綺麗なので、
珍しく東京に雪が降り積もった日に見たら、
より一層楽しめたんじゃないかなあ。

外はもう桜も散っちゃって春。
季節がずれてて若干勿体無い。

盛り塩

こないだラジオ聞いてたら、
たまたまゲストで出てた女性誌の編集者のマイブーム(?)ーというか
続けてる自分の良い習慣って言うのがありまして、
その中の一つが盛り塩だった。
(他はフルーツを食べる、たくさん歩く、とまあ普通の内容だった。)

番組の聞き役の女性もプッとウケてたんだけど、
特に盛り塩の話題を広げるでもなく...

その番組を聞いたのは数週間前なんだけど、
ちょっとうちでもやってみようかな、とふと思い立ち、
やり方を調べて今実験的に自宅でも盛り塩してます。
玄関の脇に、小さい塩の山を両側に置くだけ。

三日くらいで捨てるか替えるかした方がいいらしい。

もうすぐ三日目だけど、
特に何の変化もありません。

何の変化もないのが、
いい事なのかなあ?

レースの手袋

新宿マルイで黒いレースの手袋を買って
(ポイントが溜まっていたので実質0円で買えた)
帰りがけに電車で開けて速攻使っちゃう自分。

家に着いて、ドアの前でポケットから鍵を出そうとしたら、
コートのポケットに予想外のマジックテープがついており、
そこにバッチリくっついてしまう。左手と服が固定されてしまう。

ゴキブリほいほいにはまったゴキブリの気分。

うかつ。。。


冷静に引き剥がそうとするが、
無念にも一部ピーっと伝染してしまう。

寿命がわずか20分くらいだった...。
うう、切ない。