第一回授業を終えて

鈴木成一さんの装丁イラストレーション塾、
第一回の授業を受けて来ました。

前日はまるで遠足に行くみたいに、
諸々の準備をして寝ました。
でも緊張してなんだかうまく寝付けなかった…(豆腐メンタル...)
授業を受ける事自体が久しぶりでドキドキというか。

会場は下北沢の本屋さんB&B。
何か聞いたことある!と思ったら、
以前ネットで記事を読んだことがある
ビールを飲みながら店内をうろうろできる本屋さんでした。
(授業だからさすがに飲まなかったけど。)

いきなり目の前に鈴木成一さんいて
びっくりしたけど、素知らぬ感じで
授業は相変わらず真正面の最前列で受講。
(一度この場所に慣れると、端でなんて受けれなくなる。)

生徒は全部で28名だそうで、
当然そうだけど、知らない人ばかり。
男女比は女性が7割くらいかな。
年齢は、皆さん30代〜40代前後な感じでした。
絵描いてる人って本当に多いなあ!
でもまあ、絵に年齢関係ないしね。

ランダムに一人ずつ名前を呼ばれ(ひい〜)、
中央の大きなホワイトボードに
自分の課題作品を貼り出される。

どこまで書いていいのかわからないけど、
これから発売予定である課題原稿は3種類。
女性向け翻訳小説(エロいコメディ)、某女流作家のエッセイ(シリアスでストイック)、
哲学系自己啓発本(さらっと読みやすい自伝?)、と方向性が
みーんなバラバラ!かなり対極に位置してます。

この中から選んで、2種類か3種類のイラストを描きます。

それを鈴木成一さんが一つ一つ講評していく、という授業です。

ご本人がポートフォリオ見て選んだという28名の生徒だけど、
みんなすごい個性がバラバラで、
あえていろんな人を選んだんだな〜と思いました。

短い時間ながら、鈴木さんの回答が的確で、
ふむふむなるほど、とメモが進む。

絵を描いてると、どうしても絵と自分の距離が近くなりすぎて、
装画として求められてるものが見えなくなりがちだけど、
装丁家は、あえてそれを俯瞰して見てくれている感じです。

勉強になるわ〜

今回学んだのはこういう事です。

・単なる説明に終始しているのは、挿画であって装画ではない。
・タイトルと絵の間にちょっとズレがあるというか、ひっかかりを持たせて欲しい。
・↑これがありすぎるとそれはそれで違和感
・小説向き/エッセイ/自己啓発本・・・それぞれの雰囲気に合わせないといけない。
・リアルに描きすぎると、あら探ししたくなっちゃう
・装丁は、著者と読者をつなげる郵便屋さんのようなもの。(←うーん、名言!!)

今週末、第二回です。

どきどきわくわく。