アプリコンテスト

昨日、九工大でのアプリコンテストは無事終了した。
結果、夫は残念ながら入賞ならず。

しかし、1時から始まり
視聴挨拶、審査員紹介、エントリー作品発表、
LINEの会社の人の講演、結果発表、出場者交流会(パーティー)
など、全てが終わったのは夜9時ごろという長さではあったが、
普段全く接さないような人々や彼らが作るアプリを見る事が出来て、
傍聴者ながら私は充分コンテストを楽しめた。

参加していたのは、個人やチームでアプリを作る、学生や素人、プロ、教授など様々な18組。
どんなアプリがエントリーされていたかと言うと、
まず、審査員である企業の出したお題に沿ったアプリ、
・書籍をダウンロードする人が増えるようなもの
・(飯塚市で有名な)カブト虫のゲームアプリ
・携帯を覗き見した方もされた方も笑えるアプリ
・今回のコンテスト開催地である飯塚のPRをするアプリ

など。
自由テーマもあり、そちらは何でも良い。

優勝したのは九大の教授をしているという人の飯塚PRアプリ。
プレゼンが強烈だったので、まさかグランプリを取るとは正直意外だった。

最初お面を被って登場し、独特のテンションで喋り、
最後、グランプリを取った後も、壇上でガンダムのセリフを一言叫んでいた(知らなかったんだけど)。

 

でも飯塚のPRになりそうということで選ばれたみたいです。

 

LINEのゲーム部門を統括されている事業部長の人の講演があり、

質問タイムもあったので、LINEを利用している私は前から少し気になっていた事を

質問することができた。

 

LINEのスタンプはいろんな種類が用意されているが、

いかにもありそうなワンピースのスタンプとかが意外とない。

マニアックな楳図かずおはあるのに何故。

マニアックなキャラクターのスタンプは結構多くて

「これ売れてんのかな?」と思う。

 

回答は

「スタンプの使用目的は『微妙な感情を表現するため』なので、

必ずしも有名なキャラクターである必要はないと思っています。

そして、現在スタンプの収益よりゲームでの収益の方が多い事と、

こちらから人気のあるキャラクターを持つ会社に営業する必要もなく、

むしろキャラクターを持っている側から『スタンプとして使用してくれ』との要請があるので、

そういったスタンプを作る必要がないのです。」だそう。

 

また、「自分で描いた絵をスタンプにする機能」などは出ないのか、と聞いたところ、

「それだとスタンプの収益がなくなってしまうので、今後も作らないと思う」

とのことでした。

 

事業部長自身、社内でのやり取りにLINEを使うものの、スタンプはほぼ使わないそうで、

案外そんなものなのだなあと思った。

講演はLINEの現状やユーザー数の推移など、とても分かりやすかった。

私はゲームはしないが、ゲーム人口ってやっぱり多いのだなあ、と思った。

 

最後の交流会では、アプリ作成マニアの学生と話した。

インターネット上の書籍販売アプリで受賞していたので、

てっきりたくさん本をダウンロードしているものなのだろうと思ったら

「全然本は読みません。一冊もダウンロードしたことはありません」と言うので

「えーそれで受賞かよ」と正直びっくりしたのだが、

世の中案外そんなもんですよね。

 

他にもいくつかアプリを作っていたので見せてもらったのだが、

完全に分野が違うので彼の話す単語が外国人のように

ちんぷんかんぷんだった。横文字が多すぎる。

外人の方がまだ何言ってるのかわかるかもしれない。

 

でもアプリのデザインのセンスも良かったので誰がやってるのか聞くと

「お金がないので全部自分で、しかも無料のデザインソフトでやってます」とのこと。

素晴らしいなあ。

先月も他のコンテストで受賞したらしい。

土日、平日全てアプリ作りに時間を費やす。

中身は一日で作れたりするので、デザインに多くの時間を使うらしい。

ほとんどデザイナーだなあ。

 

会場であるこの大学の生徒らしく、初めてここを訪れた我々は最後タクシー乗り場まで案内してもらった。

「僕は財布を忘れたのでここから4、50分歩いて帰ります」と消えようとしたが、

方向が同じだったので旦那と三人で乗って駅までいった。

お礼はアプリを無料でダウンロード出来るコードをメールで送ってくれた。

 

さすがどこまでもアプリ、、、。

 

Twitterの彼のつぶやきを見たら、

受賞して会社にもらったゲームを「誰かいらんか」と、さっそく横流ししていた。

おいおい、、、まあこれぞ大学生だよなあ。