エッセイ

昨日図書館でよしもとばななの2009年のエッセイとレイ・ブラッドベリの短編集を借りて来た。

 

ブラッドベリは旅行中じっくり読むとして、

私って本当エッセイだけは読み出すと止まらない。

ぱらりと読み出すと、ぐいぐいぐいぐいぐい...集中してぎゅーっと一気に読んでしまう。

順番もバラバラに、開いて面白かったところから。

人によってはそれは推理小説だったりSFだったりするんだろうな。

 

私はそれがダントツエッセイなんだよなあ。

 

「エッセイ」と言うと思い出すのが

中学一年生の最初の国語の授業。

 

先生に「皆さんはどんなジャンルの本を読みますか?」と聞かれ

他の人がどんなの読んでたのかは覚えてないけど、

私は当時さくらももこのエッセイにはまっていたので

「エッセイです」と答えたら、

学年で一番顔立ちがとても綺麗な松成君が

「先生、エッセイって何ですか」とわざわざ手を挙げて質問したのを思い出すなあ。

 

松成君は日本人なのに本当に外国人の子役のように綺麗でしかもテニス部だったし

女子からの人気も相当なものだったのだろう、と思うが

そういう容貌の人間のご多分に漏れず、

性格がものすごい悪い(というか辛辣?)、

という漫画のキャラクターのような人間だった。

 

ので、私は苦手でなるべく近づかないようにしていたのだった。

というか人間全般ほとんど苦手だったのではあるが。

(女子のお友達は多かった。

そして学年で一番頭が良いちょっと女子っぽいキャラの坂本にいつも絡まれていていつも昼休みになると何故か走って逃げねばならない毎日だった。多分超怖い社会の先生の似顔絵をノートに書いてるのを見られたからだろう。

あと学年で一番ワルの安藤とも何故か科学の授業中に絡まれ喧嘩になって先生も出て来て

全面戦争みたいになった時期もあったな...

学級崩壊しまくりだったし、美術部で王様ゲームばっかしてたし。

もう中学校の事を思い出すのはやめよう。

大体それらの人間が読んでない前提でこれ書いてるし。)

 

松成君思い出したら、

もう一人彼と仲が良かったあの人、、、名前なんだっけ

(失礼。でもその人がやたらB’zのファンだったのは覚えてるなあ)、

その人とたまたま商店街のCDショップで出くわした時、

別に「よっ」とか挨拶するような間柄でもなく、

多分お互い「ああ、クラスメイトのあの人だ...」という微妙な距離感の中、

ふっと自分の服装について、気付いてしまった。

 

「この白いワンピース、パンツめっちゃ透けとる!!」

 

すごい勢いで逃げ帰りました。

 

なんか、中学生の生活や感覚って微妙だ...。

中学時代にだけは戻りたくないなあ。

 

エッセイだけは、読むの好きだった。