京都編ー清水寺の凶ー

清水寺の桜は、まだあんまり咲いていなかった。
見頃は来週らしいのだが、
だいぶ暖かくなって来た事と、春休みというのが
重なって、観光客はずいぶんと多かった。

外人も、学生も、着物の人もいる。

旦那がおみくじを引きたがったので、着物の外人に混じって列に並ぶ。筒をひっくり返して、中に入ってた棒の先に書かれた番号に従い、おばさんが引き出しから運勢が書かれた紙を出すタイプのおみくじ。

ひっくり返して降ったら、床に棒が落っこちた。
そして、おばさんに番号を伝え、出して貰った紙を見たとき、
なんとなく「やっぱな、、、」と思った。

凶。

いろんな事書いてるけど、一つとして縁起のいい事は書かれていない。一切のフォロー無しで、喪黒福造に「あんた、明日死にますよ。ドーン!!」と言われたような気分だ。あがあが。

これ書いた人、この紙にこんだけ悪事を書き連ねる時の気分はどうだったろうよお。

おい、さぞ楽しかったんだろうなあ〜〜〜〜
(ひっひっひ、失せ物出ず、待ち人来らず、縁談わろし、、、と。まだまだあるぞ〜。これを引いたやつの顔面は蒼白に違いない、とかってイキイキと書いたに違いない。

「はい、この凶は今日二千枚コピーして、と。」)


まあ、今の私にしっくりくるわい、と思っていたら、旦那の方がドン引きであった。
ちなみに夫は吉。あー君の一年はそうなりそうだね〜と言った感じの納得の内容であった。

「何だった〜?」
「ん、吉ー。」
「わあ、リアルに手堅いいい事書いてんねえ」
「いやー小規模だよ。そっちは何だったの〜」
「ん、凶。すんげえ事書いてる。」
「ええっ、、、(-。-;」

その後も「気にしちゃ駄目だよ」と数回フォローされる。
(なんていいやつ、、、私だったら凶引いた人間が失敗する度に
「いやーなんせお前凶だもんな(^-^)/よっ凶!!」と言いそうだ)

こちらに帰って来た次の日、昼頃旦那が勤務時間中に電話をかけて来て、
何かと思ったら
「ネットで調べたらね、清水寺って凶のおみくじよく出るんだって。
一杯引いた人いるみたいだから、気にしちゃ駄目だよ。」
と再三言われた。
 

 

どーやったらこんな人間になるのだろう、、、。

うちの家族に見せたとしたら、
「凶(笑)!!」「おーレアじゃん」「逆にいいんじゃん?」「へえ。」
くらいだろな。(森永家はいつだって不謹慎)そんで一時間後には誰も覚えてない、、、。
仮に大吉だったとして、面白くないので誰もつっ込まず、スルーで終わりそう。


おみくじは清水寺の境内の木には結ばないで下さいと書かれていたので、そのまま持って帰って来た。
あまりの内容に、せっかくだからホームページに載せようかなーww
と言ったら旦那に「凶が感染するからやめな〜。近所の神社に結びに行っておいで」と言われた。

そんなホラー映画みたいな、、、事ってあんのかあ?

 

※さっき近所の神社に結んで来たんだけど、結ぶ前に最後にもっかい見ておこうと思い、見たら、100%極悪という程でもなく、10%くらいはいい事書いていた。

他の結ばれてるおみくじ勝手に覗き見たら、そっちのがよっぽどリアルに嫌な事が書かれていた。うーん。境内の桜が綺麗でした。