図書館にて

昨日図書館に本を返しに行ったら、

月末休館日とやらで閉まっていたので、

今日再び雨の中歩いて行った。

 

いつもの本館ではなく、

子供図書館の方でしばらく外国の絵本を見ていたんだけど、

その時こう思った。

 

「ああ、背表紙が一番わくわくするんだな」

 

あの一センチとかそこらの隙間のタイトルの一行が、

本と我々が一番最初に接するところで、そこで掴んだあと、

表紙を見て

「あ、、、イメージと違った」となり、

その後中身を見てまた

「違った、、、」となるのだった。

 

背表紙であれこれイメージしちゃうんだろうね。

 

無意識で惹かれる背表紙は、

表紙を確認したのを忘れて、

つい何度もつまみ出してしまう。

 

本屋だと平積みで表紙がバーンと見えるから、

そういう「背表紙と中身の印象のずれ」はない。

 

今日読んだ中で一番面白かった外国の絵本は

”paper bag princess”(たしかそんなタイトルだった。)

 

城にドラゴンが現れて婚約中の王子がさらわれてしまい、

綺麗なドレスがボロボロに焼けこげちゃった姫は

その場にあった紙袋を服にして、

ドラゴンを追跡、戦いを挑み、ついに勝って王子を助け出すのだけど

そこで救い出した王子が一言。

王子「何その格好、ボロボロじゃん(要約)」

姫「あなたは全く綺麗な格好してるのね(要約)

 

結局、二人は結婚しませんでした。という話。

シュールなファンタジーにウケた。

 

借りたかった本が貸し出し中だったので、

ディケンズの短編が入った短編集を借りた。

 

先日、”ヒア・アフター”を見ていて

(久々に見たけど良かった〜、ただあの津波のシーンはトラウマの人々がきっとたくさんいるだろうな、、、)

初回に見た時は気に留めなかったけど、

マット・デイモン扮する主人公が

ディケンズファンなのですね。

アメリカからイギリスまで、彼の生家にまで行ってしまう。

 

ディケンズは今まで読んだ事なかったけど、

村上春樹作品の中でもちょこちょこ出て来るので、

なんか気になりだした、、、という訳で試しに借りて来た次第。

 

ディケンズ気になりつつ、

ブロンテ三姉妹、ラドヤード・キップリングも気になる今日このごろ。

(映画でちょろっと知らない作家名が出てくると、

一体どんな話なのか無性に気になるのだった。)