五色の舟

今、マイブームの漫画!!
近藤ようこさんの、五色の舟。
メディア芸術祭で、漫画部門、大賞に輝いた力作。

もともと全然知らなかったけど、
会場に生原稿が4話分まで貼られていて、
食い入るように読んだ。

戦時中の見世物小屋の一行の一人の少年が、主人公。
未来を予言するという、”くだん”という生き物を、
そもそも実在するのかどうかわからないのに、
仲間にくわえようと一行は旅にでる。

現代にこんな漫画があるんだ…
放心状態になります。

早速ビレバンで入手!!
噛み締めるように読みたいが、
すごい勢いで読んでしまう。
ので、読み終わってすぐに連続で二回目を読む。

うーむ、深いなあ…
頭の中の宇宙が広がる感じだ…

ハマるとすぐこうなんだけど、
原作も買って来ました。(津原泰水著"11eleven"という短編集)

もともと津原泰水さんの短編を読んだ近藤ようこさんが、
是非漫画にしたい、というたっての希望で漫画化したらしく、
原作にほとんど手を加えず、そのままをイメージ化しているので、
小説だとさらに詳細知れるのかというと、そういうことはない。
むしろ漫画の方が詳しい。

漫画のクオリティが素晴らしい...。

うーん、くだん…
次元とかね、時間軸とか、そういうSFチックな話でもある。
最近ふとした時についつい"くだん"がいたら...と考えてしまいます。

それはどんな世界なんだろう。