今さっきショッキングな光景を見てしまった。
買い物の帰り道、私は自転車の左ハンドルにスーパーの袋を下げていた。
横断歩道を渡っていたら、何かの拍子にその袋がひょいっと
前輪のスポークの中に飛び込んだ!
そしてパックごと破裂。
中から真っ白な牛乳が黒いアスファルトにどばどば滝のように流れ落ちていく。
まるで牛乳の飛び込み自殺のようだ。
前方には女の子二人組が丁度横断歩道を渡り終えようとしていたところ。
後ろから私の「キャー」と悲鳴が聞こえて、当然二人は振り向き、
その見慣れない光景をじっと見ていた。
私は、二秒くらい混乱してキャーキャー言いながら、
三秒後くらいに落ち着いて自転車を歩道まで押し進めた。
渡ったところで、しばらくの間、
いまだその白い流れを止めない袋と、
さっきアスファルト上に急遽出現した白い池を交互に見ていた。
うーん、、、。
こういう時。
「あまり見れない物が見れて良かったなあ」と素で思うのだった。
普段買わないメーカーの牛乳で美味しそうだったから、
残念ではあるのだけど。
牛乳まみれの自転車も、なかなかにレアな光景であった。