南極料理人

以前何かのDVDを借りた時に、予告編で見てちょっと気になった
南極料理人という映画を見た。

これが久々の自分的大ヒット。
私は動揺すると口元を触る癖があるけど、
終始両手を口に当て、爆笑。

話の内容は、南極の調査隊七人の日常生活。
主人公は堺雅人扮する料理人。
他に七人の気象や医療、その他もろもろの担当のおじさん達と
共同生活を営みながら、彼らに料理を振る舞う。
当初、結構シリアスなのを想像してたら、
全然、超ゆるい。
このゆるすぎる会話の間が良い。

 


深夜にこっそり食べるカップラーメンが底を尽きて、
真剣に取り乱す所長とか、
一分740円もする国際電話を日本にしてるのに、
彼女にフラれてしまう最年少の若者が、
じゃあ他に気になる女の子のとこに行けよ、
とおじさん達に励まされて思い切って行くのが、
今までその国際電話をつなげてくれていた
オペレーターの女の子だったり。
前の隊の残した伊勢海老が見つかると、
まるごと巨大な海老フライにして失敗したり、
肉の塊にガソリンかけて丸焼きにして、
それを串刺しにして雪の平野を走ったりする。

そして、出てくるおじさん達は基本全員アホなので、
(そこがいいんだが)
裸で自転車に乗って外に出たりする。
気温はマイナス70度なのだが。(死ぬって)

見ながら「これは95点だなあ」と思って見てたけど、
見終わったら、「いや、これは100点だ!」に変更。

そして、これが私の実にかわいくないところだが、
素直に「あー面白かった」でいいのに、
「この映画の何が自分の心にヒットしたのかな」と分析。
アホなおじさん達が好きなのだろうか、、、?
(それは多分あるけども)

しばらく考えたが、結論。
「リアルで平凡な日常の映画」が好きなのだ。
いや、おじさん達もみんないい味だしてんだけど、
多分それがおじさんでなくとも、例えば赤血球とかでも
面白いんじゃないかな。

だから前日テレビでやってた洋画劇場のアバター見てても、
なんかぼんやりしてしまっていたのだな。
(超非日常。あれはあれでいいけど、ああいうのは映画館で見るべきだよね)