雑誌に載っていた”チョコレート辞典”というチョコレートに興味を持ち、
(辞書、辞典の類に弱いのである)それを売っている”LT shop”という店の、
場所を調べて行ってみた。
駅は外苑前だったが、ちょっと複雑な場所にあった。
古いアパートの二階の中程に、こぢんまりしたお店を発見。
お店の女性も「何かで調べて来て下さったんですか?」と
いろいろと眺めている私に話しかけてくれた。
多分、偶然このお店に入る人は相当稀なのだろう。
てっきりチョコレート専門のお店なんだろうと思い込んでいたら、
なんと”リトアニア(!)”の雑貨専門のお店だった。
日本人にはまだなじみの薄い国だと思うけど、
お店の主人であるその女性と話していたら、
だんだん私もリトアニアに興味を持ってきた。
そんな国があったのねえ。
雑貨は、とても素朴な感じ。
お店は昨年の11月にオープンしたばかりで、
月ごとに、メインで売る物を衣料だったり工芸品だったりに変えるそう。
なので、今月がたまたまチョコレートってだけでいつもチョコレートフェアおWしているわけじゃないそうだ。
でもこのチョコレート辞典、ハンドメイドで豆の選定から板にするところまで作り手が行っていて、本格的なのだ。
名前が辞典なのは、本の形になっているというより、その全八種類が揃ったセットになっている為、らしい。でももともと美大出身だという店主の女性が、
パッケージやら冊子やら内装、多分お店のほとんどをプロデュースしてるんだろうけどとてもセンスがいいのです。THE!センス!
お店の人と話していたら、後から女性が入って来て、
「どれがおすすめの味ですか?」と質問。
店主さんが丁寧に詳しく話してくれるので(ええ人やなあ)、
たまたまお金を支払う直前だった私も含めて
チョコレート試食会が始まった。ラッキー。
彼女は何かの折にここのチョコレートを食べる機会があり、
その見た目が印象に残ったそう。
「普通板チョコって、割る為の溝が格子状に入ってるけど、ここのは真っ平らな上にデザインがあるから、それが気に入ったの」
帰り際、ある事に気付く。
「お店の名前..."LT shop"のLTって、”リトアニア(lithuania)”の略称なんですね」
「そうなんです。でもそれって日本(japan)の雑貨を売ってる”JP shop”って事だから、どうなんだろう...と最近思ってまして」
とちょっと困った笑顔の店主さん。
LTって言うのを見てリトアニアってすぐ思いつく人まだ日本にそんなにいないと思います!